2015年8月14日金曜日

八丈島合宿 水班篇(前編)

 皆さんこんにちは、水班二年副班長のK室です。先日行われました八丈島合宿、水班磯遊び組の活動報告をさせて頂きます。

 5月6日夜、竹芝桟橋よりフェリーに揺られ、9日の朝に八丈島を出るというスケジュールでした。なので、実質の活動時間は7日と8日の2日間でしたが、上手い具合にその2日間だけ天気が芳しくないとの予報・・・。ハイ、当然僕(雨男説)に集中砲火が向けられる訳ですよネ。(皆さん、ひどいと思いませんか!?雨降ったら全部僕のせいですよ!!)

 「天気悪いのはお前らの気合が足りないからだ!」と、根拠もないことを部員に言いつつ、まず初日目。キャンプ場すぐ目の前の磯が、驚くほど潮が引いていたため、この日のポイントはここに決定!




すると、新入生のM代が何かを発見!



タカラガイの一種、「ホシキヌタ」です!しかもまだ生きとるやん!生体は外套膜で殻を覆っているため、表面には傷がありません。だからピッカピカ!三浦や館山でも拾いましたが、正直ここまで綺麗なものを見たのは貝類支部初です。

 続いて2年I川が、「ハチジョウダカラの破片見つけたよ~。」・・・ってもう見つけたの!?

 実は昨年、僕とI川で必死に探したハチジョウダカラ。結構大きめのタカラガイで、八丈島固有ではないのですが、名前に「ハチジョウ」が付くので、是非ともこの八丈島で拾わねば!と意気込んでいました。I川は破片を、僕に至っては破片すら拾えず、泣いたあの時。今回はそのリベンジとなる訳ですが・・・、

「ハチジョウの幼貝見つけたよ~。」(I川)

って早っ!!

「先輩、これ何ですかね?」(M代)



・・・ハチジョウの幼貝じゃん!

ってエエエェェェェェェ!!??もう幼貝も見つかったの!?しかもI川、亜成貝も拾っていますよ!


拾えていないのは僕だけ。ヤバイヤバイ。焦りは募るばかり。

死にもの狂いで探したところ・・・

「うぉぉぉぉ、あったあぁぁぁぁ!!!」岩場に転がっていた幼貝。ついに僕も手に入れました!歓喜のあまり、声をあげてしまいましたよ。

 てな訳で、リベンジ完了!その後も生き物を見つけていきます。

ウミウシ




スズメダイ(同定は後程)。藻場に隠れていました。




トコブシ。夕飯のおかずにしたかったのですが、漁業資源のため、泣く泣くリリース。


ウニ(同定は後程)



カニダマシ(同定は後程)。ハサミを除くと足が6本、そうです、こいつはヤドカリの仲間なのです。紫色の腹をしています。


ヨコシマエビ




カエルウオ。すばしっこさピカイチ。 

ケブカガニ


エビとカニ(同定は後程)


テッポウエビモドキ


メジナの幼魚が群れていました。



そして、きました!超猛毒危険生物、「スベスベマンジュウガニ」です!触るには問題ないですが、食べると死にます。こんな物騒なカニがゴロゴロいました。

 途中、地元の子が来て、現地の生き物について色々教えてくれました(漁師の息子だとのことです!海の生き物について、なかなか精通していました)。

 潮も満ちてきて、ガサガサを終えようとした、まさにその時!




 今度は新2年のS浦。ハチジョウの成貝です!




そしてまたしてもM代。何とホシダカラです!破片でしたが、圧倒的な大きさ!I川曰く、「まさかこの海に生息しているとは!」
 
 いや、今年の新入生強いですよ!貝類支部もたじたじです。

 そんな訳で、この日のガサガサを終了しました。風変わりな生き物が多く、ハチジョウダカラのリベンジに成功したのは大きな収穫でした。そして何より、新入生勢が大活躍でした!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。後編に続きます。

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