2002年1月12日土曜日

第一回雪かき

まず最初に。
雪かきとは我らが愛する山小屋が、 新潟の雪につぶされてしまわないように、 屋根の雪を落としたり、小屋の周りを掘ったり、なべを食ったり、 ストーブ焚いてみたり、終わったらスキーとしてみたり、 雪の中で遊んでみたりと、なかなかハード且つそれなりに楽しい活動のこと。 筋トレやダイエットにもいいらしい。(?)

第一回雪かき
日程:1月13~15日
参加:2年、I、U、K、H、F、M、W
1年、M(延べ8名)

13日。
年末からの大雪のニュースにどきどきしながら年を越したが、 年が明けてからの積雪はあまりたいしたことがないという情報を得て、 かなりお気楽な気分で家を出て山小屋へ向かう。 (11日くらいから降り出したとは聞いてもではたいしたことがないだろうと、 たかをくくっていた。)

今回の雪かきは、テスト直前であり、参加人数は3人の予定であった。 しかし行ってみると、電車は止まっていて、代替バスで行かなくてはならないは、 ヒッチハイクしなくてはならないやら、 新雪のために雪の上を進もうとしても胸までもぐってしまってなかなか進めないはで、 山小屋に着くまでも大変であった。17:00に何とか駅に着き、 そこから山小屋まで2時間かかった。一年生のMはそんな、 下手をすると胸までもぐってしまうような雪の中をさくさくと歩いており、 自分の特技を発見したと喜んでいた。雪の中では絶対に彼に勝てる気がしない。 (わかる人はわかるであろうが、あちらの雪は積もったばかりのときは非常にさらさらで、 軽い感じがする。そんな新雪が80cmほど積もった中を歩いて行くと想像してほしい。 とてもじゃないが彼のように早くは歩けない。)

山小屋に着いてみると、沢側の屋根の雪が地面の雪とくっ付き、 雪の重みで屋根の一部が少しばかり変形していた。 昨年は一月にはほとんど雪はなかったと聞いていたので、 今年は雪が多いと聞いていてもまさかこれほどのものとは想像もしていなかった。 慌てて東京に残っている幹事に連絡をとり、 来てもらえるように要請を送る。屋根はミシミシいっており、その晩は生きた心地がしなかった。

14日。
何とか都合をあわせて幹事が5人ほど駆けつけてきてくれた。 そのうちの2名などは山小屋の中にも入らずに頑張ってくれ、日帰りで帰っていった。 KとFである。二年のMは帰りに駅で寝てしまい、Y駅に出て特急で帰るという荒業を披露してくれた。

5人が駆けつけてくれて非常にはかどったが、終わらなかった。 山側の雪ももう少しかきたいし、谷側の雪には手もつけていなかった。 ただ一日雪をかいた結果として、なかなかに心地のよい疲労感と、 人の力って偉大だなと思わせてくれるような雪の山が残った。

翌週からテスト期間が始まってしまうために次の週末に来るのは非常に難しいと思ったことや、 翌日まで、UとIとHが残るとのことなので私も残ることに決めた。

15日。
小屋を掃除し、11時頃から17時頃まで雪かき。 不満がないではないが十分満足できる雪を掻いて駅に向かう。 駅で待てど暮らせど電車がこない。 Hが駅に備え付けられてある電話でJRを呼び出すと、またまた電車が止まっているとのこと。 …またかと少し怒りが込み上げつつ、言いようのない脱力感に包まれる。 結局JR職員が最寄駅まで迎えに着てくれY駅からの代替バスに乗り帰途についた。

まあ何にしても、今年は雪が多いです。 それも、かなりコンスタントに降ってくれているので、 いつ雪かきに来ていただいても楽しめるかと思います。 ただ、なんとなく、1月と2月と3月の雪では雪の質感が少しずつ違う様です。 是非それを体感していただけることを願っています。

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