2014年6月12日木曜日

晩春長野遠征〜Part 1

連日雨が続き、如何にも初夏と云うに相応しい気候になって来ました。虫班のいしかわです。
5月末頃、信州は長野へと虫を探しに行って参りましたので報告を一つ。
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虫班長の誘いのもと、深夜の都会に集う8人の若者達
一年生や他班からの参加者でなにやら大所帯ですね。
虫班としては嬉しいです
今回はギフやコルリ、水昆を狙い、いざ長野へと車を走らせます
途中休憩がてら虫を摘まみつつ、午前7時過ぎにはポイントの麓へ到着します
途中大きな池もあり水昆も期待できそうな場所です
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途中頭上を飛ぶ黄色いチョウを目撃しつつ、間も無くポイントへと到着
残雪が多く見られるもののなかなか良い天気。
準備を終えた後、トラップを設置するため先程の池を目指します
ベイトを持ってくるのを忘れてしまいましたが
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道すがら植物は新緑の候を見せており、フキノトウ等山菜も至る所で芽を出しています。
植物班へのお土産にしたいですね
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マガタマハンミョウ
道路脇でまず目に入るのはこいつ、
じっと見るとかなりの数が居ます。
先程黄色のチョウを見かけた辺りで茂みから突然飛び出す影が。
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ギフチョウです!
傷も無く美しいです
池へと向かう道を歩く中、ポツポツと飛び出して来ます
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ちょうど桜を吸蜜しているギフを観察出来たのですが上手く写真を撮れませんでした
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ハムシ等小昆虫を拾いつつ、池に到着
貧弱なベイトでトラップを置きます
何か入るのでしょうか
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雪解け水の流れるこの池周辺ではスゲハムシやキイロスズメの女王等が見られました。
側溝にはエゾハルゼミやスジクワ、ネズミなどなにやら珍客が揃っています
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これは桐でしょうか
一年生を連れ歩いていると何やら路上にカミキリっぽい姿が。
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コブヤハズカミキリ
…車に轢かれたてホヤホヤと言った所でしょうか。先ほど通った場所なのでその時見つけておくべきでした。
一応一年生にコブを教える機会にはなりましたが
後ほど二年生の鯵も目の前でオサを轢かれたらしく、悔しそうにして居ました。こればかりは仕方がないですね。
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出始めなのか、ここではギフもピカピカの個体が多いですね
一年生も皆採れたみたいです
そんな最中、ギフを取り込み中のk室がさっきの”アイツ”を見つけました。
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やっぱりコブは格好良い。こいつが採れるとは思っていなかったので嬉しいです
直後に虫班長も見つけたようです。
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こっちはフジコブでしょうか
そうこうしている内に昼頃になったので、コルリのポイントを目指し山を登ります。
道中ではシマヘビや干からびたサンショウウオ?などと遭遇しました
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こいつがセッケイカワゲラという奴でしょうか?
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標高が上がるにつれ、残雪の量は増えて行きます。ポイント付近の池は半分ほど凍ったままでした。
午後ではありますがギフも全く飛んでいません
この辺りからブナが多くなるのですが、新芽を掬ってもヒットせず…
どうやらコルリには時期が早すぎたみたいです
また訪れるとしましょう
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その後トラップの様子見に下山するも結果はnull…
マトモなベイトが無いと駄目ですね、パンの具とか入れてましたから 笑
しかも雪解け水のせいか、午前より水量が増していたのでトラップの回収に手間取り靴がビショビショになるというおまけ付きです
かろうじてマツモムシは掬えたみたい
そのままコブやオサ、ギフ、山菜を採りつつ午後4時過ぎまで滞在したのち、今日の採集は終了。
以下居た生き物等
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その後ふもとで食べた蕎麦がこれまた美味い。長野は良い場所。
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今回は色々な虫を観察出来ましたし、一年生も沢山来てくれたので嬉しい限りです
次はコルリを求めて、参りましょう
最後になりますが、アドバイスをくださったOBのMさんに感謝申し上げます。
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