6/2 T山
(クリックすると鮮明に画像見れます。もしよかったら是非。)
何度もお世話になっているT山にまた行くことにした。
フチグロヤツボシカミキリとオオミドリシジミあたりが採れればい いなーと思いつつ
一限を早退し東西線に乗り込む。
I川は先に電車で行ってると言ったのでリフトでも使って早く行こ うと思ったら
I川「すんません橋本の方いってて遅れて着きます」
なるほどね。
待ち合わせ場所に集合したのが12:00前だった。
この日は31度快晴、 おまけに登山なので汗が吹き出しまくっている。
後輩のI川にアオタマのポイントを教えるという名目もあったのだ が、疲れて聞こえてんのか?状態だった。
道中のホオノキを掬ったりしてみるがお目当てのフチグロヤツボシ は入らず、 I川の眼鏡を落とすという惨事にも見舞われ二人の気分はみるみる 下がっていく。
虫採りというのは狙いが採れないと得てしてハイキングになるのだ が、今回はそのパターンかもしれない。
なんて思ってると右脇のギャップにチラチラ光る緑の煌めきが見え る。
まさか…と思いつつ近づきネットイン。
………!!!???
裏面の太い白帯、白い翅裏、表翅の透き通ったブルー。
間違いない、フジミドリだ!!
フジミドリさんきゅううううううううううううううう!!!!!!
フジミドリシジミ(Shibataniozephyrus fujisanus)
しかも完品。素晴らしい。
フジミドリの色は他のゼフィルスとは違い、 透き通っていてとても綺麗だ。また、 大きさが他のミドリシジミたちとは一回り小さい。他のゼフとはちょっと違う。まあとにかくかっこいいんだよ笑
フジミドリの色を見れて喜びはひとしお。
眼鏡を落としたことも暑さも全てがどうでもよくなった。
普通フジミドリは朝に活動するはずだが、 日中の暑さで下草に降りてきたのだろう。 そのため飛ぶスピードもゆっくりだった。
フジミドリとの出会いに感動して、 目が冴えたのでホオノキがあれば目ざとくスウィーピングしたり、 下草をチロチロ見たりしたが、中々うまくはいかない。
アカシジミがいたくらい。
結局フジミドリ1頭見ただけで下山し、 麓でオオミドリを探すことに。
午前中活動するなら夕方も活動するだろうなんて高を括っていたが そんなことはなく、 アカボシゴマダラとゴマダラの縄張り争いを下から眺めていた。
スミナガシ( Dichorragia nesimachus)
最後にスミナガシが飛んでいたので拾ったが、ボロ。
普通に飛ぶときは速いけれど、 縄張り張ってるスミナガシは楽ちん。
ウスバシロが飛んでいる時期にくれば状態いいかも。
色々発見ができたので満足の一日だった。
6/17
またT山に
今度こそフッチー(フチグロヤツボシカミキリ)をということで。
後輩のK所と前日夜inし朝を迎えた。
ちなみに夜はアカアシクワガタが一匹いた程度で甲虫はナシ。
ミヤマの出始めいないかなと思ったけど、流石に早かったみたい。
4:30に起きて近くのイヌブナをたたいたりルッキングする、 がいない。
本には早朝に活動する、って書いてあったと思うんだけど、7: 00までやってゼフィルスっぽい飛び方をするチョウは一匹も出な いのでフッチーを先に狙うことにした。
結構遠いんだよなあ山頂からまた歩くし
中々疲れる。
小一時間でポイントに辿り着く。
このホオノキはなるほど低い所にも葉っぱが着いていてこれなら採 れそう。( ホオノキはこの山にいくつも生えてるが皆高木で掬えない木が多い )
ルッキングしてみると、
あ、サンキュー。
フチグロヤツボシカミキリ(Pareutetrapha eximia)
いた。 フッチー。 メタリックに輝く虫はやはり綺麗。
ウェヒヒ 思わず気持ち悪い声が出てしまった。
ポイントを明確に教えてくれた方ありがとうございます。
K所も採れたみたいなのでまたフジミドリがいる場所に戻る。
途中山頂で卍飛翔を見たので網を振ると
オオミドリでした。
山頂付近は見晴らしもいいしとりやすいなー。
9:30頃にポイントまで戻ってくると、 チラチラコバルトブルーに飛ぶフジミドリが。
でも遠すぎて採れやしない、20m竿なら届くかな? でも近くの梢に白いシジミがいる!
雌だ!!!でも欠けがひどい。
もしかしたらもう時期じゃないのかも。
この調子だと8: 00くらいがピークかなあなんて思いつつあとにした。
帰る最中望遠鏡付近でブーンと飛ぶ雑甲虫を手で掴むと
フタコブルリハナカミキリ(Stenocorus caeruleipennis (Bates, 1873))
おお!フタコブ!!いるのか!
形といいカラーリングといい、一度は採ってみたかったんだよなー笑
腹部の両端に二つの出っ張りがあってこれがフタコブなんだなー。
一度見たらアオジョウカイと間違えなさそう。
この時期に花を見つけると面白いかも。 なんて思いながら帰路に着いた。
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