8/15~8/16 どうも、元虫班長です。今回は千葉遠征について書こうと思います。
千葉県民であるのに奥多摩や高尾や、昆虫採集も西へ西へ・・・ほとんど千葉で虫とりしたことがなかったので今回は地元でやってみようかと。O山とT大のK浦と一緒に18:00頃船橋を出発しました。
まずは北総へ。周辺は昔ながらの林が多く、保存林とされている地域も。
スダジイの大木を見ていくと・・・

ユミアシゴミムシダマシ

アマガエル

コフキコガネ
などなど、色々な生き物がいますね。ユミアシゴミダマたくさんいたのは面白かったなあ。どちらかというと乾燥した木に多かったです。
そしてもう少し見ていくと・・・

出ました! ベーツヒラタカミキリ!スダジイの枯死部を幼虫が食べるカミキリムシで、夜中スダジイのうろや部分枯れを見たらいました。触角が両方取れていて、発生後期であることを実感しました。
この虫を採るには三浦半島などが有名ですが千葉でも会えてよかったです。
他にも銚子の方まで同じような環境があれば探していったのですが中々会えず。めくれやうろで生活している虫なので警戒心も強いのかもしれません。
深夜までベーツヒラタなどを探した後は房総の海岸へ。

夏といえば海ですよ!そして海といえば・・・虫とりです笑
ここではハンミョウを探します。少しすると1m前を飛翔する俊敏な虫が。

落ち着いてネットイン。
カワラハンミョウです!白と黒のコントラストが織りなす模様がとてもかっこいいハンミョウです。
個体変異が著しいハンミョウで上記のようなタイプから
白紋が多く出るものも。

これはちょっと黒っぽい。個体変異もあって見ていて楽しい。

ヤマトマダラバッタや

アリバチの仲間もいました。♂は発達した翅を持ちますが♀にはなくアリに近い形態をしています。この個体は翅がないので♀みたいです。
海岸を満足したところで舌づつみをうちました。
アナゴが丼に乗りきらない大きさで満足でした笑
腹も満たされ次はK浦が採りたかったチョウを狙いに。

田んぼのあぜやその周辺の草むらを探すとすぐに見つかりました。

シルビアシジミです。草地にいる虫なのですが近年減少しているとのこと。
ヤマトシジミとは裏翅の黒紋の入り方で見わけるらしいですが僕にはさっぱりでした。笑
このようにシロツメクサが生えている草地を探すといるみたいです。
マメハンミョウや
ツバメシジミもいました。
シルビアシジミが5分もかからず見つかったためここにいた時間は30分ほどでした。
次には房総の南端部へ。
カワラハンミョウのいた所とはまた違う海岸です。
磯遊びもせず黙々と探索します。 すると
房総が北限らしいです。波しぶきがかかるような岩礁に生息し、幼虫は風化した岩石に潜っているとか。よくこんなところに住んでいるなあ・・・
真ん中にハンミョウが写っています。カワラに比べて敏感で中々接写できませんでした。
数匹採集しいよいよ最後の場所へ。ウラジロガシが生えている林につき、葉っぱを叩いていくと水色のチョウが飛びだします。

ルーミスシジミです!千葉のチョウといえばルーミスでしょう。関東では千葉にしか生息していなくて、千葉以外だと紀伊半島など、西日本まで行かないといけない虫です。
翅を開くとこんな感じ。コバルトブルーがとても綺麗ですね!僕の好きなチョウのひとつです。
ここで何匹かルーミスを採集して今日の採集はこれにて終わり! たくさん周りましたがまだまだ色々な虫が千葉にはいるので、今度また行ってみようかな。
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