2014年3月18日火曜日

常夏バリ島採集記(1)

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HP投稿は初となります、虫班一年(新2年)のえんどーです。一部のOBの方は「メキシコに留学するあいつ」でピンとくるかもしれません。
実は2/25~3/3という日程で、現虫班長のたんぢさんと二人で、男だらけのバリ島採集合宿に出かけてきました。その模様を僕とたんぢさんで前後半に分けてお伝えしようと思うので、どうぞ最後までお付き合いください。
さて、まずはなぜバリへ赴くことになったかというと発端は彼のこの発言、
たんぢ「海外でむしとりしたーいぐへへへ」
僕や同じ虫1のいしかわ等は旅行ついでにフィリピンやベトナムで網を振ったことはあるんですが、たんぢさんは全くの童貞。進級して忙しくなる前に行っておきたいという思いがあったようです。
参加者を募るも、結局費用などの面から同行は僕だけに。そして、場所の選定です。
最初は台湾も候補でしたが、すでに3/20ぐらい~の石垣遠征が決まっていて虫の層も似通ってきちゃうんじゃね、ということで外す。その後たんぢさんの知り合いの虫屋さんの勧めがあり、季節的にも外れなく何かと不便でない、ということでバリとなりました。
そして来たる25日、集合時間22:00にえんどー羽田入り。たんぢ、いない。こない。24:30到着(笑) 飛行機は朝発なので、最近部内ではやっている将棋をして時間をつぶします。
羽田を出発しシンガポールに着、transferで安定のキョドり具合を見せ、26日19:30頃にやっとこさバリの国際空港デンパサール空港につきました。う~ん安い乗り換え便はどうしても待ち時間が長いっすね。
迎えに来てくれていた日本語ガイドのステジャ氏(スジャータ)と会い、ホテルへ向かう。道中「クプクプ(インドネシア語で蝶の意)を捕りに来た」と伝えると、クプクプ・マラン(夜の蝶=風俗笑)だと勘違いされ、終始ゲスな話題で盛り上がる。下ネタは万国共通なんすね。
彼に車のチャーターをお願いし、翌日からの採集に備えて早めの就寝となりました。
翌27日、5:00に起床しいてもたってもいられない僕たちはホテル回りで攻めます。がしかし繁華街クタ、コウモリぐらいしか飛んでいません。ビュッフェ形式?の朝飯を食べ早速車で最初の目的地Nusa-Duaへと向かいます。
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どうもスコールが多く採集が中断されてしまいますが、リュウキュウムラサキ、ゴマダラ、カバマダラ、キチョウ、シロチョウ類を中心に採っていきます。
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初ゲットはこいつ!
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正直こんなビーチのわきで蝶が舞っているのは素人の僕には意外でした。タイマイなんかは飛んでいる姿がとてもきれいですね。今回の大きな目標であるアオネアゲハもいると聞いていましたが、姿を見ることができません。本当にデリアスなのか?と疑わしいシロチョウを数種とり、次の場所へ向かうことにします。
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次に訪れたのはウブドゥ周辺の沢沿いのこんな風景の場所です。ナガサキアゲハ、イワサキタテハモドキ、バナナセセリなどを追加します。たんぢさんが何か悲鳴を上げながら三角紙から蝶を逃がしてしまって萎えたりしていると、やはりここでもスコール。屋根のある場所に避難しますが、身動きがとれなくなります。
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バナナの葉をかさにした現地人のおっさんなんかも含めてあまりに雰囲気モリモリだったので僕は少し気分が高揚していましたが、成果にこだわる虫班長はストレスたまり気味なご様子。
結局この日は移動やスコールで時間を結構ロスってしまい、ビーチ沿いのレストランで夕食をとって帰ることになります。
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こんなサンセットの中、なんでお前となんだよと罵倒し合いながら夕飯を食らい、ビールをのんだところでホテルへ帰還、プールに入って就寝。意外とエンジョイしていることにびっくり。
2へと続きます。

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