2010年10月22日金曜日

真夏のT山採集~アオタマムシ採集編~

コータスです。真夏のT山採集~夜間採集編~からの続きです。だいぶ報告が遅くなってすみません><
午前5時、ヒグラシの合唱の中で目が覚めました。とは言っても深夜~明け方は先述のヨコヤマヒゲナガカミキリが灯下に飛来しやすい時間帯と言われており、ベンチで横になりながらも灯下が気になって殆ど眠れなかったのですが。
都心のビル群の向こう側から朝日が昇ってきました。
晴れて気温も上がり、採集日よりになりそうです。 パルナス君も起きてきて、あらかじめ調べておいた樹液の出る木を見に行ってみることにしました。暫く登山道を登って頂上にある目的の木へと向かいます。
到着すると、樹液にはオオムラサキの♂やスミナガシ、ルリタテハ、ヒカゲチョウの仲間がついており、アオカナブンも樹液を吸っていました。また、ここでパルナス君が採集したスミナガシはとても大きく、オオムラサキと同サイズ位ありました。
樹液に来ためぼしい虫を採集し終えた後、昼の採集のターゲットであるアオタマムシを狙うことにします。このタマムシは青~緑~赤といった光沢がある中型の美しいタマムシで、♀はモミの立ち枯れや倒木に産卵に訪れます。♂はかなりの珍品として知られています。T山では幼虫が餌とするモミや、成虫が食べるイヌブナが多くあるためアオタマムシが生息しているのです。
また暫く登山道を進み、モミの多い場所へ移動。目を付けておいたポイントが2つあり、僕とパルナス君とでそれぞれ別のポイントに分かれて探索することにしました。僕が向かった方のポイントは斜面にあり足場が悪いのですが、伐採木が多く期待できそうな感じです。ここで暫く粘ってみることにしました。
・・・・・小一時間ほど待ったのですが、ロクなものが飛んで来ず…orz
すっかり萎えてしまい、パルナス君が探索している場所へと向かいました。到着するとバックやネットは置いてあるのですが、彼の姿が見あたりません・・・。どこ行ったんだ・・;;と不安になっていると、藪の中に人のようなモノが@@!!
爆睡してました(笑) 完全に自然と同化していてわからなかった。。
ポイントの立ち枯れにはオオヨツスジハナカミキリが飛来してきました。大きくていい感じのムシだと思います。「このあたりではハナノミの珍品も採れてるんだ~」なんてことを起きてきたパルナス君に話していると、目の前の低木に大型のハナノミの姿が!!!!一気にネットを振り抜くと上手く入ってくれました。こいつは話していた珍品ハナノミではありませんが、東京ではなかなか珍しい種類のようで嬉しかったです。
立ち枯れ
そのあとパルナス君が僕はさっき張っていたポイントに行ってしまい、眠くなったので立ち枯れに寄りかかって昼寝していると、彼はまた「採れました!」とか言って戻ってきた。
また採られた・・・・・・ファッ●!!!!
僕も昔採ったことがあるのですが、それより大きくて立派な♀でしたorz
ひとしきり悔しがったあとさっきの場所に逆もどり。午前中には日のあたっていなかった場所なのですが、午後には日差しが照りつけ、ヒゲナガゴマフカミキリ、ウスイロトラカミキリ、オオコクヌスト、ヤマトタマムシ(ここにもいるんだ・・と驚いた)、クロタマムシ、アオアカナブンetcが飛んできました。クロタマムシは一瞬アオタマか・・!?と思いました。紛らわしい!(`o´)
15時頃になると飛んでくる虫の数も減ってきたので下山しました。疲れましたが良い虫も採れてよかったです!p君おつかれさまでした==
成果:ミヤマクワガタ、ヒゲナガカミキリ、オオヨツスジハナカミキリ、ヒゲナガゴマフカミキリ、ウスイロトラカミキリ、ルリボシカミキリ、アトモンサビカミキリ、ヤマトタマムシ、クロタマムシ、ハイイロヒラタチビタマムシ、チビタマムシの一種、アオカナブン、ハナムグリ・コガネムシ数種、オオコクヌスト、ナガクチキの一種、ミツノゴミムシダマシ、ホシハナノミの一種、ヒメマイマイカブリ、コンボウアメバチ?、フトハチモドキバエ、?ハナアブ、オオムラサキ、モンキアゲハetc..
パルナス君はアオタマムシ、スミナガシ等..

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