2013年12月24日火曜日

今後の活動予定

今後の活動予定
・12/28
虫採り(マイマイカブリ)@守屋
・12/29~
探鳥
・12/30
シーバス釣り
・1/19
植物班交代式
・2/6~8
ワカサギ合宿@山中湖

2013年12月23日月曜日

ガサガサ魚取り


初めまして、水班二年のえびすです。
マドジョウ一匹とヤマトヌマエビ一匹しかいない我が家の60cm水槽…こんな寂しい水槽ではクリスマスを迎えられない、せめて水槽だけは賑やかにしておきたい…
そこで、12月7日OBの方に教えていただいた多摩川某所のポイントでガサガサ魚取りをしてきました。
参加者は虫班のAさんとY君、水班のM君とS君と僕、計5人。S君は翌日TOEICのテストがあるのに参加してくれました!流石ですね…!

企画前日、僕は某大手通販サイトで注文したウェーダー(胴長)を受け取り、準備はばっちり(例会終了後、受け取りのため大急ぎで帰宅しました汗)
企画当日の天気は晴れ、風もなく絶好のガサガサ日和です。朝9:00に駅に集合し、徒歩でポイントへと向かいます。歩きながら皆口々に「さ、寒い…」と言っていたので、「何も採れなかったらどうしよう…」と企画者の僕は内心穏やかではありませんでした。
20分程でポイントに到着。川に入るため各々長靴、マリンシューズ、ウェーダーに履き替えます。そして、いざ12月の川へ。
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長靴、ウェーダー勢は割と平気か…?いや、水温が伝わって寒い。マリンシューズ勢のAさんは案の定かなり冷たがっていました(笑)
しかしながら、寒さに負けずに川底の石をどかしてガサガサ、川縁の草の根元をガサガサ…

ガサガサすること約二時間…
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6月、7月が釣りやすいテナガエビ。ガサガサだと時期関係なく採れるんですね…
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カジカくん。中々キュートな顔をしています。
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川底の石の裏側には虫班歓喜?な生き物も。
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シマドジョウ、アブラハヤ、カマツカ、カジカ、マハゼ、テナガエビ、ヌカエビ等様々な生き物が採れました。
「何も採れなかったらどうしよう…」という企画者の心配は杞憂に終わり、とりあえず一安心…
ここでガサガサ午前の部は終了。

続いてガサガサ午後の部。
河原で日向ぼっこをしながらお昼ごはんを済ませ、次のポイントへ向かいます。先ほどのポイントに比べて流れが緩やかな場所でガサガサを開始。
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代わり映えのしない魚しかとれなくて少し飽き始めていた時、 一年生のM君がギバチを採る。ウーパールーパーをはじめとしてにょろにょろ、ぬめぬめした生き物が好きな僕は必死にガサガサするが採れない。 程なくして一年生のY君もギバチをゲットする。ウン千円したウェーダー代に見合う成果を上げなくてはと意気込んでガサガサするが結局ギバチは採れない…無念。
ギバチの他には小さなアメリカザリガニ、ミズカマキリ等が観察できました。本当にアメリカザリガニはどこにでもいますね…
20年生きてきて初めてミズカマキリを生で見たので良い経験となりました。
一時間半程このポイントでガサガサを行った後、日が陰ってきたこともあり引き上げることに。

様々な生き物が観察でき、非常に充実した活動でした。
こんなにも多くの種類の魚が冬場でも観察できるのは驚きでした。今後は寒さに負けず積極的に活動していきたいと思います。
今回は魚を上から撮った写真ばかりになってしまったので、次回は透明な容器に魚を入れ、横から撮った写真をアップできるようにしたいと思います。

総会

2013年12月22日に総会が行われ無事に3年生から2年生に幹事が引き継がれました。先輩方、一年間おつかれさまでした。

2013年12月18日水曜日

房総オサ掘り

12月15日、空っ風の勢い凄まじくすっかり冬の天気となりました今日この頃
虫採り少年としてはオサムシを採りに行くしかないのでございます。
主催者の僕が千葉県住みということで前々から狙っていた房総固有のオサムシたち(アカオサムシ、アワカズサオサムシ、ボウソウマイマイ)を採りにいきます。
朝7:00に西船橋に集合、okym先輩の車で2時間と少しで南房総市へ。
参加者が多い。okym先輩、たっちー、Y嶋、I川、S戸、自分の企画で(半ば強引だったかもしれないが)これだけ来てくれると嬉しいもの。
さて、目的地のとある山に。
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登山道入口
この周辺の崖を皆思い思いに掘っていきます。
すると開始数十分でいきなりokym先輩が、なんでもない風に「出たよ」と一声。
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アワカズサオサムシ。房総特産種。ルイスオサムシの亜種で祖先的な傾向をもつらしい。ちょっとスマートな感じ?
その後、負けじと掘っていると
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おっと
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出ました、アワカズサオサムシ 越冬部屋を作っていた。
その後も何頭か掘り出したがここではアワカズサしか出なかった。
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キイロスズメバチの集団越冬も見られた。
これって全て女王バチなのか?
ちょっとこのポイントはアワカズサ以外出なさそう…
移動して、今度は違う山をアタックすることに。
しかしさっきのポイントより乾燥している。ここで一時間程掘り出したが全員ヌル。ヌル。ヌル。。。(ヌルというのは一頭も虫が採れてない状態のこと。)河川敷なら絶対マイマイが入ってそうな切り株にも気配すらない。
ハンターさんが仕留めたイノシシやシカを見て終わってしまった。
もう一度先ほどの山に違う林道から入っていくことに。
しかし先ほどヌルだったため、皆虚ろな目をしてる…今日はアワカズサだけで終わるのか…まあヌルよりましかあ、モチベーションが上がりづらくなった矢先、
「あっ、キタキタキタキタキタキタ〜〜〜〜〜〜〜〜〜ィャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いましたよぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
Y嶋が叫んでる………まさか……….…
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あっ、
アカオサ採れてる!!!!!
ターゲットのひとつ、アカオサムシをその手に持っていました。
少し説明させてもらうと、アカオサムシというのは通称で厳密にはアオオサムシ。
何故か房総半島のアオオサムシは赤い色彩を帯びることなどから昔は亜種分けされていて、その名残で現在もアカオサムシと呼ばれるそうです。東北遠征で採れたアオオサムシも赤みが混じる個体がいたけど、オレンジって感じで房総のアカオサとはまた色が違うと思う。これは真っ赤。
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自宅にて撮影。
アワカズサより二回り程大きく、迫力がある。
皆もY嶋が掘り出した崖を一斉に崩す。すると、「出ました出ました」「サンキュー!!!」などと一斉に歓喜の声があがる。
皆アカオサを出しているようだ。
僕?僕はというとここでもアワカズサを追加したり赤くないアカオサを出したりとアカオサらしいアカオサを出せず。
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赤くないアカオサ
(あとで調べてみたらアカオサムシには赤い個体と紫褐色の個体が混じるのが特徴だそうで、この個体もアカオサらしいアカオサだったようです)
他にもマムシやヒバカリ、シュレーゲルアオガエルなども出した。
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ヒバカリ(自宅にて)
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シュレーゲルアオガエル
結局2時間位ここで粘り、皆でアカオサ10数頭、アワカズサ20頭程出した。
僕は最後の最後で赤いアカオサをクラッシュしてしまい、ショックを受け状態のいいアカオサの死骸も持って帰ることに。。。悔しい。。。
まあ正確なポイントは知らずに来て目標の3分の2は採れたのでよかったかな?
ボウソウマイマイは皆かすりもしなかったので今後の課題としましょう。
最後になりましたが、オサ掘り採集のアドバイスをくださったMさん、本当にありがとうございました!
文責 たんぢ

2013年12月16日月曜日

多摩川河川敷で 近所の蝸牛被

12月6日、金曜日。
普通に平日、授業もあるけど二限で終わり、そこから例会までフリー。
うーん、あいつを掘るしかないですな。
そんな訳で二限終わってから後輩のE藤と多摩川に行ってきました。
大学から電車に揺られ1時間弱
以前ワカサギ合宿の帰りに立ち寄った訪れた日野の河川敷。
自分の身長より1m高いススキや葦を藪漕ぎし、ノイバラの棘を一身に受けながら突き進む。
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朽木があればどこまでも。川を渡っているE藤。先輩を差し置いて我れ先に進む、このモチベーションがあれば虫班も安泰だ。
さて川を渡り
倒木の樹皮を捲ると
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いつものやつら、アオゴミムシ、ヨツボシゴミムシ
他にも
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アカシマサシガメだろうか?集団越冬していたうちの一頭。
しかしお目当ての奴は出てこない。大型ながら異様に細長く、黒い。木や地面を素早く動く姿を見るとおどろおどろしい気分になるそんな甲虫。
うーん、木が密集してないからか全体的に乾燥していて、あまり材がないなあ、と思っていると一本の倒木に床マットが乗っかり間に3cm程の土盛りが形成されてる
これは… マットをめくる。
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サンキューーーーー!!!!!

出ました、本日の獲物、ヒメマイマイカブリ(姫蝸牛被)
結局この土盛りから7頭出し今日はフィニッシュ。
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ヒメマイマイカブリが出てきた土盛り(マットめくった後)
採集時間が三時間程と限られている中で一応成果があったのでよかった。
マイマイ掘りのスキル?を上げるためにも金曜日は毎週河川敷に通い詰めてもいいかもしれない。
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今回採集したマイマイカブリたち。この画像だと分かりづらいけれど、頭部から前胸背板にかけて黒と暗い青色の個体がいた。地域変異が大きいのもマイマイカブリの魅力のひとつ。なんでも羽化後に鞘翅が固まってしまい、飛べなくなるので地域差が現れるとか。
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またマイマイカブリは奇形が多く出る。この個体は後ろ足の長さが大きく異なっている。
色んな場所のマイマイを集めたいなあ
今回はこのへんで。
文責 たんぢ

2013年12月5日木曜日

T山~夜間採集で見られた虫たち

こんばんは。虫班二年のたんぢです。
今回は今年T山で夜間灯火採集した時に見つけた昆虫を紹介します。
T山は東京から一時間程で行ける距離にも拘らず、毎回行く度に違う虫に出会えることができます。
山梨方面まで山が続いているからでしょうか。

ミヤマクワガタ&ノコギリクワガタ(撮影日7月11日)
ミヤマクワガタは平地では中々採れないクワガタムシ。金色の体毛、特徴的な耳状突起がかっこよさを引きたてている。
この耳状突起の冠がゴツゴツしていて好き。

ヨコヤマヒゲナガカミキリ(7月31日)
ブナ帯に生息する大型のカミキリムシで、白いマーブル模様が渋い味出してる。
この日は他にも

ヒゲナガゴマフカミキリ(7月31日)
ダルメシアンのように白黒の斑模様が綺麗。

ヒメマイマイカブリ(7月31日)
40mm超えていて中々大きい個体。多摩川流域の個体は前胸が青味がかっていたけれど、T山のこの個体は前胸も黒だった。距離的には近いけれど、個体群としては異なるのかなと思った。
この日はエサキオサムシ、オオゾウムシ、アカアシクワガタ、ヒゲナガカミキリ、ミヤマカミキリなどなど、色々な虫が見られた。

ヤママユ(9月5日)
個体差が大きくこの褐色の個体やオレンジ、黄色、ピンクまでいる。この日はアカエゾゼミやエゾゼミなども見られた。

ウスタビガ雌(11日17日)
最低気温が5℃以下になるこの時期に発生する。
雌は体毛が凄い。モフモフしてて中々可愛らしい。

ウスタビガ雄(11月18日)
対して雄は華奢なイメージ。
雄も雌も流石にこの寒さでは中々飛ばなかった。
僕は7月から行き始めましたが、T山は春夏秋冬オールシーズン、夜だけでなく昼も色々な虫が観察できる場所だというのは実感しました。
来年もたくさん行けますように。