4/14・15、東京・高尾山にて
新入生を8人迎えての新歓合宿は、 かなりの人がムササビを見られ、 これにより第一目的は達成できたと思う。 しかし、見ることだけでは面白さは3割止まりというのが高尾山だ……。
新入生を8人迎えての新歓合宿は、 かなりの人がムササビを見られ、 これにより第一目的は達成できたと思う。 しかし、見ることだけでは面白さは3割止まりというのが高尾山だ……。
用事がない2・3年は正午に集合と言ってあったにもかかわらず、 その時間には私を含めて5人しかいなかった。 1時ころにやっと10人ほど集まって、おつまみとお酒の買出しへ。 隊長3年H氏のお酒隊と、我々4人のお菓子隊を編成する。 いつものお店サ○トクへ行こうかと思ったけれど遠い! ということで、セイフ〇へ。 神田川を渡ってしばらく行くと懐かしい感じの商店街に入り込む。 セイフ〇では、普通のおつまみに交じえて、 なぜか芋ケンピを2袋とかいう選択で買い物を終える。 このときは結構買ったなと思ったのだけれど……。
2時を少し回ったころ、ようやくこれで全員かなと思える数が部室前に集まった。 その上、OG1年のK・SさんとM・Kさんが見送りに来てくれた(嬉!!)。 しかも、なんとM・Kさんは手作りたけのこおにぎりを差し入れてくれました。
このころから掲示板のエントリーシートに書いてなかった人がちらほらと来る。 その時に急いで装備や食べ物を割り振った(周りから見るとただ単に焦って見えたかな?)。 そして、どうしても日が暮れる前に登ってしまいたいと思ったため、 さくさくとA・B・Cの3班に分け(しかも、最初は頭の中で……)た。 でも、そのおかげで(!)A班の7名は2時半には部室を出ることができた。 その後、15~20分置きにB、Cと出発する。 私のC班9名、うち新入生3名は当然のように馬場歩きをした。 しかも、2・3年のほとんどが大ザックで。 3年T氏と、2人のOGが新宿駅まで付いて来てくれることになった。 Tには高尾山口駅まで来てよーと言ったが、結局断られてしまった。もう一押しだったかな? 馬場歩きの途中では、K・Sさんが 「私たちのときは地下鉄で馬場まで行ったよ。元気だねー」 と言っていたのが印象的だった 。彼女はとても行きたそうにしていたのでそのまま誘ってみたけれど、 「このカッコじゃ無理」と言われてしまった。
まあそんなわけで、新宿駅の京王線のりかえ口で3人と別れ、 準急高尾山口駅行きに無事乗り込んだのであった。
高尾山口に着いたのは5時前だった。 そこから例年のようにアスファルトの道を登り始めたのだが、かなり大変な坂道。 いつも楽な気がして行って、登り始めて実は大変だったことに気付く。 このときも、登山中の記憶はないに等しい。 私が一番疲れていて、何人かの新入生に心配されたというくらいだ。
そんな状態になりつつも無事いつもの場所へ。 日が暮れる前に説明をしてしまおうと展望台に行ったら、 さっそく住民の方に注意を受ける。しずかにね……。
そのまま上で各自持って来た夕飯を食べた。 このとき、みんなのばらけ具合が妙に受けた。 手すりに沿って円状に、数人ずつで食べる人、孤高を保って(!?)食べる人、 中央のポール辺りで立ったまま食べる人。実況中継できそうでした。
さて、そんなこんなでとりあえずテント張りを実演してみることにする。 なんのトラブルもなかったな。そしていよいよムササビ探しへ!
大勢で行っても仕方ないからということで、 歩きながら小人数になって行こうとしたが、 薬王院までは結局みんな同じなので、そのままぞろぞろと歩く。 途中、薬王院の入り口に10人前後の学生のグループがいる。 トランシーバーなどを使って、かなり本格的に調査している様子だ。 聞いてみると、麻布大学だという。なんとなく「やっぱり」と思う。 このあたりからグループが細かくなり始めた。
さて、ムササビは観られたのか……。
このとき観に行った人は、8~9割が観られたらしい。 薬王院の境内に入った直後、 ムササビがびょーっと頭上を飛ぶ滑空を観られたグループもあった。 木の上のムササビの目が光るのを観られた人もいる。 戻るとき、麻布の人たちが観察していた場所で何度も滑空が見られたらしい。 中には2年のTやYのように、 2年連続で観られなかったと言う「才能」的な結果に終わった人もいたが。 私自身は、滑空2回と木の上のムササビを観察できた。
そのあと、ささやかな飲み会。おだやかだった。 その最中に、5時に部室を出た二次隊が到着する。 彼らを交えて、10時ころ、第2回目観察タイム! が、このときは滑空を見られず。ああ、残念……。
このあと、高尾の夜はひっそりと更けていった。 基本的にはみんな、まったり話したり、 まったり飲んだりしていた(一部そうでない人たちもいたけれど)。
昇り始めた月が、缶詰の蜜柑のようだった。鮮やかな橙色でぷるんとしていた。
この晩、雨はほとんど降らなかったものの、とても冷え込んだ 。私はやむを得ずテントに避難したが、 例年のごとく完徹して夜明けを見た人たちもいた。 朝日の白黄色は確かにきれいだった。
朝、いろいろな物事が動き出す前にテントなどを片付け、清掃をして一次解散した。 そのあとは、そのまま帰るか各班の活動だったのだが、 班活動をしながら帰る人が多かったのは嬉しい限りだった。
3年・がっしゅくかんじ
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