水班新歓企画第一弾として、川の生き物を観察しに行った時のことを報告させて頂きます。
4月12日、驚くほどの快晴!去年の12月から悉く雨で流れたガサガサ企画。遂に念願叶った久々のガサガサ!もう感無量です!!しかも新入生が4人も来てくれました!これは頑張らねばっ!
ポイントは昨年の新歓ガサガサと同じ場所なのですが、少し川上のほうで、水量調節でしょうか、工事が行われていました。
早速川に突入!!しかし何かがおかしい・・・。ヨシノボリやシマドジョウ、いるにはいるのですが、どうも魚種が少ない・・・。
去年はもっとギバチとかカマツカ、ムギツクとかも採れたはずなのになぁ。手頃な石をめくっても、カワゲラとかの水生昆虫が出るばかりで魚はイマイチ。やはり工事が原因で姿をくらましたのでしょうか・・・?
気を取り直して少し下流へ。支流となっている所に向かったところ、いるわいるわ。木陰ではカワムツ(?)の子が群れ、石をめくればヨシノボリがウジャウジャ。
更に少し下ると、比較的水の澄んだ場所がありました。そのど真ん中に、
カマツカです!全長20㎝位はあります。そこそこ大きめでした。(去年は30㎝級の大物カマツカもいたのですがねぇ)
その後次々と見つけていく部員と新入生達。
メダカです。川岸の淀みに多く見られました。最近めっきり数を減らした魚ですが、こんな所でたくましく生きているようですね。
ウシガエルのオタマジャクシ。新入生と現役K保田の協力プレーで捕まえました。ふてぶてしくも可愛いこの体。川の真ん中の窪み(池みたいになっていました。)に鎮座していらっしゃったそうです。
ここで幹事長が来て一言。「なんか水昆採れたんだけど、何コレ?」
いやいや、幹事長、ファインプレーですよ!!!なんと、ナベブタムシです!!!
清流にしかいない、一生を水中で過ごす水生カメムシの仲間です。地域によっては絶滅危惧種に指定されていることもあるのだとか。そんなレアものがこの川でも見られるとは!!
再び本流へ戻り、今度は流れの速い場所を探します。
カジカ。やっと見つけました。若干激流に近いところに多く見られました。(金魚も採れました。恐らく誰かが逃がしたものでしょう)
アカザ。体が赤いナマズの仲間です。背ビレと胸ビレに毒腺のある棘をもち、刺されると痛みます。
どちらも綺麗な川にしかいない魚です。いかにこの川の水質が良いかを物語ってくれます。
午後三時を迎え、この日のガサガサを終えました。成果はそこそこでしたが、昨年見られたギバチ(これも川に棲むナマズの仲間です。)が見られず、採れた魚の数も少なめでした。去年は石をめくればポンポン出てきたのですが・・・。やはり工事が川の環境に少なからず影響を与えているのでしょうか?
けれどもレアなナベブタムシの生息が確認出来ましたし、何より新入生達が楽しそうに魚を探していたので、それだけでも満足のいくものだと思います。
魚を皆、川に戻してあげて、一行は無事帰路につきました。
今回参加してくれた新入生の皆さん、そして現役勢の方には本当に感謝の気持ちで一杯です。初の新歓企画でしたので、正直嬉しかったです!また皆さんが企画に参加してくれるのを楽しみにしています。
そして読者の皆様、最後までお目通し頂き、有難うございました。
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