こんにちは、鳥班2年の小林です。今回は先日行われた八丈島合宿についての報告をさせていただきます。今年も鳥班は昨年同様、植物班と合同で観察を行いました。
では1日目。天気はあいにくの雨でしたが、午後からは止むということだったため、予定より少し時間を遅らせて活動を始めました。
まず最初に八丈島ビジターセンターに行きました。ここでは八丈島の自然や文化、島内で見られる生き物などを知ることが出来ます。
写真からも分かるように、みんな熱心に展示物を見学しています。
ビジターセンターを一通り見終わった後は、植物公園やバードサンクチュアリを簡単に散策しましたが、さっそく今回の合宿の目玉であったアカコッコを見ることが出来ました!アカコッコは伊豆諸島などにしか生息していない固有種で、体は名前の通り全体的に赤みを帯びています。特にオスは頭部が黒く、非常に綺麗な鳥です。しかし警戒心が強いのか、一瞬で森の奥深くへ消えてしまいました。
次にホタル水路という場所へ行って観察を行いました。昨年はここでアマサギを見ることが出来たのですが、残念ながら今年はいなかったようです。それでもアオサギなどの多くのサギが生息していました。
とてものどかな場所で、個人的に一番お気に入りです。
その後は温泉に入って疲れを癒した後、キャンプ場に戻って1日目は終了です。
2日目は朝の5時に起きて八丈富士の方へ行きました。最初は頂上まで登る予定でしたが、思っていた以上に険しく、また上の方は植生的にもあまり鳥が見られないという理由から急きょルートを変更し、山の外周を歩いて下山しました。結果的にかなりの距離を歩かせてしまったことは反省点です。
しかし下山している途中、昨年は見られなかったカラスバトに出会えました。羽音がとても大きくてびっくりしました(笑) またアカコッコにも何度か遭遇しました。
ホオジロ
牧場もありました。
昼食を食べた後は三原山へ行きました。鳥の鳴き声はかなり聞こえていましたが、木が生い茂っており観察するのは難しかったです。 しかしメジロ(亜種であるシチトウメジロの可能性あり)や主に伊豆諸島周辺で見られるイイジマムシクイなどが見られました。
最終日である3日目の朝は希望者を連れて、キャンプ場周辺を散策しました。 アカコッコをしっかり見られなかったという人が何人かいたのですが、この日は道路を歩いていたり、木のてっぺんに止まっていたりと、非常に見やすい場所にいたので満足してもらえたと思います。他にも海沿いなどを周りました。
小さいけどアカコッコ
今回は車が故障するなどのハプニングもありましたが、誰一人怪我することなく無事に八丈島合宿を終えることが出来た点は良かったです。 また、新入生にとってはおそらく初めての合宿になったと思うので、少しでも雰囲気が伝わっていれば幸いです。
以上で報告を終わります。ありがとうございました。
<今回観察できた鳥>
アオサギ、アカコッコ、アマツバメ、イイジマムシクイ、イソシギ、イソヒヨドリ、イワツバメ、ウグイス(声のみ)、ウミウ、ウミネコ、オオセグロカモメ、オオミズナギドリ、カラスバト、カワラヒワ、キジ、キジバト、キョウジョシギ、コジュケイ、コマドリ(声のみ)、シジュウカラ、シロカモメ、スズメ、ダイサギ、チュウサギ、チュウシャクシギ、ツバメ、トウゾクカモメ、トビ、ノスリ、ハシブトガラス、ハリオアマツバメ、ヒヨドリ、ホオジロ、メジロ、メダイチドリ、モズ
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