温室を後にした我々は、次に世界の様々な環境が再現されている野外の展示エリアに向かいました。
マサキやアイグロマツ、ガマの仲間、シデコブシなど様々な植物を観察していると…
キツツキの仲間のコゲラが観察できました。こつこつと木の枝をつついて枝と枝の間を飛び回っているのがかわいらしいと思いました。
ジョウビタキです。中央広場のマルナガバミズアオイのプレートの上にいました。
写真を撮らせてくれてありがとう…!
ナカガワノギク(学名 Chrysanthemum yoshinaganthum Makino ex Kitam.)
このキクは徳島県にのみ自生する大変珍しいキクだそうです。渓流に生息するため葉の形が少し特徴的で、水の抵抗を減らせるような形状です。
同じく、水の抵抗を減らすという関係でいうと、レースソウ科の仲間の葉の形状も面白いところがあります。レースソウ科の葉は文字通りレースのような網目の形状をしているものがあります
これは水の中で水の抵抗を抑えるためだと考えられますね。
キボウホウヒルムシロ(学名 Aponogeton distachyos L. f.)
こちらはそのレースソウの仲間のキボウホウヒルムシロという植物です。名前の通り原産地はアフリカの喜望峰だそうです。黄みがかった白色の花が素敵です。
ウマスギゴケ(学名Polytrichum commune )
庭園造成の際によく使われるコケです。こちらは筑波山の植生を再現した区画に生育していました。ちなみに美味くはないようです…。
筑波実験植物園は敷地面積が広く、区画ごとの植物の種類も多いためここですべてを紹介しきれるわけではありません。ですので、この記事をご覧になって少しでも魅力的だと感じた方は一度足を運んでみることをおすすめします。
公式リンク【http://www.tbg.kahaku.go.jp/】
だらだらと冗長な紹介になってしまいました。植物班の年内の公式活動はこれで最後になりますが、2017年も様々な企画で植物観察を楽しんでいきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。
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