こんにちは。水班1年のK室です。今回が初投稿となります。読者の皆様どうぞ宜しくお願いします。
先日、水班企画として行われました伊豆大島合宿にて訪れました、貝の博物館「ぱれ・らめーる」の報告をさせて頂きます。ガラス製ケース越しの撮影のため反射がひどく、所々見えにくい箇所がございますことを、先にお詫びしておきます。
そもそも何故貝の博物館なのかといいますと、実は私、貝殻の採集に凝っておりまして、友人の同好会員I川(彼も僕と同じく貝好き)が、伊豆大島に貝の博物館があるとの情報を掴み、行こうと誘われた次第でございます。ちなみに「ぱれ・らめーる」とはフランス語で「海の宮殿」を意味します。
勿論本物も飾られていました。「テンシノツバサガイ」その名の通り、天使の翼のような柔らかく膨らんだ形をしています。
「ペガサスノツバサガイ」えっ、こんなのもあるの!?初めて見ました。言われてみれば、前者と比べ、こちらはより細身で凛々しい印象を抱きます(と思うのは気のせいでしょうか?)。
1Fにはタカラガイやオウムガイ、世界各国のカタツムリが展示されておりました。
「ハチジョウダカラ」です。今年5月の新歓合宿で訪れました八丈島で、僕とI川が探し回った挙句、一つも見つからなかったアイツがこんなにも沢山!(I川は辛うじて破片のみ採集)八丈島では「ハマグリ」と呼ばれているとか!ずいぶん立派なハマグリですね!
こうして幼貝からの成長過程を集めた標本も面白いですね。来年はハチジョウダカラをこの手に収めたい!
まだ和名の付いていない新種も!まだまだ未知の貝がこの日本にもいると思うと、ロマンが広がります。
2Fに上がると、さらに多くの貝殻が展示されていました。
世界最大の巻貝「アラフラオオニシ」に、世界最大の二枚貝「オオジャコガイ」、そして世界最長の貝「エントツガイ」!是非とも生きた個体にお目にかかりたいものです。
ユメカサゴという魚に寄生する「カサゴナカセガイ」に、アカヒトデに寄生する「アカヒトデヤドリニナ」。ずいぶん厄介な貝もいるようです。名前もなかなか洒落ています。
イモガイの仲間です。毒銛を打ち込んで獲物を捕らえる貝です。毒性の微弱な種類から、沖縄ではハブ貝の名で恐れられる猛毒の「アンボイナガイ」まで様々。その殺人的な恐ろしさとは裏腹な美しさが、コレクターの注目を浴びています。
クマサカガイとダイオウクマサカガイです。巻貝の仲間で、自身が持つ殻自体は薄くてもろいのですが、他の貝殻を付けて身を守ります。この特殊な生態から、平安時代の大盗賊「熊坂長範」が熊手や指股などの道具を纏う様子が連想されたために、この名が付いたそうです。
この他にも様々な貝が所狭しと並んでいました。種類の豊富さに舌を巻くばかりです!
僕は貝の採集を始めてまだ浅く、知識もまだまだ未熟です故、誤りがありましたら是非ともご指摘の程宜しくお願い致します。最後まで目を通して頂き、本当にありがとうございました。