2015年4月19日日曜日

春のカミキリ



4/6 月曜
6時に起床。虫採りにしてはちょっと遅い。そそくさと準備して今回も性懲りも無く高尾周辺に向かう。
三鷹を過ぎた辺りから雲ひとつない天気になってきて、自分のやる気を応援しているかのよう。


桜が満開で綺麗。

ポイント周辺にたどり着く。
植林がやたらめったら多いが、いくつか広葉樹がまとまって生えている沢沿いを歩く。

今回のターゲットはアカメガシワ、カエデにいるカミキリで、幼虫はこの木のうろで育つ。成虫になるとクモなどに捕食されないようすぐに交尾をして、うろから出ていき他のうろに移る、、、と言ったような特殊な生態をしている。採集する際はうろの中を線香やタバコの煙でいぶすのがいいらしい。

とりあえず会うにはうろを見つけないといけない。
しかし正面だけ見ていてもうろがあるかどうか分からないので、沢を降りて一々確認しなければならない。これがつらい。



斜面のアカメガシワ、うまく撮れないけど、割と急。

これも違う、これも違うと繰り返していくうちにアカメガシワが6.7本かたまりで生えている場所があった。登ってみるとようやくそれらしい木を見つけた。


うーんでもうろが中々小さい。アカメガシワだしダメ元でやってみるか、、、


えっ、いたよ。こんな小さなうろでもいいのか。
ただ、中々出てきてくれず、かれこれ40分斜面上で線香をうろに突っ込む人間になっていた。




やあよくでてきてくれた。
今回狙いのヒラヤマコブハナカミキリ。
頭が独特な形をしている。目が退化した深海魚みたいな感じ。
2匹ほど追加して、ここを後にする。


次に向かったのは去年も行った林道。
適当に散策する。ムカシトンボなんかがいればいいんだけど、この日はいなかった。まだ発生していないかもしれない。








奥にあったスギの切り株や土場にヒメスギカミキリがいた。色合いは素敵なのでサイズがもう少し大きければ人気でそう。
ここ一帯は植林の影響であるカミキリがちょくちょく採れているらしいので、夜にまた来ることにして、別の林道に行く。
虫屋の中では有名な林道なので行けばなにかしらいるだろうと思ったけれどスギタニルリシジミのオスだけ大量にいて、逆に萎えてしまった。二時間損した。。。

午後6時半からさきほどのスギの土場に戻り、適当に見回る。ってか暗くなると流石に怖いな。早く帰りたい。

そんな思いが通じたのか10分後に






スギカミキリがいた。オレンジの紋が消失したりしなかったり、個体変異がある。



二匹目。
7時までの数十分間で10個体くらい確認した。
ただ、狙いのカミキリはこなかった。
まあ、スギカミキリ今年初めて見れてよかったし、狙いの虫は来年に採れるはず。





0 件のコメント:

コメントを投稿