2019年3月25日月曜日

2019年度 新歓情報

※4/1に新歓企画を変更。
八丈島合宿は諸事情で中止になりました。申し訳ありません。

早稲田大学への入学が決まった皆さん、おめでとうございます!
当記事では早稲田大学生物同好会の新歓情報を紹介します。


新歓ブース説明会
4/1(月)〜4(木) 9:00〜17:00
@11号館2階のラウンジスペース内

※ここでは、現会員によるサークル紹介を行なっています。
対面式で色々と話を聞けるのでお気軽にお越しください!


 新歓コンパ前説明会
4/10(水) 18:30〜
 @学生会館W403
4/12(金) 18:30〜
 @学生会館W505 

※ここでは、各班の代表者などによるサークルの紹介や質疑応答を行います。
内容は新歓ブース説明会と重複する点も多いので、無理に来る必要はありません。
※学生会館は少し分かりにくい構造なので、迷ったら遠慮なくTwitterのDMなどでご連絡ください!

 新歓コンパ
4/10(水) 19:30〜 ※集合は19:00に学生会館E742
@モーモーパラダイス 高田馬場牧場
 4/12(金) 19:30〜 ※集合は19:00に学生会館E742
 @焼肉食べ放題 豚キ(トンキ)高田馬場
 4/14(日) 19:30〜
 @ゆであげパスタ&ピザ ラ・パウザ 高田馬場

 ※どのコンパ会場でも新入生の参加費は「0円」です!
※当サークルでは新歓コンパは年齢関係なくソフトドリンクのみを提供します。飲酒強要など一切ないのでご安心ください!
 ※新歓コンパ前説明会と新歓コンパは一連ですが、どちらかだけの参加でも構いません! 説明会orコンパへの参加希望の方はメール(waseda.sdk@gmail.com)TwitterのDM(@w_sdk)までご連絡ください。
 2年生以上やインカレの方ももちろん歓迎です!
質問なども気軽にどうぞ!


 そして現時点での新歓企画の予定です。
気になる企画をチェックしておきましょう!


虫班
4月初旬〜中旬 ゴミムシetc@栃木県
4月初旬〜中旬? スギカミキリ、イボタガ@埼玉県
4月初旬〜中旬? エゾヨツメ、イボタガ@東京都
4月初旬〜中旬 ヒラヤマコブハナカミキリ@東京都
4月初旬〜中旬 低地コルリ@山梨〜神奈川県
4月末〜5月初旬? マグソ、ゴミムシetc採集@神奈川県
5月初旬〜中旬 ベニバハナカミキリ採集@東京都
4/6(土)、7(日) ヒメギフチョウ遠征@長野
4/13(土)、14(日) ギフチョウ遠征
5/4(土)、5(日) ミヤマカラスアゲハ遠征@東京都

水班
4/7(日) 自然観察会@多摩川水系
4/14(日)水族館@葛西臨海水族館 ※新歓コンパ前
4/21(日) 釣り@西武園
5/11(土) 鳥班合同潮干狩り@三番瀬
5/18(土) 磯遊び@三崎口

鳥班
4/14(日) 鳥見@谷津干潟 ※新歓コンパ前
4/21(日) 鳥見@三宝寺
5/11(土) 水班合鳥見@三番瀬

両爬班
4/7(日) 両爬観察会@あきる野
4/21(日) カジカガエル観察@秋川
5/12(日) シュレーゲルアオガエル観察@あきる野
5/18(土)か19(日) 東京レプタイルズワールド@池袋

獣班
4/13(土) ムササビ観察@高尾
4/21(日) 動物公園@多摩動物公園

植物班
4/7(日) お花見@新宿御苑
4/21(日) イチゴ狩り@TOKYO STRAWBERRY PARK

※日程や内容は変更になる場合があります。 詳細は、随時新歓LINEで流れる企画アナウンスを確認するか、生物同好会公式アカウントにTwitterでDMやメール、または先輩に聞いてみてください。
 ※生き物が相手の企画なので、天候や発生条件などによって目的の生物が見れないことがあります。
※虫班の遠征は車中泊かネカフェ泊になります。


 企画活動や合宿の内容をもっと詳しく知りたい方は、当ホームページの過去記事や、生物同好会のTwitterアカウント(@w_sdk)の過去ツイートをご覧ください。
もっと詳しく知りたい方はぜひ新歓ブースやコンパへ!皆さんのご参加お待ちしてます! (外政 H.A.)

2019年3月7日木曜日

ワカサギ合宿2019 -1日目-

こんにちは!生物同好会です。2月初旬に、山中湖の方にワカサギ釣りへ行ってまいりましたので、遅くなりましたがその様子をご紹介したいと思います。

筆者は普段、虫班の方で活動しており、釣りの経験はほとんどありません。しかし、冬の湖の上でのワカサギ釣りは前々から一度やってみたいと思っており、今年ついに参加することができました。

 とはいえ、せっかく山梨まで来たのに、虫捕りをしないのは勿体ない。ということで、本来の合宿の行程は1日目観光、2日目ワカサギ釣り、3日目観光のはずなのですが、主催者の前水班長に我儘を通して頂き、筆者は別行動で、1日目虫捕り、2日目ワカサギ釣り、3日目虫捕りという行程でお送りしていきます。ちなみに虫捕りのメンバーは、筆者と同じように1日目に虫捕りをしてからワカサギ合宿に参戦するKと、虫捕りだけ参加してワカサギ合宿には来ないTの3人です。


さて、冬の虫捕りといっても様々ですが、今回の目的は樹上性のシジミチョウであるミドリシジミ族(通称ゼフィルス)の越冬卵です!ゼフィルスの採卵は、あまりメジャーなものではないかと思いますが、是非ともその魅力の一端だけでも知っていただければ幸いです。

1日目は山梨県西部でクロミドリシジミとオナガシジミの卵を狙いました。クロミドリシジミは一般的にクヌギの樹冠近くの枝に産卵すると言われていますが、クヌギの大木をすいすいと登る技量は筆者にはありません。そのため、今回は伐採済みのクヌギから卵を見つけ出す作戦です。

まずは、クヌギの伐採地をさがすところからスタートです。雑木林を歩いていると、クヌギではありませんが、オナガシジミの食べるオニグルミがまとまって生えているのを見つけました。枝を手繰り寄せると…

ありました!枝の表面べたべたと産まれています。中にはこんな卵塊も。

オナガシジミの卵塊


また、ウスタビガの繭も見つけました。

本来11月ごろに羽化する蛾ですが、羽化できずに残っていました。

枯れ木の中にポツンと鮮やかな緑色の繭がぶら下がっているため、よく目立ちます。

ウスタビガの繭


目標の一つを達成し、テンションMAX。

クロミドリシジミを狙うため、場所を移動しました。

クヌギの伐採地は案外すぐに見つかりました。ところが、予想はしいていたのですが積み上げられたクヌギの枝は、どれが樹冠の枝か全く分からず、手当たり次第に探すしかありません。

30分ほど探しましたが見つからず、諦めて場所を変えることにしました。

次のポイントは、コナラの優占する林に、クヌギやトネリコなどが混ざり、ゼフィルスの餌の宝庫でした。せっかくなので、色んなゼフィルスを探してみます。

するとすぐに、コナラからダイセンシジミの卵が見つかりました。

その後、Kも採卵初参戦ながら、ダイセンの卵を見つけました。

ダイセンシジミの卵


1時間以上探しましたが、見つかったのはこれのみで、他のゼフィルスは見つかりませんでした。同じようにコナラを食べるゼフィルスでも、場所によってダイセンだけだったり、ジョウザンだけだったりと、偏りがあることが多いような気がします。どのように棲み分けているのか、それとも見つけられていないだけなのか、筆者にはまだよく分かりません…

 次は、山梨の東側まで移動し、川沿いでメスアカミドリシジミとウラクロシジミの越冬卵を探します。

都内の公園で目に焼き付けてきたマンサクを思い出しながら探しますが、見つかりません。

サクラがしばしば生えていたので、メスアカも探しますが、こちらも全く見つからず。 日も陰ってきたので、残念ながらこの日の採卵は終了となります。筆者は御殿場のネカフェで夜を明かすことにしました。

ちなみに観光組は、忍野八海という場所に観光に行ってきたようです。富士山とともに世界遺産になっているみたいですね。

観光組の様子



2日目はこちら

ワカサギ合宿2019 -2日目-

 さて、皆さん思い出して下さい。この記事のタイトルは「ワカサギ合宿2019」。ここからが本番です。

この日の朝は早く、ネカフェを5時に出発し、地面が凍るほどの寒さの中、6時頃に湖畔のドーム船の前で観光組と合流しました。さっそく船に乗り込んで釣り開始です!

ドーム船の中。暖房が効いていて、温かいコーヒーも飲み放題。


すると、なんと釣れる釣れる。

針を沈めたらすぐに食いついてくるような状況で、皆次々と釣っていきます。

しかしそんな中、なかなか成果が上がらないメンバーがいました。彼の名前はS。

(あぁ、かわいそうに。)

実は例年、釣果が最下位の人が、その年のワカサギ合宿のブログを書くという慣習があるのです。

このままでは、もう巻き返すのは不可能だろう。

きっと誰もが、少なくとも筆者は、そう思っていました。

開始直後のピークは過ぎ、皆あまり釣果を伸ばせずにいました。

そんな中、昼の1時頃でしょうか、Sが急にペースを上げて来たのです。

メンバーの多くが数を伸ばせていない中、ひとり着実に釣り上げていきます。

一時は筆者と20匹近くあったはずの差は、気が付けばもう一桁。ここから、筆者とSのデッドヒートが続きます。

ところが50匹に到達したとき、筆者は焦りからか、全く釣れなくなってしまいました。

ここで一気に試合の流れは変わってしまいました。

周りが釣れていく中、一人だけ取り残されていき、ますます焦るという悪循環。

気が付けばSとの差は10匹以上開いており、残り時間もわずかとなっていました。

終了間際、またピークがやってきましたが、結局追いつくことはできず、15時過ぎに釣りは終了しました。

見事な5連釣り。もちろん筆者ではない。


全体の釣果としては100匹を超えた人も多く、最下位の筆者も60匹を超えることができ、素晴らしい結果となりました。

釣ったワカサギは、宿の方に調理して頂き、南蛮漬けでいただきました。自分達で釣ったワカサギを自分達で食べる、至福のひと時です。

ワカサギの南蛮漬け



3日目の記事はこちら

ワカサギ合宿2019 -3日目-

 もうこの記事のピークは過ぎましたが、あと少しだけお付き合い願います…。


この日の狙いは初日にとれなかったメスアカミドリシジミとウラクロシジミ、さらにフジミドリシジミの越冬卵です。

再び向かうのは山梨県の東部。まずは初日と同様、川沿いのサクラとマンサクを探します。

しかし、またもや見つかりません。

やはりマンサクを探すには、花が芽吹くまで待ってからの方がよいのでしょうか…。

 ウラクロは諦め、フジミドリシジミを狙うためにブナの生える高所へと移動しました。

初めて来た場所でしたが、ブナやサクラがぽつぽつと生えていて、期待に胸が膨らみます。

さっそくブナの下枝を手に取ると、すぐにフジミドリシジミの卵が見つかりました!

フジミドリシジミの卵


さらに隣のサクラからはメスアカの卵も発見!

メスアカミドリシジミの卵


初めての場所でしたが、目標のうち2種類を達成することができ、満足です。まだ周囲は明るいですが、渋滞巻き込まれる前に帰るため、早めに撤退することにしました。

さて、これにてワカサギ合宿2019は終わりとなります。

筆者が体験したのは本来の3日間の合宿のうち1日だけですが、ワカサギ釣りは釣り初心者でも十分に楽しめる、素敵なものでした。

ウラクロシジミの卵は、マンサクの咲くころにリベンジしてみたいと思います。

それではワカサギをおいしく調理して下さった宿の方々に感謝の意を表し、この記事を締めさせていただきます。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


(文責:J.K.)