2015年3月11日水曜日

〜〜冬の伊豆遠征 2日目〜〜

どうも、会員のささはらです。前回の記事に引き続き、2月末に行われた伊豆遠征の二日目の内容を記事にまとめました。


朝から降り続いていた雨は一日目の夜中には上がり、二日目からは野外での活動ができるようになった。

午前3時まだ日も上がらないうちに起きて、近くの釣り場で釣りをすることに。
3時間ほど粘るも、釣れたのはゴンズイとオオスジイシモチ。う〜ン、微妙・・・。
カサゴを狙っていたが、結局釣れず。寒さと眠気に堪え兼ねて宿へ引き返す。

休眠をとり、10時に宿を引き払い、今度は昆虫採集(オサ堀り 狙いはイズマイマイ)へ出かける。
車で河津町付近を通ったとき、見頃を迎えている河津桜が見られた。この時期は「河津さくら祭り」という催しをやっていて桜並木に沿って屋台がならんでいた。少し寄っていきたかったが、あまり時間もないので断念。桜の写真を撮るだけで我慢した。

めぼしいポイントをさがして車を走らせる。気づけば伊豆の南から北へと縦断していた。
大きな河川敷を見つけ、このポイントで座を構えることにした。

ここで、最近勢いのある新2年の貝殻好きのk室君がオオヨツボシゴミムシを採集した。珍しいゴミムシらしく、譲り受けた昆虫副班長のk所君がニンマリとしていた。


広く河川敷を探るも他に昆虫は見つからず。レンタカーの返却時間もあるので、15:00程で切り上げた。

釣りも昆虫採集もあまり成果をあげることはできなかったが、今まであまり足を伸ばしてこなかった伊豆のポイントを実際に訪れることで、次ぎにまた訪れる時に参考になると思う。あと、海鮮料理が美味しかったので満足です。

           おまけ
宿の近くにいたサル




ー最後まで目を通していただきありがとうございますーー


2015年3月8日日曜日

 〜〜冬の伊豆遠征 1日目〜〜

      




 


どうも、水棲班のささはらです。2月末に静岡県の伊豆の方へ遠征を行ったので、報告させていただきます。雑文ですが、最後までご覧いただければ幸いです。



朝9:00から高田馬場のレンタカーを利用し、首都高と東名高速道路にのり、伊豆の方へ向かう。参加者は新3年4人、新2年4人の計8人。

生憎、朝から雨が降っていたので、まずは屋内で生物を見られる施設に向かう。「沼津港深海魚水族館」と「あわしまマリンパーク」のどちらに行こうか迷ったが、参加者の投票により沼津港深海魚水族館に訪問することになった。







沼津港深海魚水族館は、その名のとおり深海魚を目玉にしており、それなりに多くの水族館に足を運んだ事がある同好会員たちも見た事がない水棲生物が展示されていた。同種でありながら浅瀬や中層にいるものと深海に生息するものを対比させる展示があり、環境の影響による形体の差異が明瞭に分かるよう工夫されている。
オウムガイ
ヒメコウイカ











ヌタウナギ
チンアナゴ









オオグソクムシ
イシヨウジ


また、この期間中は「メンダコ」という足(手?)が短く体が扁平で、UFOを彷彿とさせる面白い形をしたタコが展示されていた。写真撮影が禁止であったので、写真はございません。気になる方は是非訪れて自分の目で見ていただきたい。

当水族館は深海生物以外にも、シーラカンスにも力をいれている。シーラカンスに関する説明がされた多くのパネルや、シーラカンスの独特の鱗である「コズミン鱗」が置いてあり(触れます)、ここまでシーラカンスをフィーチャーした施設は他にないだろう。
極めつけは、シーラカンスの冷凍剥製の展示だ。これが見られる場所は世界でもここくらいのものである。


深海魚水族館には大満足であったが、時間は13:00をまわっていたので、空腹を感じていた。そして、深海魚水族館のすぐそばにあった「浜焼きしんちゃん」という海鮮料理店に立ち寄る。



このお店は深海魚水族館の目の前という立地からか深海魚がメニューにあった。写真はメヒカリの唐揚げと深海エビ。メヒカリの唐揚げの身は口に入れた瞬間溶ける程柔らかく上品な口当たり。深海魚って美味しいんですね。



また、「マンボウの腸」という珍品も。食感は意外なものでした・・・。それは実際に召し上がって確かめてください。




食事をすませると、沼津から東伊豆にある宿舎までドライブ。

この日は雨が一日中降っている。野外で活動したいので、明日は晴れるよう祈りながら宿舎で休息をとる。


                           ーーーー伊豆遠征2日目に続く

ちなみにこの日の夕食。


たらこスパゲティをおかずに、ミートソーススパゲティを食う。デザートはカルボナーラ。


      



     ーーーー最後まで目をとおしていただき感謝いたしますーーーー





2015年3月5日木曜日

伊豆半島一人旅  ~カタツムリ採集記~


こんにちは!水班新2年、貝類支部のI川です。今回は伊豆半島へ単独でカタツムリを採集してまいりました。その報告をさせていただきます。

(はじめの方が文章のみになってしまいました・・・少し読みづらいと思いますがご容赦ください。)



<※前回の「真鶴の貝博物館にて」の記事を読んでいただいたほうが、話の流れが分かりやすいと思いますので、まだの方は、もしよろしければそちらの方を先にお読みください。>

 

少し専門的な用語が入ることがあるかもです。ご了承ください。


 
 
また私が採集したものは殻のみで、生きた個体は持ち帰っておりません。
 
 
(※ちなみにカッコ内<>の雑談は飛ばしていただいても差し支えはないです。)
 
 
 
<<まずは、前回のおさらいを含めて、軽い紹介でも。
 
先月の貝博物館の展示のコレクションはものすごく、私は感銘を受けました。これぐらいまでとはいかないものの、できるだけ多くの貝殻を「拾って」集めるのが現在の私の趣味であり、夢でもあります。
 
前回の記事の通り、私は現在カタツムリの採集にもハマっています。博物館の一角に並んだカタツムリの仲間の標本を見ると、それらを「自分の手」で是非「拾って」みたい!という衝動に駆られ、今回この旅を行うに至ったわけです。
 
今回の採集地は伊豆半島です。
 なぜそこにしたのか?ですか。
 
一言で言ってしまえば、「見ることのできる種数が、(比較的近場の)関東地方の他の場所よりも多い」からです。
 
多くの大型のカタツムリが、この伊豆半島に集結しているといっても過言ではない。伊豆半島はまさに「蝸牛パラダイス!」だと私は思います。>>
 
 
 
・・・前置きもここまでにして、それでは、小さな旅(?)に、レッツゴー!!
 
 
ということで、やってきました、伊豆半島!どんな出会いが待っているのでしょうか!? 旅のスタートは東京から約3時間のとある駅前です。
 
 
駅前には、「おいでよ、伊豆。」的なポスターや看板が目立ちます。海の幸、山の幸・・・お、おいしそう!!
・・・おっと、こんな誘惑に負けてはいけない。今回の目的はあくまでも「カタツムリ」(笑)。
 
 
駅前にはバスがずらり。ただし各路線の本数はそこまで多くない・・・。え~っと、次のバスは・・・
おうっ、こんな時に腹痛が・・・。
 
__結局20分ほどさらに待たされました。(事実)
 
 
次に来たバスで、1つ目のポイントへGO
 
 
走ってゆくうちに、だんだん緑がうっそうとしてきた・・・。
 
 
揺られること30分。バス停を下りて少し歩くと、川沿いの沢へと抜けられる脇道を発見!
 
 
 
 
 
 
 
 ↑ いい感じ。ここには何かしらいそうです。
 
 
さっそく、「相棒」(といっても、木の「棒」ですが・・・)を片手に、探してみます。
冬はやはり落ち葉が多いですね。どかすのも一苦労です。
 
出てくるのは、白化した殻ばかり。表皮が残ったものはないかなーと探していると・・・
 
 
 
 
 
 
 
 
 
   おっ!いい感じ♪
 
 
この地は生息する種数が多いため、種を推測するのも一苦労です。
 
これは、「ミスジマイマイ(「シモダマイマイ」タイプ??)」ですかね。関東では最もポピュラーなカタツムリの1つです。                                        
                                                           
分布域が重なっている「ヒラマイマイ」にも似ていますが、<殻口付近が著しく紅色に着色されている点、目立った火炎彩がある点>などから本種と推測しました。)
 
 
表皮が完全に残っています!しかも中身なし。ラッキー!
これはお持ち帰りしました。

 
この種はここで飽きるほど見ましたが、どうもきれいに表皮が残っているものがない・・・。

 
もう少し、ここで探してみます。

 
さらに奥へと進みガサガサすると・・・ 
 
 
         !!
 
 
 
で、出たぁ~~!!
しかも、デカいよ、コレ!!
 
 
思わず声が漏れたこの大きさは4cm超!こんなに大きなキセルガイ、初めて野生で見ました・・・。手と比べると、その大きさが分かりますね。
 
 
これが、世界最大のキセルガイ「オオギセル」です。貫録十分。うっわあ、でかい・・・。ちなみにこの種、環境省のレッドデータブックで「準絶滅危惧」に指定されています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
                                                
                                                                                   
   
                                    
                                                                                                                                                 ↑殻は通常、光沢のある茶色~黄褐色の表皮をかぶっていますが、老成するとなくなっていくらしいです。この個体もおそらく老成個体でしょう。
  

殻口を見ると、なにやら透明な膜が見えます。
カタツムリの仲間は冬眠中に透明で分厚い膜を張り、これで外界から冷たい空気が入るのを防いでいます(膜にはとても小さい穴が開いていて、必要最低限の空気を送り込み呼吸をしています)。
 
 
そうです。この個体は生きているのです!
 
 
超、感動!!出会えてよかった・・・。
持ち帰りたかったですが、これはリリースしました。
 
 
この後、少しボロい(穴もあいている)ですが、同種の殻を何とか入手しました。
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
(←これは家で撮影したものです。)
 
 
 次は完全な「殻」を持って帰るぞ!と、誓ったのでありました。
 
 
 
他にも「ニッポンマイマイ」が落ちていました。中身のいない数個を拾い、また少し移動。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
しばらく歩くと、河原のような場所に出ました。ふと下を見ると、「カワニナ」(淡水生の巻貝)が大量に落ちています。
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 その「カワニナ」に交じって、明らかに「カワニナ」ではない別の貝も落ちていました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
・・・この種はなんだ・・・?
 
 
琵琶湖水系に生息する種に似たものはいます(調べてみました)が、分布図において、付近に生息するカワニナの仲間でこのような種は野生では存在しない様子。誰かが持ち込んで放流し、繁殖したものだと私は推測します。
(ご存じの方は「コメント」して下さるとありがたいです。)
 
 
カワニナの中には、死肉が入っており(「残肉」といいます)激臭を発していたものもあったようで、これを数個拾ってしまった私は「漂白剤につけて超丁寧に洗浄」というかなり手間のかかる作業をする羽目に・・・。まあ自業自得ですけどね。
 


一つ目のポイントはここまでにして、2つ目のポイントへ。今回は歩いての移動です。



この道、歩道が異常に狭い・・・。

 
常に周囲に目を配りながら注意して歩きます(カタツムリ探しどころではない!)。



車とスレスレになりながら歩いていると、歩道の真ん中になにやら「もふもふ」したものが・・・。

私はすぐに気付きました。それは、車にひかれたネコ(もしかするとウサギ??)でした。
 
野生動物の多いこの地(熊はいないようですが)では、衝突事故が多発しているそうです。皆さんもドライブ(特に夜間)する際はご注意ください・・・。


気を取り直して、2つ目のポイントに到着。少し山沿いの坂道を登ってみます。









少しガサガサしてみましたが、めぼしいものは出て来ず・・・。少量の白化した破片ばかり。



ここでは何の種かよく分からない残骸を、とりあえず1つ入手しました。
 







↑殻の色が濃い茶色なのと、螺塔が少し高い(?)のが特徴だと思います。
(こちらに関しても、ご存じの方は「コメント」してくださるとありがたいです・・・。)




少しだけバスを待ち、3つ目(今回ではこれが最後)のポイントへ移動します。
 
揺られることさらに約40分。
 
バスを降り、バス停から川に沿って少し歩きます。「移動しては棒でガサガサ」、この繰り返しです。
 
 







 
川に沿った細い道に入り少し歩くと、端っこに何やらカタツムリらしい白化した殻を発見。

拾って見てみると・・・。
 







 
先ほどのとは少し違う丸っこい形。こ、これは・・・


間違いなく、「ハコネマイマイ」だあぁぁ!!


実は静岡にもハコネはいます。ハコネマイマイの生息環境は、「川に沿った広葉樹の幹(樹上生です)」。



拾ったこの地点にも川は流れている・・・。いるぞ、ここには。



日没まで、残された時間はあと約45分・・・。気を奮い立たせ、さらに奥へと進み、広葉樹を見つけたら手あたり次第根元をガサガサしていきます。


いくつか出てくるも、破片ばかり。最悪なものは、ウジがわいていました。まだまだぁ~!!












 
 
うぅ~、惜しい!下層のところが割れています。このカタツムリは樹上生なので、どうやら鳥に食べられたもののようですね。

裏から見たら、下の写真のように完全なものに見えはしますが。

結局、上の写真のものが今回拾った中では一番状態のいいものとなってしまいました。

まあ、見つけられただけでも今回は大収穫ですが・・・。



ちょっと雑談。(飛ばしてもかまいません・・・。)
 

<<あれ?博物館で見たものと少し違う??

実はこの個体、帯が2本少ないんです。帯の位置を番号に見立てて、「0030型」と言ったりします。伊豆半島のハコネマイマイはこのタイプが多いようで、今回見つけたのもすべてこの「0030型」でした。
ちなみに博物館のものは、帯がこれより2本多い「0234型」という型です。











 
 
少し分かりづらいですが、上の写真で見えている帯は「2番」の帯です。
個人的にはこのほうが好みです。名前の由来となった箱根にいるのもこのタイプですので・・・。>>


以上、雑談でした。



・・・少し脱線しました・・・フィールドに戻りましょう。


もう夕暮れ間近。橋を渡ったところでガサガサすると・・・












  また!!でかっ!!


さすが「蝸牛パラダイス」、伊豆半島。これだけでは終わりません。

これは先ほどの「オオギセル」と似ていますが、殻の形状から「オオトノサマギセル」という別の種だと思います。


<<「下軸版」が殻外に出ない、殻頂がやや鈍い、表皮がやや赤みを帯びている、「上板」が小さい、巻き数が少しだけ多いなどの違いから判断しました。軟体からの方が種の判断は容易なのですが・・・>>

 
この種もレッドデータブックでは「準絶滅危惧種」です。カタツムリの仲間は、移動能力が低いため、日本の各地で種分化が起こり、それぞれが独自に進化してきました。このため、開発などが頻繁に起きている地域を中心に、絶滅危惧種が比較的多いように見えます。







 
 
↑これも大きさは4cmほど。大きい!!
殻皮も残ってます。ラッキー!

 
さらに奥へ進むと、「ヒダリマキマイマイ」の殻がごろごろ。しかし、どれもきれいな殻ではなかったので今回は拾いませんでした。

「ヒダリマキマイマイ」を5つほど見つけたところで、空が暗くなってきました。もう帰りのバスの時間です。バス停に戻る時間を考えると、今回はここまで。


その後、終バス一本前のバスに乗って駅まで戻り、帰宅しました。


伊豆半島。そこは、まぎれもない「カタツムリの宝庫」だったということを、実際行ってみて実感しました。さまざまな種を見ることができて、大満足の一日でした。


またいつか、行ってみたいと思います!

 

☆貝の同定についてはまだまだ未熟な者ですので、誤りがございましたら遠慮なく「コメント」でお申し付けください。

☆また、この記事での「不明な種」に関してご存じの方がいらっしゃいましたら、そちらの方も「コメント」していただけるとありがたいです。

 

少々長くなりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!!