5月6日夜、竹芝桟橋よりフェリーに揺られ、9日の朝に八丈島を出るというスケジュールでした。なので、実質の活動時間は7日と8日の2日間でしたが、上手い具合にその2日間だけ天気が芳しくないとの予報・・・。ハイ、当然僕(雨男説)に集中砲火が向けられる訳ですよネ。(皆さん、ひどいと思いませんか!?雨降ったら全部僕のせいですよ!!)
「天気悪いのはお前らの気合が足りないからだ!」と、根拠もないことを部員に言いつつ、まず初日目。キャンプ場すぐ目の前の磯が、驚くほど潮が引いていたため、この日のポイントはここに決定!
すると、新入生のM代が何かを発見!
タカラガイの一種、「ホシキヌタ」です!しかもまだ生きとるやん!生体は外套膜で殻を覆っているため、表面には傷がありません。だからピッカピカ!三浦や館山でも拾いましたが、正直ここまで綺麗なものを見たのは貝類支部初です。
続いて2年I川が、「ハチジョウダカラの破片見つけたよ~。」・・・ってもう見つけたの!?
実は昨年、僕とI川で必死に探したハチジョウダカラ。結構大きめのタカラガイで、八丈島固有ではないのですが、名前に「ハチジョウ」が付くので、是非ともこの八丈島で拾わねば!と意気込んでいました。I川は破片を、僕に至っては破片すら拾えず、泣いたあの時。今回はそのリベンジとなる訳ですが・・・、
「ハチジョウの幼貝見つけたよ~。」(I川)
って早っ!!
「先輩、これ何ですかね?」(M代)
ってエエエェェェェェェ!!??もう幼貝も見つかったの!?しかもI川、亜成貝も拾っていますよ!
拾えていないのは僕だけ。ヤバイヤバイ。焦りは募るばかり。
死にもの狂いで探したところ・・・
「うぉぉぉぉ、あったあぁぁぁぁ!!!」岩場に転がっていた幼貝。ついに僕も手に入れました!歓喜のあまり、声をあげてしまいましたよ。
てな訳で、リベンジ完了!その後も生き物を見つけていきます。
ウミウシ
スズメダイ(同定は後程)。藻場に隠れていました。
ウニ(同定は後程)
カニダマシ(同定は後程)。ハサミを除くと足が6本、そうです、こいつはヤドカリの仲間なのです。紫色の腹をしています。
ヨコシマエビ
カエルウオ。すばしっこさピカイチ。
ケブカガニ
エビとカニ(同定は後程)
テッポウエビモドキ
メジナの幼魚が群れていました。
そして、きました!超猛毒危険生物、「スベスベマンジュウガニ」です!触るには問題ないですが、食べると死にます。こんな物騒なカニがゴロゴロいました。
途中、地元の子が来て、現地の生き物について色々教えてくれました(漁師の息子だとのことです!海の生き物について、なかなか精通していました)。
潮も満ちてきて、ガサガサを終えようとした、まさにその時!
今度は新2年のS浦。ハチジョウの成貝です!
そしてまたしてもM代。何とホシダカラです!破片でしたが、圧倒的な大きさ!I川曰く、「まさかこの海に生息しているとは!」
いや、今年の新入生強いですよ!貝類支部もたじたじです。
そんな訳で、この日のガサガサを終了しました。風変わりな生き物が多く、ハチジョウダカラのリベンジに成功したのは大きな収穫でした。そして何より、新入生勢が大活躍でした!
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。後編に続きます。
0 件のコメント:
コメントを投稿