2014年9月16日火曜日

伊豆大島合宿外伝 貝博物館

こんにちは。水班1年のK室です。今回が初投稿となります。読者の皆様どうぞ宜しくお願いします。
先日、水班企画として行われました伊豆大島合宿にて訪れました、貝の博物館「ぱれ・らめーる」の報告をさせて頂きます。ガラス製ケース越しの撮影のため反射がひどく、所々見えにくい箇所がございますことを、先にお詫びしておきます。
そもそも何故貝の博物館なのかといいますと、実は私、貝殻の採集に凝っておりまして、友人の同好会員I川(彼も僕と同じく貝好き)が、伊豆大島に貝の博物館があるとの情報を掴み、行こうと誘われた次第でございます。ちなみに「ぱれ・らめーる」とはフランス語で「海の宮殿」を意味します。

S藤先輩に連れられて、同じく1年のI川・M坂とともに入館したところ、まず一行を出迎えたのはガラス細工のカタツムリ。作り物とはいえ美しいです。


勿論本物も飾られていました。「テンシノツバサガイ」その名の通り、天使の翼のような柔らかく膨らんだ形をしています。
 



「ペガサスノツバサガイ」えっ、こんなのもあるの!?初めて見ました。言われてみれば、前者と比べ、こちらはより細身で凛々しい印象を抱きます(と思うのは気のせいでしょうか?)。
1Fにはタカラガイやオウムガイ、世界各国のカタツムリが展示されておりました。
 




配置にはかなり凝っていて、クオリティーが高いです!


「ハチジョウダカラ」です。今年5月の新歓合宿で訪れました八丈島で、僕とI川が探し回った挙句、一つも見つからなかったアイツがこんなにも沢山!(I川は辛うじて破片のみ採集)八丈島では「ハマグリ」と呼ばれているとか!ずいぶん立派なハマグリですね!



こうして幼貝からの成長過程を集めた標本も面白いですね。来年はハチジョウダカラをこの手に収めたい!

「オキナエビスガイ」。深海性の原始的特徴を備えた貝です。なんと先祖はカンブリア紀にまで遡るとか!所謂「生きている化石」です。




まだ和名の付いていない新種も!まだまだ未知の貝がこの日本にもいると思うと、ロマンが広がります。
2Fに上がると、さらに多くの貝殻が展示されていました。


世界最大の巻貝「アラフラオオニシ」に、世界最大の二枚貝「オオジャコガイ」、そして世界最長の貝「エントツガイ」!是非とも生きた個体にお目にかかりたいものです。
(写真右 白く細長いものが「エントツガイ」です。)
貝を図柄にした世界各国の切手です。切手好きでもある僕にはたまりません!一つ一つが立派な美術作品のようです。


「ミドリパプアマイマイ」です。パプアニューギニア固有の美しいカタツムリです。
勿論日本各地のカタツムリも展示されていました。


I川が今、喉から手が出る程欲しがっている「クロイワマイマイ」もあります。


ユメカサゴという魚に寄生する「カサゴナカセガイ」に、アカヒトデに寄生する「アカヒトデヤドリニナ」。ずいぶん厄介な貝もいるようです。名前もなかなか洒落ています。
 

イモガイの仲間です。毒銛を打ち込んで獲物を捕らえる貝です。毒性の微弱な種類から、沖縄ではハブ貝の名で恐れられる猛毒の「アンボイナガイ」まで様々。その殺人的な恐ろしさとは裏腹な美しさが、コレクターの注目を浴びています。
 

クマサカガイとダイオウクマサカガイです。巻貝の仲間で、自身が持つ殻自体は薄くてもろいのですが、他の貝殻を付けて身を守ります。この特殊な生態から、平安時代の大盗賊「熊坂長範」が熊手や指股などの道具を纏う様子が連想されたために、この名が付いたそうです。
この他にも様々な貝が所狭しと並んでいました。種類の豊富さに舌を巻くばかりです!



僕は貝の採集を始めてまだ浅く、知識もまだまだ未熟です故、誤りがありましたら是非ともご指摘の程宜しくお願い致します。最後まで目を通して頂き、本当にありがとうございました。

2014年9月11日木曜日

伊豆大島合宿

どうも。水班2年のささはらです。夏休み水班企画として伊豆大島にてシュノーケリング&磯遊びをしてきました。今回はその報告をさせていただきます。

23:00 竹芝桟橋からフェリーにて、伊豆大島に向かう。翌日に備えて早めに睡眠をとります。

翌5:00 大島到着。天気予報を見て覚悟はしていたけれど、天気がよろしくない・・・

港でレンタカーを受け取り、今回、我々がベースとするトウシキキャンプ場へ。

テントの設営を終え、近くのトウシキ海岸へ向かう
ちょっと海水浴には寒いけど、雨もあがっているし、ここまで来たからには行くしかないでしょ。

活動開始!


海中を覗くと南国の海の景色。イソギンチャクやサンゴの群生、優雅に泳ぐ熱帯魚。寒さも気にせず観察を続ける

以下、観察できた生物を紹介していきます (種の同定にあまり自信がないので、間違えていたらごめんなさい)






クマノミ

チョウチョウオとカゴカキダイ

テンクロスジギンポ

ミヤケへビギンポ(婚姻色)


ムカデミノウミウシ




サンゴイソギンチャク







トラウツボ



ミナミハコフグ(幼魚)





アオリイカの子ども(♀)




これほど多くの生物が観察できたので、はるばる来た甲斐がありました。ここはかなりの良ポイントといえそうです。

他の磯や浜にも行きたかったのですが、天候がかなり不安定になっていったため断念。また訪れたいと思います。

ーーーーーーー最後まで目を通していただきありがとうございましたーーーーーーーーー