2014年7月12日土曜日

オオクワ訪ねて三千里

こんにちは!虫班2年の鯵です。今回は題名から分かる通りオオクワガタについて書いていきます。少し長くなりますが、流し読みでもして頂けたら幸いです。
以前の記事でも書きましたが、私はクワガタが大好きです。強靭なボディ、力強い大顎、巨大な体躯…。魅力を挙げればキリがありません。少年ならだれもが通る道といっても過言ではないかもしれないですね。その中でもオオクワガタは別格じゃないでしょうか。図鑑で眺めるだけの存在。デパートで高値で売られている虫。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。(私がそうです(笑))
時は経ち、大学生になって行動範囲が広がった私は思い立ちました。「そうだ、オオクワを採ろう!」
というわけで6月14日、15日にオオクワを狙って遠征をすることにしました。呼びかけたところ、同級生のえんどー、いしかわ、新入生のN、K、4年生のN先輩が応じてくれました。OBのMさんやえんどーの友人のアドバイスで福島県某所へ…。
やり方は虫屋の皆さんにはおなじみ灯火採集。ひたすら街灯をチェックしていき、虫が飛んできていないかを見ていきます。
まず最初に出迎えてくれたのは大量の彼ら↓


 オオミズアオです。個人的に好きな蛾なので、すこし気分が上がりました。
それにしても寒い!!気温を調べてみると、なんと16℃!クワガタが飛ぶか、正直ギリギリ(アウト)のラインです。
そうこうしていると何やらクワガタらしき影が!これは!!!
 
小さなミヤマクワガタです。私は今年初採集だったので捕まえましたが、うーん、小さい。
 








こちらは大きめのコクワガタ。計ったら45mmでした。大きいとコクワガタも迫力があります。
と、今回はこんな感じで目的のオオクワは採れずじまいでした。(ちなみに他の採集者さんたちは採れていたようです(T_T))
…これでは満足できない!密かにリベンジの機会を狙っていた私に絶好の機会が訪れます。
虫班は毎年7月の初めに山梨で強化合宿を行うのですが、今年は雨でそれが中止になってしまったのです。(+_+)
しかし、レンタカーの都合でどこかに行かないともったいないとのことで、虫班長たんぢ、鯵、新入生のK、同じく新入生のFはかろうじて晴れている福島へ行くことになったのです。
というわけで7月4~6日にかけて、リベンジをかけました。(本番はここからですよ~)
4日の夜に出発し、一般道でゆっくり行ったので、到着したのは5日の明け方でした。ここで蝶を採ったりしているのですが、その報告はたんぢさんに期待しましょう!
 
このように福島は自然が豊かで、ドライブしてるだけで気持ち良くなってきます。ふと道端に目をやると、
 
このようにたくさんのヒメシジミを見ることができます。
そうこうしているうちに日が暮れてきました。とりあえず虱潰しに街灯を見ていきます。すると、
 
ミヤマクワガタ。先ほどの個体よりは大きいですが、55mmと、この種類にしてはとりたてて大きいわけではありません。
その後も街灯を見ていくと、
 
ノコギリクワガタのメスです。クワガタのメスは見分けがつかない方も多いかもしれませんが、ノコギリクワガタのメスは細く鋭い顎とたまご型の体型が特徴です。言われてみればたまご型をしている気がしませんか?
 
こちらはシロマダラというヘビです。爬虫類好きのメンバーに聞いたところ、結構珍しいやつらしいですが、私は「面白い模様だな~。写真撮っとこ。」なんて呑気なことを考えてました(笑)
そんな感じで街灯を見回っていると、新入生2人がこっちに向かってきます。どうしたんだろ?
F「Kがオオクワ採りました!!」
なにぃ!!!!!!!私が大急ぎで車に戻ると、Kがにやにやして何かを眺めています。

うわああ!!!まじでオオクワだよ( ゚Д゚)しかもデカい……。計ってみると60mmジャスト。大歯と中歯の中間といったところでしょうか。いかにも野生のオオクワって感じです。
悔しいいいい!私も必死になって探します。くっそー。Kのヤツ、いつまでもにやけやがって!絶対採ってやる!!
ふと目を遠くにやると1つだけぽつんと光る街灯が…。一瞬で確信しました。「あれはいる!!!」
駆け寄って周囲を探すと…
 
これはっ!!一瞬で分かりましたが、念のため手に取ってしっかりと見てみます。
 
うおおおおおおお!!!!サンキューーーーーーーー!!!!!!
自身初採集のオオクワは30mmほどのメスでした。オオクワのメスは何といっても上翅の点刻と黒光りするボディが特徴です。いやあー良かった。リベンジ達成!!!
今回は満足して帰路につきます。最後に今回のMVP、Kのオオクワで締めようと思います。
 
明るいところで見るとさらに迫力がある(*´Д`)やっぱりクワガタはいいなあ。
ここまで私の駄文につきあってくれた皆様、ありがとうございました。
文責:鯵

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