2015年7月26日日曜日

三番瀬イシガレイ企画

 どうもこんにちは、水班副班長のK室です。5月3日に千葉の三番瀬にイシガレイの稚魚を採集しに行った時のことを報告させて頂きます。

 この企画は、四年生のS藤先輩が企画したもので、先輩曰く、「この企画やって、俺の夏が始まるんだ!」とのこと。まだまだ春ですが、気温も高く、実質的には夏です。先輩のヤル気がひしひしと伝わってきます!!

 現地では潮干狩りも出来るので、家族連れで賑わっていました。一行も潮干狩り組とイシガレイ討伐組に分かれて、いざ開戦!!

 最初に何かを見つけたK林先輩。「なんか変なカニいるぞ。」



 マメコブシガニでしょうか?初めて見ました。砂地に置いておくと、バックして砂の中へと戻っていきます。実はレッドデータブックにも載っているのだとか。






 しかしカレイは現れず・・・。全力で砂地に目を凝らし、長いこと歩いていくと、突然砂地からヒラヒラと飛び出して泳いでいく姿が!!そうです、コイツがお目当てのイシガレイです!
 3回ほど見かけたのですが、圧倒的素早さと保護色のせいで一匹も採れませんでした。不覚!!

 そんな中、K林先輩がまたしても発見。「あ、アカエイおる」




 砂地に潜るアカエイ。まだ子供でしたが、こいつの尾には猛毒の棘があり、刺さると最悪の場合死に至ります。よく砂地に紛れており、気づかずに踏んでしまい、被害にあうケースが後を絶たないそうです。事実、この三番瀬にも「アカエイ注意」との看板がありました。

 ともあれ、取り敢えず捕獲。



幼魚なので(?)まだ大人しかったです。小さめの容器しか持ってなかったので、割とキツそう・・・。

 部員に見せようと持ち帰ると、2年のM坂もエイ捕まえとるやんっ!!一応危険生物なのに捕獲する二人。「取り敢えず捕まえるか」という全く同じ精神がSDKらしさを物語っています。

 近くに磯があったので寄り道。



 海藻や石の下の至る所にヌマチチブがいました。ガサると出るわ出るわ。



 イソガニ。



 イシガニでしょうか?



 「なんかにょろにょろ採れたぞ~」と、2年O野が捕まえました。ダイナンギンポでしょうか?


風変わりな形をしています。実はO野は虫班で、今回が水班企画初参戦。鳥班長K林先輩も水班だけの企画には初参戦でした。こうして他班から来てくれるのも嬉しいです!

 潮も満ちてきてここで終了。潮干狩り組も、アサリやホンビノスガイなどを採ったらしく、満足していました。
 
 しかし、イシガレイ採れてないやん!「一匹採れるまで帰りまテン!」
と意気込んで、僕含む4人は延長戦へ・・・。一時間粘ったのですが、やっぱり自然には勝てないや。どんどん満ちてくる海水。これ以上の捜索は無理ということで、泣く泣く打ち切りました。



 仕方がないから、砂浜でコメツキガニをゲット。結構すばしっこかったです。
 泥をこしてプランクトンを食べ、余分な泥は団子にして吐き出すカニ。干潟にはコイツが作った泥団子でいっぱい。


 お目当てが採れない、というのも採集ならではの事ですが、やはり悔しい・・・。リベンジを誓って一行はその場を後にしました。

 けれども磯や浜辺の様々な生き物が観察出来ました。豊かな自然がまだまだ近郊にも残っていることを確認出来ました。企画して下さったS藤先輩、そして新入生含め来て下さった方、有難うございました。

 最後までお目通し頂き、本当に有難うございました。


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