2015年8月15日土曜日

奥多摩とソリダと、時々、フォルモサ


 こんにちは、虫班2年のF永です。暑い日が続いていますね…セミに元気をもらいたい今日この頃です(笑)。さて、今回は7月10日から11日にかけて行った奥多摩ネキダリス採集についての報告をしようと思います。



 7月10日夜、奥多摩駅着。





奥多摩駅の外観を見る度に虫採り欲が湧き上がりますね。夜に奥多摩駅に着くのは初めてだったので新鮮でした。ここでT治さん(前虫班長)と合流し、僕の「ミヤマクワガタがほしい!」という要望に応えてくださり、東日原まで灯火を見て回ることに。



途中…


サワガニクワガタです(嘘)。うーん、ハサミのある生き物を探しているけど君じゃないんだよなぁ…全体的に灯火に集まる虫が少なめで、なかなか見つからないミヤマクワガタ君…





シモフリスズメ(上)とヘビトンボ(下)




そして



やっとでした(笑)! 寛大なる()T治さんに譲ってもらいました。やっぱりかっこいいです、ミヤマクワガタ君。

そうこうしていると山の麓に到着。 T治さんは明日の大本命であるネキダリスにしか興味ないご様子。時刻は深夜2時を回っていたので、3時間ほど寝て明日に備えました。



翌日


ヒィヒィ言っている自分がいました(笑)。奥多摩での登山は今回が初めてで、前日は「高尾山よりは疲れるだろうなあ」と甘く見ており、もっと沢山寝ておくべきだったと悔やんでいました。




景色が素晴らしい!!!
見渡す限り山々で、ここが東京だということをしばし忘れていました。



長い長い前置きはこれぐらいにして、ネキダリス採集の開始です。
ネキダリスとはホソコバネカミキリの仲間のことを指し、学名(属名)の「Necydalis」からきています。
愛好家の間では「ネキ」の愛称で親しまれていて、その仲間も和名より専ら学名(種小名)からくる呼び名がつかわれています。
今回はオオホソコバネカミキリ(通称ソリダ)とトガリバホソコバネカミキリ(通称フォルモサ)を採集しにきました。

山中を歩き回るもなかなか見つからないネキダリス。ソリダはブナの木の立ち枯れに、フォルモサはタンナサワフタギの木に集まるとのことなので登山道から離れすぎないよう注意しつつ木を見て回りました。


ヒメバチが多く集まる立ち枯れがあったのでよく見てみると…


ソリダです!!表面をてくてく歩いていました!
T治さんが悔しがっていたのが印象的でした(笑)


その20分後…


フォルモサです!!タンナサワフタギの生木の周りを飛んでいたところをキャッチしました!
和名に「トガリバ」とあるように退化した前翅がとがっていますね。嬉しい限りです。このフォルモサは黒色の濃い個体ですが、そうでないものはハチに酷似しています。


その後T治さんもソリダとフォルモサをゲット!(下の写真はソリダ)



二人ともソリダとフォルモサを採集できました! 奥多摩スゴイ!!ってのが率直な感想です(笑)


ちなみにネキダリスはつかまれたりするとハチのように刺す真似をしてきます。本人(虫)もハチに似ていることに気付いているのでしょうか?



目標のネキダリスを採集できた素晴らしい採集でした!
T治さん、ありがとうございます!!











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