2010年11月1日月曜日

変わったキノコ

虫班2年のdaiです。夏休みが終わりあっという間に11月になって肌寒い季節となり、それに合わせて大学の銀杏の木も段々と黄葉し始めてきましたが、皆様はどのようにお過ごしでしょうか。今回は10月の初めのころに地元の近くの山で幻のコブヤハズを狙うという無謀な挑戦を挑んだときに、偶然見られたツキヨタケという変わったきのこについてほんのちょびっと書きたいと思います。
えーーっと、まずコブヤハズの方は最初に結果をいってしまうとnull(=採集失敗という意味)でした。いい感じに湿って、あまり日が当らず地面近くの枯葉をたくさん見たのですがまったくといって見つかりませんでした。叩いても落ちてくるのはハサミムシちゃんぐらい・・・。
きのこの方に話を戻します。山のいたるところを探してもコブが全然見つからず気分がガタ落ちし、山道をトボトボと歩いていると、ふと足元に変わったキノコがあるのを見つけました。他にもないかなあって探してみると目の前のブナ?の立ち枯れに足元のと同じキノコがびっしりとあるではないか!!なんじゃこりゃーー  
昼のツキヨタケ   
一体このキノコは何なんだとすごく気になって、後で一緒に山に入った人(=おやじ)にこのキノコを聞いてみるとツキヨタOmphalotus guepiniformisという名前のキノコで、発光物質を持っており夜になるとうっすらと光っているのが見れみたいとのことでした。(なんか自分がちっちゃい頃キノコの先生に教わった記憶が・・自分の忘れっぽさにに悲しくなりました)夜になれば見れるのかぁー、どんな色に光るんだろうと思い、十数秒ほど話し合った結果せっかくたのだから夜までまってみようって事になり、暗くなるまで、持ってきた灯下採集セット(桧枝岐でぶっ壊れたやつです。なんとか直りました)で蛾を採りながらのんびりと待ちました。
そして、暗くなってキノコのあった場所に行ってみると、そこはとても幻想的な場となっていました。下の写真では、キノコが緑色っぽく光っていますが、実際は青白く光っていてとても綺麗です。星をバックにしてみるツキヨタケは言葉に表せないほど不思議な光景でした。
夜のツキヨタケ   比較 明るい時  比較 暗い時
コブは採れなかったものの、とても綺麗で興味深い生き物に出会えたので中々楽しい採集?となりました。フィールドに出れば何かしら新しいことに出会えるので、とても勉強になります。以上簡単ですが紹介を終えたいと思います。後、その内サドコブ採集記書くかも・・・・
注意!!ツキヨタケは毒キノコとしてとても有名です。決して口にしないでください。また、キノコ採りする時はベテランの方についていくか、自分で調べるにしても様々な図鑑等を使い同定するようにしてください。安易な同定、試し食いはとても危険です。
おまけ:灯下採集で見られた蛾 ムラサキシタバ狙ったのにとれなかったよーーー   この子達の名前はまだ同定中ですw ツキヨタケ弄ってたらハネカクシの仲間採れたんだけど誰か欲しい人いますか?種類多すぎて同定できないっす

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