ムネです。ちょっと遅れたが、GW合宿の報告をいたす。5月3日に万里の波濤を乗り越えて八丈島に上陸し、テントを建て終えると早速釣りに出かけた。まず、去年シマアジがたくさんつれたポイントに赴き釣り糸をたらすと、クサフグが釣れその後も立て続けにクサフグがかかった。むしろ、クサフグしか釣れなかったというのが正しいだろう。(かくゆうワタクシは去年はクサフグしか釣れなかった)
あまりにもフグしかつれないので、ムロアジが釣れるポイントに移動した。すると早速新人のナベシン君が待望の一匹を釣り上げた。すぐにチョチョが持参した包丁で下ごしらえをしたところムロアジの口からグソクムシに似た得体の知れないクリーチャーが現れた。その生物は抱嚢を抱えており恐らく幼生と見られるものを大量に含んでいてすこぶるグロテスクであった。結局その後はフグ一匹釣れず、納竿することにした。そして、釣ったムロアジは塩焼きにして美味しくいただいた。食後一部の人は夜釣りに出かけたそうだ。そしてゴンズイやクサフグ、ネンブツダイが釣れたそうだ。
二日目は藍ヶ江港に海水浴に行った。バス停から港に向かう途中に用水路があった。そこを覗いてみると驚いたことにアカハライモリがいた。今頃はちょうど繁殖期に当たるので婚姻色が出ていて美しかった。腹面の紋様もアカが強く地元のモノとは違っていた。裏見ヶ滝を見物して目的地の港に着くと海に飛び込んだ。八丈島は5月が海開きだけあって泳ぐのには十分な水温であった。海中にはイスズミやハコフグ、ハリセンボン、オヤビッチャ、キュウセン、ダツ、アオヤガラが確認できた。幕営地に戻って近くの潮溜まりに新入生と行ってみるとクロナマコやヤドカリ、アメフラシ、クモヒトデ、ヒザラガイといった一般的な磯の生物が見つかった。新入生が岩の隙間からトラウツボを見つけのには驚嘆を隠し切れなかった。
全日程が天候に恵まれてよい合宿であった。しかし、釣果が振るわなかったのは遺憾の意を表さざるを得ない。
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