2007年5月25日金曜日

八丈島2007

33a940de.jpg一筋の白い線が、エメラルドグリーンのキャンパスにひかれていく。
それは地平線から足下まで、長く、長く。
時折、カモメがフェリーを追うようにして、ふわり、ふわり、風の中を泳ぐ。
風の波は、耳と頬をなで、海の波は、飛沫となり、僕の腕を濡らした。
東京から現在のところ、6、7時間。
到着には、残り4時間くらいかかるのだろうか。フェリーで10時間の処に彼の地はある。
 ああ、今年もまた来てしまったのか、とヒロシは思った。
「3年たったけど―――、変わらないものは…。」
…あの時の想いだった。


2007年5月17日木曜日

春の麗の巾着田

 連投になってしまうのですが、水棲班活動の報告をします。先月14日に埼玉県日高市の巾着田にて水生生物の観察をしてきました。今年の水棲班の方針として、野外で見っけた生物の記録をつけていこう・・・ということなのでその第1弾の企画なわけです。
 お昼に高麗駅にて集合し、いざ巾着田へ。天気は良好で絶好のフィールドワーク日和でした。
 現場に着くと早速網を出して採集開始。まず、取れたのはトビケラやカゲロウの類が沢山取れました。水面を覗いてもまず目に付くのはトビケラの幼虫で、水中の岩に沢山群れていた。水生昆虫ばかりではなく魚類も採集することに成功した。例えば、ウキゴリというハゼだ。この魚はまたの名をゴリやらダボハゼともいい愛嬌があるのだが、釣り等ではあまり扱いはよくない魚である。そのウキゴリの仲間にはスミウキゴリという魚がいるのだが、こちらはあまり見られない。とはいえ、このウキゴリだって埼玉県のレッドデータブックに絶滅危惧Ⅱ種として掲載されており、決してないがしろに出来る魚ではないと思う。他にもシマドジョウやらホトケドジョウが観察できたのだが、この2つもその辺では普通に見られるのだが絶滅危惧ⅠB種として掲載されており何とも考えさせられる。両生類ではツチガエル、カジカガエルが確認できた。ツチガエルもいつの間にやら準絶滅危惧種・・・かやはり水辺の生物は環境の変化に弱いのだろう。
 そうそう、今回の観察で初めて確認できた生物はコバンムシであった。水棲カメムシの仲間で、なかなかマイナーな昆虫だが見てみると愛嬌のあるやつだと思えた。しかし、コイツも絶滅危惧Ⅱ種であるというのが泣かせる。
 観察してリストアップしてみると今まで身近だと思っていた生物も何気に絶滅の危機に瀕しているものが多いことに驚かされた。こういったことがわかったことはこの活動に意味があったと考える。

新安浦沖海戦(海鮮)

 もう2ヶ月前になってしまうのですが、水棲班の活動として3月27日に神奈川県は新安浦に行ってメバルを釣って来ました。鮒釣りはやったことあるけども、船釣りは初体験の僕としてはドキドキバクバクもとい緊張しました。
 今回の釣りの狙いはメバル。春が旬の魚で、この手の魚が出回ると「おやおや、もうそんな季節かと思い、お布団の外に飛び出してみました」という思いがめぐるのは火を見るより明らかである。
 さてさて、舟に乗船し沖に出て釣り糸を垂れて10分ほどすると早くも僕と反対側の人々から歓声が聞こえてきました。そのさらに10分後ついにアタリが!!・・・と高まる胸をおさへつつ、そっとリールを巻くと・・・釣れたのは「ビニール袋」・・・かよ。「ああ、今回もお寒い釣果なのか・・・オレにはこれしか許されないのか!!」といった不安を抱きつつ、舟は別のポイントに。
 すると今度こそ、アタリらしきものが!!ワクワクしながら糸を手繰ると「あな」と思わず叫んでしまった。つまり「ついにねんがんのめばるがつれたぞ」ということだ。そこからが凄かった・・・もう、仕掛けを入れるや否やメバルが喰い付いてくるのだ!「うはwwwたのしwww」っていう状態ですね。本当にたのしかった。
 さらに、舟はポイントを移動・・・流石、嘗ての横須賀鎮守府が近い水域だけあって海のかなたに薄がすむ鉄の城をみながらの移動。出来れば、護国の盾イージス艦が見たかったが・・・。それはさておき移動後のポイントでは鯵が混じるようになった。そこでしばらく釣ってから納竿となったのだ。
 さて、船から下りてみて全体の釣果を計ってみると、全員で150匹くらいはつれていた。しかし、中にはメバルだけでなく、カサゴや鯵も混じっていたのだが、それでもメバルが圧倒的だった。
 沢山の釣果を得て嬉々として家路についた。帰宅後そのメバルを料理してお酒と一緒においしくいただいたとさ。

2007年5月11日金曜日

larger than life

c3ad2f3e.JPG どうも、こんちは。お久しぶりです。ブログ更新係のナスギモドキです。
 最早、ボク以外は「ブログを書くために入力するパスワードすら忘れちまってる」状態でして。統治局側がテクノロジーの復活をしてくれないとどうにもこうにも…
 
 パスワードを忘れていると言うか、更新する大義を忘れちまってるというか。
 こうやって色々忘れていくとかいうように滅んでいくのだな。

 そんなこんなで、今日は歌舞伎町で飲んだくれていたんですが、T大院生のNさんがこのブログを見てくれていると言うので、一人でも閲覧者がいるうちはレジスタンスしようと思います。

 
 えーと、新歓の甲斐があってか、今年も多くの新入生が同好会に来てくれました!

 あれ?
 此処まで話したっけ?

 それがなかなか濃い面子で、
 例えば植班一年のY君はVIPPERらしいですお
 まあビッパーが良いか悪いかは置いといて、面白ければOKかな、と。

 
 4月20・21日は例年通り高尾山でムササビ合宿がありました。 
 今年は墜落したムササビの断末魔が聞けたそうで、おっかないムササビ観察になったとかなってないとか。
 
 20日は動物研究会の方々もムササビ観察していたようです。どこの大学だかは終ぞ分かりませんでしたが。
 そういえば今年はハローキティのポップコーン屋さんが稼動していなかったような。夜は電源落としているのかな?かな?

 翌日は各班で軽く活動して帰りました。
 ちなみに虫班はフライングしてバシロ採ってました。

 虫班蝶類記録
  高尾六号路出口付近

  ウスバシロ♂  3ex
  コミスジ    1ex        
  テングチョウ 目撃
  スジグロシロチョウ 2ex
  ムラサキシジミ 1ex

 水班も観察記録が届いてます。

 水棲班魚類記録
 六号路出口付近
 
 アブラハヤ 多数
 ウグイ   多数
 ヤマメ   5
 

 4月29日は各班新歓イベントがありました。

 ・植班@シバザクラ見物+写生
 ・鳥班@三宝寺鳥見
 ・虫班@高尾ウスバシロ


 水班は別の日で巾着田とかいってましたね。巾着田は埼玉は高麗川の近くにある、よかとこらしいです。
 高麗川は確かにいいとこだったなー。個人的には成木川のほうが好きですが。
 ヤマメとか捕れたそうな。連中、今度は本格的な調査に乗り出して水棲昆虫とかにも手を出し始めたそうな。

 
 虫班は採集記録だけ載せときます。
・ウスバシロチョウ(高尾)
・スジグロシロチョウ(高尾)
・ムラサキシジミ(高尾)
・カラスアゲハ(初沢)
・クロアゲハ(初沢)
・ヒオドシチョウ(初沢)
・アカタテハ(初沢)

・カワトンボ
・アオオサムシ(初沢)

・オオゲジ?ムカデ?←全然わかりません。ごめんなさい。
(cf,ゲジ好き1年生・K君)

 個人的には春カラスが採れたのが嬉しかったり。


 鳥班は相変わらず三宝寺に行っとりますが、今度は行政側と協力して調査するなど。遊びでやってんじゃないんだよ!系の調査になってるとかいないとかね。
 
 実際、この同好会で一番重要な調査記録残してるのは鳥類班だったりします。これからも頑張ってほしいですね。
 2007年度鳥班長は結構ものぐさな感じですが、意外にもキッチリこなしてるようです。遅刻する時などは2年生がフォローしたり、バランスとチームワークが良い班ですね。


 植班は花(草本系)に重きを置くようです。
 楽しむのが最優先、とか。絵を描くのは良いアイデアですね。
 新入生が多いのも雰囲気がいいからでしょうか。とりあえず和気藹々に活動しております。

 GWに関してはまた後日報告いたします。
 以上、4月中の報告でした。