2014年5月31日土曜日

初夏の土場探し 山梨へ

初夏の土場探し 山梨へ
ども、虫班長です。
今回は山梨へ、カミキリを探し行ってきました。
実はやる予定はなかったのですが、突然休講になり、急遽学割を使い山梨まで行きました笑
この日(5月14日)は最高気温30度。五月なのかほんとに⁉って感じで、目的地の駅に着くやいなやグレーのパーカーをリュックにしまいこんだ。
駅前の荒地にウスバシロチョウが飛んでいました。

どの蝶も何かしらの色を持っているのに、ウスバシロの翅は透明で面白い。
また、キバネツノトンボがわらわらいます。

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綺麗な黄色ですね。ちょこんと出てる触角もキュート。
適当に林道を進んでいきます。
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初夏の林道は歩いているだけでも楽しい!やっぱりいいものです。
普段は学校のある平日にやっているんだから、贅沢だ。
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台場クヌギ。クワガタ好きは知ってるかもしれないけど、オオクワガタがよく住処にする穴ボッコボコのクヌギ。なんでも木がある程度生長した段階で一度伐るのでこういう形の木ができるとか。
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ホオノキだと思われる。初夏にはフチグロヤツボシカミキリというカミキリが葉っぱを食べるのでちょろっと見てみたけどまだ時期が早く、ついてなかった。
その後林を抜けて、荒れ地にいたヒョウモンやウバシロチョウを採集した。

ウラギンヒョウモン。他クモガタヒョウモンなど。
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ミヤマハンミョウもいた。
そして、今回のメインディッシュは、これ!
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土場、材木置き場。
これに色々なカミキリがひっきりなしにやってくるんですよ〜
例えば

ゴマフカミキリ

エグリトラカミキリ
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ヘリグロベニカミキリ
そして………

クリストフコトラカミキリ!
採れたらいーなーと思っていたカミキリがいて嬉しい。
初夏に発生するカミキリで、東京や神奈川では中々お目にかかれないみたい。
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よくみてみるとそこかしこに付いている。運動会状態。
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スピード早いし飛ぶから中々捕まえられないけど。網でとったりした。
トラカミキリの中でもクリストフ独特の模様。ええな。
ちなみに阪神ファンのつっきーに見せたら「蝶より好きです」って言ってた。オオトラ採ろうな。
クリストフコトラカミキリで楽しんだ後、また駅前の土場を見てみるとこっちにもクリストフが。
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ゴミムシダマシ


チャイロホソヒラタカミキリかな?
ゴマフカミキリはやたらと多かった。
一人で色々やったけど、楽しかったからよかった!クリストフみれたし。
今度はオオムラサキの時期にこようかな。

2014年5月29日木曜日

イシガレイ捕獲企画

こんにちは、水班3年のJです。今日は5月の18日に行ってきた生物採取について記事を書きます。(初投稿<(`^´)>)
5月18日晴れ、干潮はお昼で11㎝絶好の生物採取環境です。 実は今回が初企画。新入生もたくさん来てくれるとのことで天気などはらはらしてましたが、朝起きて晴れ渡る空をみて、ほっと一安心。みんなで集合した後は最寄りの駅から千葉の干潟までてくてく歩いて行きました。普段運動しないから、二キロがつらい。
11時くらいに現地に到着。いつもの採取装備に着替えて、いざ出陣!!
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今日のメインターゲットイシガレイの稚魚。実はすでにゴールデンウィーク前に下見済み!今日も採れるはず。ちなみにその時採取したイシガレイは旅行中に水槽から脱出。結果、机の上で干物になってました。
ついて早々思ったのは人がとにかく多いということ。潮干狩り場なだけあるね。そんなことは置いといて、まずは前回イシガレイがいたポイントをチェック。しかし、ながら波がまだ高くてよく見えない。そもそも、いる気配がない・・・・嫌な予感が。ちょっと焦る。たった、2週間でここまで違うのか!?イシガレイちゃんもう海に帰っちゃったの?
とにもかくにも、干潮を待つことに。ついでに潮干狩り。潮干狩りなんて何年振りだろう。そこそこ取れる。一個だけペットにしヨット♪
水がたまってるところに網をふるう。
まずはイソスジエビゲット!そうそう、今回は投稿のことをすっかり忘れてたので、写真少ないです。ごめんね。
テトラポットの横も何かいそうだな。網をふるうと大物が
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観察ケース小さくてごめんね。。。なんかすごいぬめぬめしてます。
そのあとも、みんなで採集を続けギンポ系の魚も採取できました。                                                                 
潮も引いてきたので、本格的にイシガレイを採集することに。どうやら、今日は潮干狩りの客が多いせいかもう少し沖に出てるようだ。というわけで、海に向かててくてく
歩  い  て  い  る  と  何  か  が  動  く  !
砂を舞い上がらせる独特の泳ぎ方、奴に間違いない。しかし、2週間前より格段に早くなっている。おまけに、沖の方に来ているので追い込むところがどこにもない。これは、かなりの高難易度。みんなで人海戦術的に捜索。・・・30分後
や  っ  ぱ  、  は  い  や  -  な  -
あきらめかけていたそんな時、新入生がやってくれました!!
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念願のイシガレイちゃん。これで、みんなイシガレイの稚魚を見ることができました。       
いやはや、ここまで採れないとは。新入生がいなかったらどうなったことか。 
一匹採れておなか一杯になったので、潮も満ちてきたということで、今日の採集は終了             
みなさんお疲れ様でした。

このほかにもいくつか生物が取れたので載せておきます
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クラゲです。とったからと言って飼うわけでもなく、じっくり観察するわけでもないですが、見つけるとなんとなく網ですくいたくなりますよね。
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タテジマイソギンチャクです。青い光を当てると、オレンジ色のラインが目立って思いのほかきれいです。今日言ったポイントだと、鉄のポールに付着しているので。きれいにはがせました。
それからそれからこやつ!
今回一番の珍品。何かの卵です。たぶんイカとかかぁ。とにかく持って帰って水槽に入れてみました。何が出るかな♪何が出るかな♪
楽しみです。
次回はちゃんと写真撮りますので^^;

今回採取および観察できた生物
アサリ、バカガイ、カキ、ムラサキガイ、イソスジエビ、イワガニ、マメコブシガ二、アナシャコ(幼体)、ハゼ、ゴカイ、フジツボ、タテジマイソギンチャク、ワレカラ、イシガレイ、ギンポ

2014年5月27日火曜日

5 月25 日(日)神代植物公園バラフェスタ企画

こんにちは。植物班班長の、みやざきです。今回は5月25日(日)の神代植物公園バラフェスタ企画について報告します。
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2014年5月25日(日)
神代植物公園(東京都調布市深大寺)→
神代水生植物園(〃)→
深大寺(〃)
参加者
4年 1人 3年 1人 2年 5人 1年 2人
当日は晴れ間が見えることはほぼなく、一日中曇り。最高気温は27度にもなったようで、汗ばむ暑さでした。
前回10時半集合にした野川公園企画の反省から三鷹駅南口に9時半に集合し、小田急バスで神代植物公園に向かいました。

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10時半頃神代植物公園正門に到着。チケット売り場の行列に並んで、入場券を購入し、入場。


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入場してまっすぐ行くと、早速色とりどりの薔薇たちが迎えてくれました。
期待に胸を膨らませて、まっすぐ薔薇園に向かいました。

















まずは薔薇園脇の国際ばらコンクールに入選した薔薇が展示されているコンクール花壇に入りました。
フランス・アメリカ・ドイツ・イギリス・日本など世界中の作出家がつくりだした未発表の品種を楽しみました。
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そして野生種・オールドローズ園へ。1867年に作り出された「ラ・フランス」という品種以降のモダン・ローズと対比されるオールドローズや野生種のワイルドローズを多く見ることができました。
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そしてメインの薔薇園へ!!薔薇園は中央に噴水が配置された左右対称の整形式庭園で、噴水近くにフロリバンダ系、その外側にハイブリッド・ティー系の薔薇が配置されています。赤、白、ピンクなど多くの色、また花の形の多様な薔薇を多く見ることができました。また、ほんのり香る薔薇の香りもあって五感で薔薇を楽しみました。
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〜狭山丘陵で虫採り〜

どうも。水班2年のささはらです。今回は虫採りの記事を書かせていただきます。
最近の虫班(というより虫班長)はやれ長野だ、やれ新潟だ、と遠出しての虫採りばかりしていますが、近場の虫はもう採り尽くしたのですかと。よく見られる虫との交流も大事なんじゃないですかと私は言いたいわけですよ。
そこで、今回採集を行う場所は埼玉県の狭山丘陵。参加者は虫班長T治、新入生のK所君とE藤さん。さらに、狭山近辺と虫に造詣が深い4年のK生さんも来てくれました。今回の採集は特にターゲットは絞らず、様々な昆虫を、散歩しながら狙っていきました。
まずは蝶類


ウスバシロチョウ
ウスバシロチョウ
ホソオチョウ♂
ホソオチョウ♂
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ジャコウアゲハ






これらのチョウは一年生の二人が採集したものです。
珍しい蝶というわけでもないですが、ホソオチョウは綺麗ですし、ウスバシロの半透明な羽には神秘的な印象を受けます。


写真はありませんが、他にもサトキマダラヒカゲやクロアゲハ,ナガサキアゲハが見られました。
次は、甲虫系


キマダラミヤマカミキリ
キマダラミヤマカミキリ
クロカタビロオサムシ
クロカタビロオサムシ
アオオサムシ
アオオサムシ










今回の採集で僕が一番、出会えて嬉しかった虫がこちら↓
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  スゲハムシ
個体により色彩変化の大きい昆虫です。色も美しく光沢があるので、しばしば宝石に例えられます。今回は発見できませんでしたが、青や黄色の個体もいます。


キンバエ
キンバエ

←おまけ。見た目の美しさだけなら、スゲハムシに匹敵します。







15:00頃、一時解散。新入生とK生さんは帰路につき、T治さんは、僕の家で、灯火採集の準備兼休憩。僕は夕食も作らされました(泣)。
日が落ちた頃、再びアウトドア!
街頭に集まる虫を見ていくと・・・


オオキイロコガネ
オオキイロコガネ








おお〜。こいつは結構珍しい。オオキイロコガネです。特徴としては、
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腹側の甲皮が薄いため、プニプニしており、内蔵が透けて見えます。

虫班長の「サンキュー!!」もいただきました!



今回はゆるりとした虫採集でしたが、たまには、こんな採集もよいのではないでしょうか。
ーーーーーーー最後まで目を通していただき、感謝いたしますーーーーーーーーー

2014年5月25日日曜日

ヒメギフに魅せられて 後編

ヒメギフに魅せられて 後編
5月10日深夜、
五人の男は高田馬場に集合した。
ヒメギフ採集二回スカの僕と、一回スカのつっきー、
新入生のH、新入生みたいなS戸
あと、俺と一緒に免許取った仲間のO串。
深夜に出発し、4:00頃長野のオオシモフリポイントに着いた。

途中のPAで見つけたオオミズアオ
今年初見。
長野のオオシモフリポイントはなにかいそうだったが、特に何もいなかった笑 ごめんよみんな…
次いで、ヒメギフのポイントへ急ぐ。
前回と同じポイント。
今日は最高気温20度。ヒメギフは飛ぶと思う、
ある蝶屋さんにお訪ねして聞いた場所へ。
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イタドリハムシ。テントウムシかと思った。
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ヒメギフの吸蜜源のスミレ。
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ヒメギフチョウの食草、ウスバサイシン。最近は鹿の食害が酷いらしい。
テングやコツバメ、スギタニルリがいる。
しかしヒメギフは出ないなあ。うーん。
「ヒメギフはスミレに来るらしいんだよ〜」
と僕が言っていた矢先、その瞬間がやってくる。
「あっ、ヒメギフ、ヒメギフいました!」
車のドアを開け、道のスミレにネットをかぶせる。

ヒメギフチョウさんきゅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!!!!
久々のサンキューである。いやあ素晴らしい。ヒメギフ、正直ギフより達成感がある。勿論ギフチョウ採れた時も感動したけれど。
ちなみに、ギフチョウとヒメギフチョウの見分けは前翅の先端部、後翅の外縁の斑紋の色などがある。
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(左がギフチョウで、右がヒメギフチョウ)
前翅の先端部(黄色の線)だけ内側にずれているのがギフチョウ、ずれていないのがヒメギフチョウ
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ギフチョウ
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ヒメギフチョウ
また、後翅の外縁の斑紋の色がオレンジならギフチョウ、黄色ならヒメギフチョウ。
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ギフチョウ
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ヒメギフチョウ
お分かりいただけたでしょうか?
とりあえず、話を戻します。
ここで、この林道で各々ばらけることになった。
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僕は30分ほど上に登り、そして
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さんきゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!
本当に感動した時は無意識にさんきゅうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!と雄叫びをあげてしまう。
このヒメギフ、中々小さい。
キチョウ大くらいだ。
その後もちらほら採集した。
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ミヤマセセリもこちらでは状態がいい。まだ春先なんだな。
午後三時半になり、今日の採集を終わりに。
ボーズに終わったS戸、Hには是非来年もこの地を訪れてほしい。いや、俺も行くかも。
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最後になりましたが、OBのMさん、蝶屋のKさん、アドバイス本当にありがとうございました。
僕の採集の中で1番感慨深い採集です。
また、見てくださったみなさん、ご静聴ありがとうございました。