2014年3月7日金曜日

伊豆マイマイ採集

春が待ち遠しいですね、虫班のいしかわです。この間たんぢ先輩のお誘いで虫採りに行ってきました。以下報告です。
———————-
暇すぎる春期休暇の差中、僕の元に虫班長から連絡が。「こないだのルイスあげようと思うんだけど採集行かない?」
「山梨来るかい?一人だと寂しすぎて孤独死するから来れそうなら来てよ笑」
ルイスに釣られた僕は二つ返事で引受ける。
…ところが数日後、雪の影響で山梨への陸路は断たれ、急遽伊豆半島へと向かうことに。この時期伊豆といったらアイツ、イズマイマイでしょ!
———–
2月18日
2月の朝は、寒い。
まだ暗い中始発電車に飛び乗るも、現地到着は9時過ぎに。虫班長は一足先に到着していた。
「河川敷に竹がいっぱい生えてるから自転車借りよう」
最寄りで自転車を借りる事のできる場所は一つ隣の駅。しぶしぶもう一度電車に乗る。
早速自転車を借り、河川敷へと向かう。川にぶつかると目の前にはいい感じの土盛りが。
掘り始めると、すぐに隣から
アオオサムシ
この辺はカントウアオなのかな?
ここからはトカゲやゴミムシ等はでるがマイマイはからっきし。
nihontokage
周りを見渡すもヤナギがまばらに生えている程度。もっといい林を探すため上流を目指す。
だが…
漕げど漕げど林は現れず、ヤナギも5,6本まとまっている程度。土だまりは見かけるが乾燥しきっている。しかも所々護岸工事が進んでいる。
image
おっ、ここはいけるか?
newt
アカハライモリ
良さげな立ち枯れを削ると、越冬中のイモリが。こんな流れのある所にも居るのか。
中洲の木をほじくっても出てくるのはコクワの幼虫ばかり。しかも中洲から戻る時に滑って足を濡らしてしまった。自転車を漕ぐ足に風が染みる。
時刻は昼をまわり、だいぶ上流に到着。河川敷も狭くなってきたので下流へと向かうことに。川の右岸を走る。
うーん…だいぶ土だまりはあるがやはり木が少ない。アオオサアオゴミは出るけど。
しばらく下るとイイ感じの場所を見つけるも、どうやら先行者が入った模様。河畔林少ないから採集圧高いのかな?
からから
そうこうしてるうちに日が暮れてきた。苦し紛れに採集跡の材を割るも無論マイマイは出ない。 川の対岸は良さげかなあ。
鹿がいる
どうする?このまま終わるのか?
いや、明日採れればいいでしょ。
いつもの虫班長である。
さすがにこの時節野宿はキツい&雨も降ってきたので寝床確保のため市街地のある川の河口まで下る。
めし
港町は飯がウマい!
下がったテンションを回復し、マ○クで夜を明かすのでした…
———————–
2月19日
虫班の朝は、早い。
「昨日は右岸見たから今日は反対側見よう」
まだ寅の刻頃上流に向けて出発する。昨日濡らした足がまだ冷たい。着替え有れば良かったな。
taiga
夜が明け、昨日対岸から見えた河畔林?へと着く。しかしここも既に採集の跡が。うーん残念!
しらみ潰しにまばらに生えるヤナギに突撃しているとようやくイイ感じの木を発見!期待を胸に寄せ写真を撮るのも忘れて掘る。すると…
姫の脚
これは…
イズマイマイ
出たっ!!
姫たち
しかも集団!
もういないのかと思ってた。これでヌル回避できてよかった!
木
この木からは4頭出てきた。
MtFuji
ついでにここから見る富士山が綺麗。最高か。
一気に自転車を漕ぐ足取りも軽くなり、上流へと向かう。
河畔林
おっ、ここはいいんじゃない?
立ち枯れがたくさんある場所を発見。
二手に分かれて材を割っていると、向こうから「サンキュー!!」と叫び声が。虫班長が出したらしい。
負けじと掘るとポロっと。
フレーク マいまい
うーんいい感じ
この調子で川を登りつつ掘り続け、昼までに二人で15頭ぐらい採れた所で終了。
どうなることかと思ったが、結果として前日のボウズは嘘の様。
どうして右岸と左岸でこんなに差があったのだろうか笑チュウブオオオサは今度採りましょう。
comparison
右がイズマイ。普通のヒメマイと比べてるとかなり前胸が張っている…と思う。
最後になりますが、今回の企画&いくつか写真を貸して下さったたんぢさんにお礼申し上げます。お疲れさまでした。
以上乱文失礼しました。
文責:虫班1年 いしかわ

0 件のコメント:

コメントを投稿