2014年10月29日水曜日

白樺峠タカ見企画

はじめまして。ブログ初投稿の、鳥班1年E藤です。
今回は9月27日に長野県の白樺峠で行ったタカ見企画の活動報告を行います。
参加メンバーはN先輩、I君、そしてE藤です。
9月下旬~10月中旬ごろは、サシバやハチクマなど、多くのタカが渡りをおこなう時期にあたります。
特に今回訪れた白樺峠は、渡りのタカが多くみられることで有名な場所なんです!初心者なのにこんなところに行けるなんて!!幸せすぎる!!
私たちは26日午後に早稲田を出発し、その日の夜は生物同好会のOBの方が所有している八蝗山荘に泊めていただき、翌日の朝出発して白樺峠へ向かいました。林道がナビに載っていなかったり、駐車場についてから道に迷ったり…紆余曲折ありましたが、11:00ごろ、なんとか白樺峠タカ見の広場に到着。(途中の林道ではカケスやアカリスが見られました。かわいい。)
駐車場付近では、エゾビタキやコガラなどの小鳥類が数多く観察できました。今度は朝早くから来て小鳥をじっくり見るのもいいかもしれない。駐車場横にある急な山道を登ると、ついにタカ見の広場です!このあたりはかつて牧場だったそうで、広場というよりはちょっとした草原に近い感じでした。マツムシソウという花がたくさん咲いていて、ハチやチョウも数多くみられました。虫も好きなので嬉しい。
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ミドリヒョウモン(背景の紫の花がマツムシソウです。きれいですね~)
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アサギマダラ(私の一番好きなチョウです。見られてよかった!)
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オオマルハナバチ(たぶん…!)
→訂正:正確にはクロマルハナバチだそうです。ご指摘くださったOBの方、ありがとうございます。
虫班のブログみたいになってしまいました(笑)そろそろ鳥に話を戻しましょう。白樺峠からはふもとの盆地がよく見えます。その手前の山からふわっとタカが姿を現し、徐々に高度を上げ、その後私たちの真上をすーーっと通過していきます。この日は同日に起きた御嶽山の噴火の影響もあったのか数はそう多くはなかったです。ですが多くのタカがかなり近くを通過してくれました!双眼鏡でもなんとか識別ができるくらい近かった!種類ではハチクマとノスリが多く、驚いたことにサシバは見られませんでした。
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ハチクマ雄成鳥(少し分かりにくいかもしれませんが尾羽に太い二本の黒帯があります。)
実は私は生物同好会に入ったころNHKの「ダーウィンが来た!」で見たことがきっかけでハチクマが大好きになったので、今回見られて感激しました!!
ハチクマは翼指が6枚、翼や尾羽の模様は一概には言えませんが雄成鳥>雌成鳥>幼鳥の順に不明瞭になっていきます。模様は個体差が多いため、識別は難しいですが見ていて面白いです。
ノスリはハチクマより一回り小さく、翼指が5枚、全体的にクリーム色で翼角と脇の暗色部がよく目立つので、初心者には比較的識別しやすい種だと思います。
他にはツミやトビなどの猛禽類が見られました~
猛禽類以外に見たもので特に印象的だったのは、ハリオアマツバメ!最近アニメ化した漫画「テラフォーマーズ」でも取り上げられ、最近ちょっと話題になっている鳥です。水平飛行速度が最も速い鳥で、私が見たのは10羽ほどの群れでしたが、とにかく速い!速い!!「あっ」という間に通り過ぎて行ってしまいます。双眼鏡に入れられればなんとか脇~下尾筒に白いV字模様があるのが分かる程度。胴体も太いですが、翼がとても長く(形がブーメランっぽい)、はばたきが力強い印象を受けました。いやぁ~かっこよかった。
この日は時間の関係で14:00には峠を降りました。たった三時間の滞在の割には多くの鳥を観察することができて大満足でした。来年もまた行きたいなぁ。
最後に、八蝗山荘を使わせてくださったOBの濱田さん、車を出してくれ、食事などの世話もしてくださったN先輩、今回写真を提供してくれたI君、ありがとうございました。
<今回観察できた鳥>
駐車場周辺:ゴジュウカラ、サメビタキ、ヒガラ、コガラ、ウグイス、カケス、ルリビタキ(声のみ)
タカ見の広場:サメビタキ、エゾビタキ、ツバメ、ウグイス、コガラ、ハシブトガラス、ドバト、ハチクマ、ノスリ、ツミ、トビ、ハリオアマツバメ

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