2013年12月24日火曜日

今後の活動予定

今後の活動予定
・12/28
虫採り(マイマイカブリ)@守屋
・12/29~
探鳥
・12/30
シーバス釣り
・1/19
植物班交代式
・2/6~8
ワカサギ合宿@山中湖

2013年12月23日月曜日

ガサガサ魚取り


初めまして、水班二年のえびすです。
マドジョウ一匹とヤマトヌマエビ一匹しかいない我が家の60cm水槽…こんな寂しい水槽ではクリスマスを迎えられない、せめて水槽だけは賑やかにしておきたい…
そこで、12月7日OBの方に教えていただいた多摩川某所のポイントでガサガサ魚取りをしてきました。
参加者は虫班のAさんとY君、水班のM君とS君と僕、計5人。S君は翌日TOEICのテストがあるのに参加してくれました!流石ですね…!

企画前日、僕は某大手通販サイトで注文したウェーダー(胴長)を受け取り、準備はばっちり(例会終了後、受け取りのため大急ぎで帰宅しました汗)
企画当日の天気は晴れ、風もなく絶好のガサガサ日和です。朝9:00に駅に集合し、徒歩でポイントへと向かいます。歩きながら皆口々に「さ、寒い…」と言っていたので、「何も採れなかったらどうしよう…」と企画者の僕は内心穏やかではありませんでした。
20分程でポイントに到着。川に入るため各々長靴、マリンシューズ、ウェーダーに履き替えます。そして、いざ12月の川へ。
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長靴、ウェーダー勢は割と平気か…?いや、水温が伝わって寒い。マリンシューズ勢のAさんは案の定かなり冷たがっていました(笑)
しかしながら、寒さに負けずに川底の石をどかしてガサガサ、川縁の草の根元をガサガサ…

ガサガサすること約二時間…
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6月、7月が釣りやすいテナガエビ。ガサガサだと時期関係なく採れるんですね…
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カジカくん。中々キュートな顔をしています。
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川底の石の裏側には虫班歓喜?な生き物も。
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シマドジョウ、アブラハヤ、カマツカ、カジカ、マハゼ、テナガエビ、ヌカエビ等様々な生き物が採れました。
「何も採れなかったらどうしよう…」という企画者の心配は杞憂に終わり、とりあえず一安心…
ここでガサガサ午前の部は終了。

続いてガサガサ午後の部。
河原で日向ぼっこをしながらお昼ごはんを済ませ、次のポイントへ向かいます。先ほどのポイントに比べて流れが緩やかな場所でガサガサを開始。
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代わり映えのしない魚しかとれなくて少し飽き始めていた時、 一年生のM君がギバチを採る。ウーパールーパーをはじめとしてにょろにょろ、ぬめぬめした生き物が好きな僕は必死にガサガサするが採れない。 程なくして一年生のY君もギバチをゲットする。ウン千円したウェーダー代に見合う成果を上げなくてはと意気込んでガサガサするが結局ギバチは採れない…無念。
ギバチの他には小さなアメリカザリガニ、ミズカマキリ等が観察できました。本当にアメリカザリガニはどこにでもいますね…
20年生きてきて初めてミズカマキリを生で見たので良い経験となりました。
一時間半程このポイントでガサガサを行った後、日が陰ってきたこともあり引き上げることに。

様々な生き物が観察でき、非常に充実した活動でした。
こんなにも多くの種類の魚が冬場でも観察できるのは驚きでした。今後は寒さに負けず積極的に活動していきたいと思います。
今回は魚を上から撮った写真ばかりになってしまったので、次回は透明な容器に魚を入れ、横から撮った写真をアップできるようにしたいと思います。

総会

2013年12月22日に総会が行われ無事に3年生から2年生に幹事が引き継がれました。先輩方、一年間おつかれさまでした。

2013年12月18日水曜日

房総オサ掘り

12月15日、空っ風の勢い凄まじくすっかり冬の天気となりました今日この頃
虫採り少年としてはオサムシを採りに行くしかないのでございます。
主催者の僕が千葉県住みということで前々から狙っていた房総固有のオサムシたち(アカオサムシ、アワカズサオサムシ、ボウソウマイマイ)を採りにいきます。
朝7:00に西船橋に集合、okym先輩の車で2時間と少しで南房総市へ。
参加者が多い。okym先輩、たっちー、Y嶋、I川、S戸、自分の企画で(半ば強引だったかもしれないが)これだけ来てくれると嬉しいもの。
さて、目的地のとある山に。
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登山道入口
この周辺の崖を皆思い思いに掘っていきます。
すると開始数十分でいきなりokym先輩が、なんでもない風に「出たよ」と一声。
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アワカズサオサムシ。房総特産種。ルイスオサムシの亜種で祖先的な傾向をもつらしい。ちょっとスマートな感じ?
その後、負けじと掘っていると
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おっと
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出ました、アワカズサオサムシ 越冬部屋を作っていた。
その後も何頭か掘り出したがここではアワカズサしか出なかった。
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キイロスズメバチの集団越冬も見られた。
これって全て女王バチなのか?
ちょっとこのポイントはアワカズサ以外出なさそう…
移動して、今度は違う山をアタックすることに。
しかしさっきのポイントより乾燥している。ここで一時間程掘り出したが全員ヌル。ヌル。ヌル。。。(ヌルというのは一頭も虫が採れてない状態のこと。)河川敷なら絶対マイマイが入ってそうな切り株にも気配すらない。
ハンターさんが仕留めたイノシシやシカを見て終わってしまった。
もう一度先ほどの山に違う林道から入っていくことに。
しかし先ほどヌルだったため、皆虚ろな目をしてる…今日はアワカズサだけで終わるのか…まあヌルよりましかあ、モチベーションが上がりづらくなった矢先、
「あっ、キタキタキタキタキタキタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ィャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いましたよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
Y嶋が叫んでる………まさか……….…
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あっ、
アカオサ採れてる!!!!!
ターゲットのひとつ、アカオサムシをその手に持っていました。
少し説明させてもらうと、アカオサムシというのは通称で厳密にはアオオサムシ。
何故か房総半島のアオオサムシは赤い色彩を帯びることなどから昔は亜種分けされていて、その名残で現在もアカオサムシと呼ばれるそうです。東北遠征で採れたアオオサムシも赤みが混じる個体がいたけど、オレンジって感じで房総のアカオサとはまた色が違うと思う。これは真っ赤。
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自宅にて撮影。
アワカズサより二回り程大きく、迫力がある。
皆もY嶋が掘り出した崖を一斉に崩す。すると、「出ました出ました」「サンキュー!!!」などと一斉に歓喜の声があがる。
皆アカオサを出しているようだ。
僕?僕はというとここでもアワカズサを追加したり赤くないアカオサを出したりとアカオサらしいアカオサを出せず。
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赤くないアカオサ
(あとで調べてみたらアカオサムシには赤い個体と紫褐色の個体が混じるのが特徴だそうで、この個体もアカオサらしいアカオサだったようです)
他にもマムシやヒバカリ、シュレーゲルアオガエルなども出した。
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ヒバカリ(自宅にて)
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シュレーゲルアオガエル
結局2時間位ここで粘り、皆でアカオサ10数頭、アワカズサ20頭程出した。
僕は最後の最後で赤いアカオサをクラッシュしてしまい、ショックを受け状態のいいアカオサの死骸も持って帰ることに。。。悔しい。。。
まあ正確なポイントは知らずに来て目標の3分の2は採れたのでよかったかな?
ボウソウマイマイは皆かすりもしなかったので今後の課題としましょう。
最後になりましたが、オサ掘り採集のアドバイスをくださったMさん、本当にありがとうございました!
文責 たんぢ

2013年12月16日月曜日

多摩川河川敷で 近所の蝸牛被

12月6日、金曜日。
普通に平日、授業もあるけど二限で終わり、そこから例会までフリー。
うーん、あいつを掘るしかないですな。
そんな訳で二限終わってから後輩のE藤と多摩川に行ってきました。
大学から電車に揺られ1時間弱
以前ワカサギ合宿の帰りに立ち寄った訪れた日野の河川敷。
自分の身長より1m高いススキや葦を藪漕ぎし、ノイバラの棘を一身に受けながら突き進む。
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朽木があればどこまでも。川を渡っているE藤。先輩を差し置いて我れ先に進む、このモチベーションがあれば虫班も安泰だ。
さて川を渡り
倒木の樹皮を捲ると
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いつものやつら、アオゴミムシ、ヨツボシゴミムシ
他にも
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アカシマサシガメだろうか?集団越冬していたうちの一頭。
しかしお目当ての奴は出てこない。大型ながら異様に細長く、黒い。木や地面を素早く動く姿を見るとおどろおどろしい気分になるそんな甲虫。
うーん、木が密集してないからか全体的に乾燥していて、あまり材がないなあ、と思っていると一本の倒木に床マットが乗っかり間に3cm程の土盛りが形成されてる
これは… マットをめくる。
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サンキューーーーー!!!!!

出ました、本日の獲物、ヒメマイマイカブリ(姫蝸牛被)
結局この土盛りから7頭出し今日はフィニッシュ。
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ヒメマイマイカブリが出てきた土盛り(マットめくった後)
採集時間が三時間程と限られている中で一応成果があったのでよかった。
マイマイ掘りのスキル?を上げるためにも金曜日は毎週河川敷に通い詰めてもいいかもしれない。
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今回採集したマイマイカブリたち。この画像だと分かりづらいけれど、頭部から前胸背板にかけて黒と暗い青色の個体がいた。地域変異が大きいのもマイマイカブリの魅力のひとつ。なんでも羽化後に鞘翅が固まってしまい、飛べなくなるので地域差が現れるとか。
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またマイマイカブリは奇形が多く出る。この個体は後ろ足の長さが大きく異なっている。
色んな場所のマイマイを集めたいなあ
今回はこのへんで。
文責 たんぢ

2013年12月5日木曜日

T山~夜間採集で見られた虫たち

こんばんは。虫班二年のたんぢです。
今回は今年T山で夜間灯火採集した時に見つけた昆虫を紹介します。
T山は東京から一時間程で行ける距離にも拘らず、毎回行く度に違う虫に出会えることができます。
山梨方面まで山が続いているからでしょうか。

ミヤマクワガタ&ノコギリクワガタ(撮影日7月11日)
ミヤマクワガタは平地では中々採れないクワガタムシ。金色の体毛、特徴的な耳状突起がかっこよさを引きたてている。
この耳状突起の冠がゴツゴツしていて好き。

ヨコヤマヒゲナガカミキリ(7月31日)
ブナ帯に生息する大型のカミキリムシで、白いマーブル模様が渋い味出してる。
この日は他にも

ヒゲナガゴマフカミキリ(7月31日)
ダルメシアンのように白黒の斑模様が綺麗。

ヒメマイマイカブリ(7月31日)
40mm超えていて中々大きい個体。多摩川流域の個体は前胸が青味がかっていたけれど、T山のこの個体は前胸も黒だった。距離的には近いけれど、個体群としては異なるのかなと思った。
この日はエサキオサムシ、オオゾウムシ、アカアシクワガタ、ヒゲナガカミキリ、ミヤマカミキリなどなど、色々な虫が見られた。

ヤママユ(9月5日)
個体差が大きくこの褐色の個体やオレンジ、黄色、ピンクまでいる。この日はアカエゾゼミやエゾゼミなども見られた。

ウスタビガ雌(11日17日)
最低気温が5℃以下になるこの時期に発生する。
雌は体毛が凄い。モフモフしてて中々可愛らしい。

ウスタビガ雄(11月18日)
対して雄は華奢なイメージ。
雄も雌も流石にこの寒さでは中々飛ばなかった。
僕は7月から行き始めましたが、T山は春夏秋冬オールシーズン、夜だけでなく昼も色々な虫が観察できる場所だというのは実感しました。
来年もたくさん行けますように。

2013年11月14日木曜日

アート de アニマル

どうも。鳥班3年の中川剛志です。
今日は粘土で動物たちを作ってみました。
こういうのも同好会の活動にあっても楽しいのでは(*^^*)

2013年11月8日金曜日

尾瀬の魅力~植物から~

紹介者 : 鳥班3年中川剛志
この夏、尾瀬に行ってきました。とても美しい場所でした(^^)
植物に詳しいガイドさんから楽しい話をたくさん聞かせていただいたのでここで紹介したいと思います。
サルノコシカケ
木の真ん中に木の一部かと思うくらい自然に生えていた。名前を聞いて「なるほど!センスのある名前だな。」と思った。
カニコウモリ
「この葉っぱの形、何かに似ていない?」と聞かれたので、とても印象に残った。
コウモリは哺乳類のほうではなく、カニに似ているコウモリソウという植物から名前が付けられたらしい。
水芭蕉がクマによって食べられた跡
水芭蕉は歌にも出てくる上、尾瀬といえば水芭蕉というイメージがあったので知っていたが、熊の餌になっていることには驚いた。
また、人が歩く道の近くまで熊が来ることにも驚いた。
すぐ近くには熊鈴があった。実際には会えなかったが、想像を馳せることができた。
  
水芭蕉のすぐ近くにあった、ヤマトリカブト
ヤマトトリカブトについての殺人事件の話が印象的だった。そのような話になるまで、猛毒を持つ植物が目の前にあることが不思議であった。
花粉にも毒があるため、養蜂家はトリカブトのない場所を選んだり、花の咲く時期をずらしたりしているらしい。
湿原に一本だけ生えていた木
白樺の細い木が湿原の真ん中にぽつんと生えていた。ひとつだけ生えている理由を問われたが、見当はつけられなかった。
偶然、木の種が飛来した場所にその木の生育条件が揃っていたため、このようになったのだそうだ。
ヒツジ草
とても可愛い花で、尾瀬の中では一番好きな花だった。未の刻の頃(午後2時頃)に開花するので、この名がついたそうだが、実際はもう少し早くから夕方まで咲くようだ。

説明を受けながら、いくつかの疑問が生まれた。
その中でもヒツジ草は、なぜ咲く時間がわかるのか。また、何日もしぼんだり咲いたりを繰り返すのかが特に気になった。
ヒツジ草について調べてみると、咲く時間についてはわからなかった。
しかし、1つの花は3日に3回咲いた後、水中に沈んで実をつけるということがわかった。

2013年10月30日水曜日

2013年度夏合宿@奄美大島

こんにちは。合宿幹事の古川です。
だいぶ遅くなってしまいましたが、夏合宿の報告についてあげさせていただきます。

今年の夏合宿は奄美大島に行きました。
キャンプ場として、大浜海浜公園を利用しました。
キャンプ場の目の前でウミガメの赤ちゃんが見られました!

奄美大島は一昨年も行ったので、ある程度土地勘もあり、行くスポットなどもはっきりしていました。
また、台風も来なかったため比較的温厚な気候での採集を楽しむことができました。

以下では、各班の報告をまとめています。
順番は水棲班→昆虫班→植物班→鳥班の順番になっています。

水班長です。

2013年夏合宿の奄美大島での水棲班活動報告です。


~初日~
活動初日は奄美大島の南東部,嘉徳海岸で海水浴を行いました。海の入り口が集落内にあるため集落外の道路に車を駐車して向かいました。
他に人は誰もおらず,さながら気分はプライベートビーチ。テンションも上がります。
この海の海底は砂ですが,ある程度奥まで行くと大きな岩があり,その付近では様々な生物が暮らしています。
また,砂浜より側面に遠くまで続く岩場があり,そこから海へ入れます。岩場付近にも多くの魚たちが見られます。さらに岩場から奥に行くと砂浜が見えました。
           
貸切ビーチ嘉徳海岸
その後は島を横断,北西部に向かいました。大和村に到着。漁港である思勝港では堤防釣りを行いました。
何も釣れなかった一昨年のリベンジも兼ねての参戦でしたが相変わらず何も釣れず・・・雨まで降ってくる始末。
やはりサビキやちょい投げはあまり向いてないのかもしれません。ルアーや投げの情報はあるのですが今回はできませんでした。
体も冷えたので近くの温泉・どぅくさあや館へ行きました。そこで昆虫班がお世話になっている方に偶然にも遭遇しました。
日も暮れ始めたので帰路につきます。島北西部より海岸線沿いに北上し名瀬市内に舞い戻ってまいりました。
魚が釣れずお腹が減ったのでこの日は奄美大島発祥の鶏飯を頂きました。お代わり自由のお店でお代わりが出なくなるまでたっぷりと鶏飯を堪能した後はキャンプ場に戻りました。

~二日目~
この日は奄美大島北東部で一昨年もお世話になった釣り船・大黒丸さんにボートを出していただきました!
10時ころより出港し夕方の日暮れまでボート釣りを楽しみました。ボートと共に飛び跳ねるトビウオと共に大海原に飛び出します。
普通の釣りではお目にかかれない大物をたくさん釣りました。
ムロアジ,モンガラカワハギ,アオマツ,更にはムロアジを生き餌にして、1m近くのカンパチまで釣れました。これには一同,大喜び。
あまりに大きすぎるため,その場で卸してもらいました。大量の戦利品を手にキャンプ場へ帰還。みんなで力を合わせて調理しました。
煮つけ,刺身,バター炒め,揚げとたくさんのバリエーション。とても充実した日でした。
                  
  1m近くあるカンパチ 

        
     アオマツ                ムロアジ

        
    調理風景

~四日目~
グループ活動を挟んでの班活動最終日です。この日は植班長も加わりました。
二日目にボート釣りを行った周辺,北東部の土盛海岸で泳ぎました。ここはにぎやかでライフセーバーも常駐するため安全面は万全です。
サンゴ礁があり魚などの生物も多く見られます。一部撮れた魚の写真を載せます。水中写真は難しいですね・・・
             
   チョウチョウオ              ハタタテダイ  

 
   モンガラカワハギ

こんなところです。他にもたくさんの魚が見られましたよ。
たくさん泳いだら次は本島最北端,灯台を目指します。謎のカメ像を見物しつつやけに傾斜のキツイ灯台を登りました。
頂上からの景色は本当にきれいでした。
灯台から臨む海
活動報告は以上です。本当はもっと釣りもしたかったのですが釣り方などが未熟であまりうまくいきませんでした。
またいつかリベンジしたいですね。それでは。

夏合宿活動報告~昆虫班~

89日~16日にかけて、奄美大島で虫捕りしてきました!主に昼は蝶採集&バナトラセッティング、夜はバナトラ見回りというローテで活動してまいりました。
現地に着くと、移動手段兼宿泊施設ことレンタカーを借りて下見&バナトラ用の買い出しに。
バナトラはストッキングor台所用ネットにバナナを突っ込んで木に巻きつけたり下に置いたりするというオーソドックスなもの。
初めは焼酎に漬けたバナナを使っていたのですが、現地の虫屋さんに「そのままで(焼酎に漬けないで)いいよ」と進言を頂いたのでそのスタイルへ移行。
ちなみにこの虫屋さんは一昨年も同好会のお世話をしてくださった方です。ありがたし…。

さて同好会員の期待を一身に背負ったトラップの結果はというと…
スジブトヒラタ、スジブトヒラタ、スジブトヒラタ…
スジブトヒラタしかいない!(あと時々リュウキュウツヤハナムグリ)
合宿を通してバナトラにやってきたクワガタはスジブトヒラタのみ。あとはムカデとルリオビクチバとオオトモエ。どういうことなの…。
当時奄美は7月から一度も雨が降っていないという異常気象だったのでそれが原因かも?林道を徐行しながら電柱に張り付くアマミミヤマを探すも空振り…。
後日、前述の虫屋さんがライトトラップをやってくれて、その時はアマミノコギリが♂1だけやってきました。

蝶はクロマダラソテツシジミ、モンキアゲハ、ツマベニチョウ、オキナワカラスアゲハ、アオスジアゲハ、リュウキュウアサギマダラ、ナガサキアゲハが多数乱舞しておりました。
渇水のためハイビスカスに吸蜜しに来る個体が多かったようです。

その他にはイシガケチョウ、アオタテハモドキ、ツマグロヒョウモン、カバマダラ、ウスキシロチョウ、アカボシゴマダラ、スミナガシ、ジャコウアゲハ、ナミエシロチョウ、アサギマダラ、ジャコウアゲハも数匹。なぜかベニモンアゲハは見られず…。蝶はかなり充実してましたね(^^)
その他にはアマミハンミョウ、アオウバタマムシ、オオシマオオハナムグリ、コカブト、アヤムネスジタマムシ、サツマウバタマムシ、クロイワツクツク、リュウキュウアブラゼミ、アカギカメムシ、オカヤドカリなんかも観察できました。爬虫類はアオカナヘビ、キノボリトカゲ、ヘリグロヒメトカゲ、シリケンイモリ、アマミハナサキガエル、イシカワガエル、リュウキュウカジカ、アカマタ、ヒメハブが見られました!ホンハブは幸運にも(遭遇ゼロ。怪我がなくて何より!来年はどこに行くのかな。


採集風景。無心に網を振る
期待を込め、バナトラを仕掛けてゆく。
トラップ回収。スジブトはたくさんいるんだけどな…
イシカワガエル。天然記念物。撮影時はおとなしくしてくれてラッキー!

ツマベニチョウ。発生後期だったためか個体数の割に完品は少ない。
カタツムリの殻を借りるオカヤドカリ
リュウキュウアサギ。ゆっくり低空飛行するので捕まえやすい。
キノボリトカゲ食事中

アオタテハモドキ。林道には全くおらず、集落の荒れ地みたいなところを飛んでいた。
沈みゆく夕日。こうして昆虫班の一日は幕を閉じる…

…と思いきや、これからの時間帯が本番だったりする。

こんにちは、植物班班長です!

今回、奄美大島で見られた植物を中心に書いていきます!
            
上の写真は奄美諸島で有名な「アダン」です。
見た目はパイナップルみたいですよね!タコノキ科です。
実際に沖縄ではアダンを食べるようです。

これは「オオハマボウ」。アオイ科の花の大きな植物です。
名前のとおり、浜に生えています。黄色の、いかにも南国風の明るい花を咲かせます。
これは「ハマヒルガオ」。ヒルガオ科です。
南国の浜にはこのように色々な植物があります。

本当は奄美アイランドという植物園に行きたかったのですが、そこは台風の影響で3年前くらいからずっと休業しているので諦め、マングローブパークへ。
     
マングローブは「メヒルギ」や「オヒルギ」などの植物の群落です。
マングローブは文字通り地域の生態系の根幹となっており、複雑な生態系が形成されています。
タイなどではこの伐採とエビの養殖池が問題になっていますね。

また、「モダマ」というマメ科の群落地を見に行きました。
モダマという名前は「藻玉」。
元々浜に打ち上げられてものが海藻の実であると考えられていたことに由来しています。
この時は季節が外れていたので、豆のさやを見ることはできませんでした。

今回、見られた植物の一部ですが、紹介させていただきました。
ご覧いただきありがとうございました!

2013年度夏合宿@奄美大島 鳥班活動報告書

 はじめまして。鳥班3年の深堀です。夏合宿の報告させていただきます。
8/12、鳥班の人数の関係で、この日は虫班の人たちと活動していました。
この日は鳥を見るというより、蝶を見ている方が長かったように思います。
おかげで蝶の名前ぐらいは少し覚えることができました。
朝方、奄美野生生物保護センターの駐車場でシロハラクイナを観察することができました。
ツバメとイソヒヨドリも、センターに行く途中で観察することができました。メジロがキャンプ場で観察されたようです。
シロハラクイナ
ツバメ(リュウキュウツバメ?)
8/13、この日も虫班の人たちと活動しました。他の班の人たちからルリカケスをどこで目撃しているという情報が入ってくるの
ですがなかなか遭遇できず、この日も終わってしまいました。ルリカケスのものと思われる羽は発見することができました。
8/14はグル活で、グラスボード体験のグループだったのですが、残りの時間はほとんど虫班鳥班の合同活動のようになって
いました。
グラスボード乗船中にクロサギを観察することができました。
キャンプ場での朝声が聞こえてくるアカショウビンの姿はこの日初めて観察できました。
夕方、湯湾岳ではルリカケス、ヤマシギ、オーストンオオアカゲラ、アマミコゲラが観察できました。
リュウキュウアカショウビン
アマミコゲラ
アマミヤマシギ(亜種)
ルリカケス
8/15は、1日鳥班として活動しました。これまで行っていなかった奄美大島の北の方、笠利町の方へ行きました。
今年は雨量が少なかったため、田んぼはひび割れた感じで鳥の姿が見当たりませんでした。
大瀬海岸では、サギ(ダイサギorチュウサギ)、コチドリ、セイタカシギ、アオアシシギ、キョウジョシギ、シロチドリ、ムナグロ、ツ
バメチドリがいました。
ここで日本野鳥の会の会員の方にお会いし、いろいろ鳥の種類を聞くことができました。ツバメチドリを観察できるのは珍しい
ことだとおっしゃっていました。
また、本茶峠の辺りでは、シジュウカラ、ヤマセミ(v)、サンコウチョウ、ルリカケスを見ることができました。マングローブパー
クでは、カワセミ、カラスハト、キジバト、ヒヨドリを観察することができました。
ツバメチドリ
セイタカシギ
キジバト
カラスバト
←アマミシジュウカラ(亜種)
←ヤマガラ
~観察できた鳥一覧~
カラス(オサハシブトガラス?)、ツバメ、シロハラクイナ、リュウキュウアカショウビン、ヒヨドリ、リュウキュウコノハズク(v)、リュウキュウズアカアオバト、キジバト、カラスバト、スズメ、メジロ、シロチドリ、アジサシ(分類不明)、カツオドリ(フェリーにて)、リュウキュウコゲラ、オーストンオオアカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、サンコウチョウ、ルリカケス、ヒヨドリ、コサギ、イソヒヨドリ、セイタカシギ、ムナグロ、ツバメチドリ、アマミヤマシギ、チュウジョシギ、キアシシギ、アオサギ、カワセミ、ヤマセミ(v
カラス(オサハシブトガラス?)
     
              ↑イソヒヨドリ♀

ここまで読んできただき、ありがとうございました!