2010年5月17日月曜日

ウスバシロチョウ・スミナガシ採集

こんにちは虫班長です。レポート終わってない上に(略)
それでは活動報告です。先週の日曜日に高尾山にてウスバシロ・スミナガシ採集してきました。天気も良くて絶好のコンディションでしたが、参加者は1年生1人と僕だけというデート状態。まあ男同士ですがね。
最初にウスバシロのポイントへ。これはアゲハチョウ科のチョウで4月下旬から高地では6月下旬まで見られます。翅が半透明で、ヒラヒラとゆっくり飛びます。開始直後はあまり多くはなかったですが、1時間も経つとあちらこちらから舞い降りてきました。このほかにはスジグロシロチョウやオナガアゲハが飛んでました。
しばらくすると1年生が僕も見たことない蝶を見つけました!採って調べたら「クロコノマチョウ」でした。ジャノメチョウ科のわりには大きめです。夏型の翅の裏面は一様な波状紋となり、秋型の裏面は枯葉状となるそうです。写真を見るとわかるように、この個体は見事な枯葉状です。どうやら成虫でこの冬を越したようです。秋型のみ枯葉に擬態するとは、非常に興味深いですね。まさに生き抜くための戦略です。
その場で昼ごはんを食べてから、次のスミナガシのポイントへ。スミナガシはタテハチョウ科で、普通5~6月、7~8月の2回発生します。翅の色調は濃緑と白で一見地味ですが、微妙に青味がかっておりその繊細な模様は何度見てもいいものです。ただ木の高いところに止まったり、先客がいたりでなかなか苦労しました。
全部で3時間ちょっとの活動でしたが、1年生にも喜んでもらえたみたいでよかったです。
見られた昆虫・・・ウスバシロチョウ スジグロシロチョウ モンキチョウ オナガアゲハ クロコノマチョウ スミナガシ ムラサキシジミ カラスアゲハ アオバセセリ ダイミョウセセリ カワトンボの一種 サナエトンボの一種 etc






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