2014年7月3日木曜日

クモマツマキを探しに行った

こんにちは。実は一ヶ月前に山梨県へクモマツマキチョウを観察しようと遠征をしていたのでした。
面子は虫班長たんぢ、鯵、K所、K川、そして僕T掛です。
とりあえず、恒例イベント虫班長遅刻。
彼は昼に別の場所で個人的に虫取りをしていて、集合場所に向かう電車で疲れで終点まで寝過ごし、集合時間にはあと45分かかるようなところに居ました。
そうだ、ドンキホーテに行こう。彼の遅刻は私たちにお買い物の時間をくれました。
実際、山登りをするとき軽食と水分無いと死にますね。干乾びる感じがめっちゃします。
んで、何やかんやで夜明けくらいに山梨到着。某有名駅で灯火採集をしました。
ジョウカイのボンチャン達がいっぱい。なんだか目ぼしいのが居ませんな~。
と思っていたらこいつが駅の窓にくっついてました。
ヒゲナガシラホシカミキリ写真 2 (7)
こいつはあれですね。メスはめっちゃかわいい模様が出るんですけどオスはこんなマックロクロスケで無紋になります。正直メスのほうが欲しかったwジョウカイボンに少し似てるけどちゃうねんな~。
で、特に何もないので場所を移動。ナミゲンゴロウの有名ポイントへ。
とりあえず持ってきた鯖をオサカナホイホイの中にぶち込んで池へ仕掛けときました。
あとで引き上げるのが楽しみな瞬間です。
で、肝心のクモマツマキチョウの有名ポイントへ向かいました。
これがまた遠いんだな。そしてドドドド田舎。川と山と道しかない。
ま、それが僕ら虫班的には最高に嬉しいわけですが。
そして、韮崎市を出発して約二時間。つきましたよポイントの「入り口」へね。
この入り口からクモマツマキチョウが見られるところまでガチ登山です。
最初は余裕だったんです。何せ虫取りする余裕があったくらいですもの。
入り口からさほど遠くない地点までで
ウスバシロチョウ写真 3 (3)
ミヤマハンミョウ写真 1 (5)
アサギマダラ写真 2 (3)
写真 1 (4)
写真 2 (5)
なんかが取れました。ほかにもミヤマカラスアゲハが飛んでいましたが誰もネットインできず。オタマやアカガエルもいたり。
ああ、網を振れていた頃は良かったなぁ。
ドドン!!!!立ちはだかる第一の難関。写真 3 (6)
TSURIBASHI!!!高所恐怖症の僕は失禁間近でしたよ。でも上の方をミヤマカラスアゲハが飛んでいる!!
いや、流石にネットは振れない。命あっての虫取りよ。
そして、このあたりから登山がガチ過ぎてイマイチ昆虫が見られなくなってくる。
虫の気配はエゾハルゼミのちょっと切ない鳴き声のみ。抜け殻は見つけた。写真 3 (5)
虫が居ない・・・つらくなってきたところでまさかの第二の刺客。
TSURIBASHI!!!写真 4 (4)
今度のは一つ目とは比べ物にならないくらいの強敵。何しろ足元の板がピシピシ言うだけのみならず、カタカタと外れそうになったりしてた。怖すぎる。
90キロ近い巨漢のK川君がそのつり橋を渡るとき、私達は手に汗握ったのは言うまでもありません。
そして、いない。虫が。これはきっと今日中に目的地にはたどり着けないぞ。そんなこと思いはじめました。
昼ごはんを食べて悲しく引き返しました。
下山中にキベリタテハを見つけるもネットインできず・・・・・・散々だ~。
まぁ、しかしかなり下へ下ったところで思わぬ収穫が。
タカチホヘビ写真 4 (3)
僕は初めて見ました生きた個体は。やっぱりきれいだ。鱗と鱗の隙間が空いててそれでいて虹色の光沢が美しい。こいつは夜行性で基本的に土の中に生息しています。ミミズしか食べないグルメさんです。すでに死にかけていたことが悔やまれます。
ああ、たいした収穫の無いまま終われない。虫班長は燃えていました。
そうだ、土場へ行こう。
というわけでまた長い時間をかけて韮崎、北杜のあたりまで帰ってきました。
カミキリたちが運動会してます!!大興奮です。
クビアカトラとクリストフコトラ写真 1 (7)
ツマグロハナ写真 1 (3)
ほかにムツボシタマムシなんかも。写真
いいなぁ土場。カミキリムシはまっちゃいました。しかし、意外に早く走るのでびっくりしちゃいました。あと近くの雑木林でホタルノフクロ。これは可愛い花。写真 5 (4)
このあとゲンゴロウを引き上げ、二匹の収穫。
ナミゲンゴロウ写真 5 (5)
去年タニグチコブヤハズカミキリを取った山を登って頂上で写真を撮りました。
K所君と頂上でねっころがって話してたら虫班の活動はとても楽しいとのお言葉をもらい、嬉しい限りでした。
結局タニグチコブヤハズは採れずじまい。
このあともう一匹ゲンゴロウを採り、山梨での採集を終えたのでした。結局クモマツマキの観察はできなかったけどね。
クモマツマキは見られなくてもいい虫が沢山居る。山梨県、いいとこですな。
また、ゆくぞ山梨。でわ。
追伸、生態写真が両生類以外なくて申し訳ないです。虫を見ると撮るより先に採ってしまう……もっと精進します。

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