2010年8月25日水曜日

真夏のT山採集~夜間採集編~

こんにちわ、コータスです。夏合宿が終わってからも何度か採集に出かけています。今年の虫班はアクティブに活動していきますよ↑↑
さて、合宿前の8月3日~4日にかけて、都内の某山に1年のパルナス君と採集に行ったので報告します。この山は都心部からのアクセスが良いわりに様々な珍虫が生息しているので、首都圏の採集家の間からは好採集地として知られています。テストで鈍った探虫眼を取り戻すリハビリの地としては最適です。3日の夕刻に部室で落ち合い、馬場の100均で食料と飲料水を買い込んで出発!今晩は徹夜で外灯に集まる虫を採集して、野宿。翌日は登山道沿いで採集するというスケジュールです。
辺りが闇につつまれ始めるころに登山道の入り口に到着。周囲をクロコノマチョウ(夏型)が舞っていました。最近数を増してきた蝶です。ここから夜の登山道を登って、山の中腹にある虫の集まる外灯群を目指します・・
ひぃひぃ言いながら上り坂を上がり、やっと目的地に到着。ベンチに座って一休みしているとパルナス君がどこかに消えた・・しばらくして戻ってきた彼に、「なんか採れた?」と聞くと「採れました!」と返事が返ってきた。まあしょうもないもんだろ・・と思ったが、彼の手に握られていた虫を見て思わず 「氏ね!!!」と言っていた。なんとそれはヨコヤマヒゲナガカミキリ。。
ブナ帯に生息する珍種であり、ここで採集する者たちのメインターゲットである。到着後20分もたたないうちに採られてしまった・・・しかも採りづらいとされる♀を・・「なんか瀕死のが落ちてた」とのこと。恐ろしい引きである。。。後輩に先に採られるのは悔しい!これに発奮して外灯を見て回ると、灯下にはミヤマクワガタがそこそこ落ちていた。この他にクワガタではコクワガタ、スジクワガタ、アカアシクワガタが見られ、マニアックなところではコヒゲシマビロウドコガネ、キイロゲンセイ、ハチモドキバエの一種(この日は多かった)などが見られました。蛾では各種スズメガやギンモンスズメモドキなど。
深夜1時をまわると虫の飛来が少なくなってきたので休憩。採集にきていた他の学生虫屋さんと虫の話で盛り上がりました。こういうのっていいですね。その後はほとんど食指が動く虫が飛来しなかったので、ベンチで寝ることにしました。おやすみなさいzzzz
真夏のT山採集~アオタマムシ採集編~に続く….

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