2013年12月16日月曜日

多摩川河川敷で 近所の蝸牛被

12月6日、金曜日。
普通に平日、授業もあるけど二限で終わり、そこから例会までフリー。
うーん、あいつを掘るしかないですな。
そんな訳で二限終わってから後輩のE藤と多摩川に行ってきました。
大学から電車に揺られ1時間弱
以前ワカサギ合宿の帰りに立ち寄った訪れた日野の河川敷。
自分の身長より1m高いススキや葦を藪漕ぎし、ノイバラの棘を一身に受けながら突き進む。
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朽木があればどこまでも。川を渡っているE藤。先輩を差し置いて我れ先に進む、このモチベーションがあれば虫班も安泰だ。
さて川を渡り
倒木の樹皮を捲ると
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いつものやつら、アオゴミムシ、ヨツボシゴミムシ
他にも
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アカシマサシガメだろうか?集団越冬していたうちの一頭。
しかしお目当ての奴は出てこない。大型ながら異様に細長く、黒い。木や地面を素早く動く姿を見るとおどろおどろしい気分になるそんな甲虫。
うーん、木が密集してないからか全体的に乾燥していて、あまり材がないなあ、と思っていると一本の倒木に床マットが乗っかり間に3cm程の土盛りが形成されてる
これは… マットをめくる。
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サンキューーーーー!!!!!

出ました、本日の獲物、ヒメマイマイカブリ(姫蝸牛被)
結局この土盛りから7頭出し今日はフィニッシュ。
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ヒメマイマイカブリが出てきた土盛り(マットめくった後)
採集時間が三時間程と限られている中で一応成果があったのでよかった。
マイマイ掘りのスキル?を上げるためにも金曜日は毎週河川敷に通い詰めてもいいかもしれない。
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今回採集したマイマイカブリたち。この画像だと分かりづらいけれど、頭部から前胸背板にかけて黒と暗い青色の個体がいた。地域変異が大きいのもマイマイカブリの魅力のひとつ。なんでも羽化後に鞘翅が固まってしまい、飛べなくなるので地域差が現れるとか。
image.jpeg (1)
またマイマイカブリは奇形が多く出る。この個体は後ろ足の長さが大きく異なっている。
色んな場所のマイマイを集めたいなあ
今回はこのへんで。
文責 たんぢ

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