2014年8月23日土曜日

爬虫類班(仮)活動

こんにちは。●です。気温が35度位あるので外に出たくありません。
今回は爬虫類班(仮)についての活動報告です。
今期の同好会メンバーには爬虫類好きが多いので、爬虫類班(仮)を作って爬虫類に関する活動を行っています。
爬虫類班(仮)は、8月前半に爬虫類観察の一環として伊豆半島のiZooとバナナワニ園に行ってきました。
え、野生のトカゲを観察しろって?○山公園によくいるじゃないですか。
iZooでは、世界各地のエキゾチックアニマルが集まる体感型の動物園です。爬虫類がいっぱいです。
IMG_5124IMG_5225IMG_5155IMG_5163
餌やりやふれあい体験もできます。カメにエサをあげてみました。ガン見してくるカメ。
バナナワニ園は、ワニもいいけど熱帯植物の多さにびっくりしました。これ植物班の企画で行った方がよかったんじゃないかな。あ、ワニは画像のとおり暑さでぐだってました。
IMG_5257IMG_5263IMG_5272IMG_5280

肝心の熱帯植物の画像はブレブレでした。すいません。
伊豆半島、とっても楽しかったです。それでは。
IMG_5256

2014年8月6日水曜日

乗鞍岳の植物

文責:黒田春也(植物班) 7月20日。乗鞍岳を構成する峰々のうち最高峰の剣ヶ峰は標高3,026m。バスで2,700mまでは寝ていても上がれるので、手軽に高山植物を楽しむことが出来る。今回はカメラを山荘に置いてきてしまったためiPhoneで撮影した数枚のが写真しかないのが悔やまれる。  図 1 ウバユリ C.cordatum(ユリ科)
森林限界  バスで標高2,700mまで上がれるということは、森林限界は車内でまたぐことになる。うかうか寝ていては見逃してしまう。標高が上がるにつれ、樹皮の白が美しいシラカバからシラカバの化粧が落ちかかったかのようなダケカンバが優先してくる。ダケカンバとともにコメツガもみられ、次第に森林限界の近づきを知る。上ばかり見ていると車道のわきに咲いているクルマユリを見逃してしまうかもしれない。鮮やかなオレンジ色の花はコオニユリと似ているが、クルマユリは葉が輪生していることから区別できると教えていただいた。ユリ科といえば、宿泊した山荘の前には見事なウバユリが咲いており、こっちは写真がある(図1)。樹高が低くなって来たかなと思っていると、辺りはハイマツだらけである。テーブル状に生えているハイマツのなかでひょっこり樹高の高いハイマツを見ることもできた。樹高の高いハイマツは枝を幹の風下側にしか伸ばすことが出来ず、この特殊な樹形を旗型樹形と呼ぶ。こうした樹形の変化は冬季の強風と厚い積雪によってもたらされ、植物は厳しい自然環境と戦っていることがわかる。そう、ここはKampzone(戦場)と呼ばれる森林限界移行帯なのだ!森林限界に入るとハイマツの群落は島状に点在し視野はパッと開け、ここからはツツジ科などの矮性木本と小型草本の群落が点在するようになる。  image003image005  図2 上から順にアオノツガザクラP. aleutica(ツツジ科)、 イワウメD. lapponica(イワウメ科)、コケモモV. vitis-idaea(ツツジ科)
アオノツガザクラはドウダンツツジのような花弁を持つ。イワウメとコケモモのシュートは形態がよく似ている。高山環境に適応した結果の収斂進化の例だろうか。v                        
  矮性木本  
森林限界を超えたら木が生えないと思っていたら大間違い。ツツジ科を主とする小型で背の低い木は沢山生えている。今回見られた木本はアオノツガザクラ、コケモモ、イワウメ(図2)でどれも植物体と葉の矮小化、地を這うような樹形が共通している。これは冬の強風に適応的な形状なのであろう(図3)。ツバキ科の高山植物のなかには葉の両端が表面から巻き込んで裏面との間に空間をつくることで、強風による蒸散速度の上昇(夏だから扇風機の前でずっと目を開けていれば実感できよう)を抑えていると帰ってから知って、現地でもっと観察しておけばよかったと後悔。                                                                                   image007image008図3 雪山の突風では、耐風姿勢をとらないと飛ばされてしまう。(坂本眞一『孤高の人』より転載)
雪田植生
7月の下旬になっても地形が窪んでいるところには雪が島状に残っている。これを雪田と呼び、雪田が溶けきった後に花を咲かせる植物は先ほどのアオノツガザクラと草本のコイワカガミが見られた。コイワカガミは濡れた葉が日光を反射して鏡のように光り輝くことからその名が付けられたそうである。今回も小雨が降ったり日が出たり、不安定な天気だったがコイワカガミの葉が照り輝くさまを見るにはちょうどよかったといえる。雪田の下に埋もれている植物は冬季は一段と深い雪の底で温度は0℃に保たれ、夏季気温がかなり上がるまで雪が溶けきらないという環境にあるため、意外にも低温に弱く耐凍性もその他の高山植物に劣るらしい。 崩壊地  
image010image011図4 上から順にコマクサD. peregrina(ケシ科)とコイワカガミ
特に下りで実感したのだが、乗鞍の足場は非常に悪い。ゴロゴロとした動きやすい礫が足下を不安定にさせるからだ。このような崩れやすいガレ場はヒトだけだはなく植物も生育に苦労するらしくあまり多く見られない。そんな劣悪な環境にコマクサ(図4)は元気に生えている。高山植物の女王の名にふさわしく、根を深く張りなかなか腰が重いようである。
すきまの植物
コンクリート割れ目や、排水用の塩ビパイプの中からたくましく生える植物をよく見るだろう。しかし高山に来てまでそのような「すきまの植物」を見ることになるとは思っていなかった。高山植物がこのような環境を好むのには理由があって、すきまは強風がしのげ、土壌が堆積しやすいというなんとも居心地の良い場所らしい。見られたのはコマクサ、シロウマナズナハクサンイチゲ(図5)。それにしても女王さまも意外とすきまがお好きなのですね…。image015image014image013  図 5 上からコマクサDicentra peregrina(ケマンソウ科)、シロウマナズナ Draba shiroumana(アブラナ科)、ハクサンイチゲA. narcissiflora var. nipponica(キンポウゲ科)

岩石表面には黄色の蛍光色の地衣類が多く見られた。地衣類とは一菌種と一藻類が共生した複合体の総称でコケとは似て非なる。ただ地衣類の和名は「何とかゴケ」のように、さもコケのような名前が付いているのが多いので注意である。地衣類というのは枯れたコケのようで、岩についたシミのようで、生きているのか死んでいるのか一見するとわかりにくい奇妙な外見であるが、乗鞍岳では中でも奇妙なものをみつけたので写真に収めた(図6)。簡単に調べてみるとキイロスミイボゴケという地衣類のようであり、黒いイボにあたる部分は胞子嚢であるそうだ。地衣類は森林限界上部でとくに豊富に見られるものだそうだ。image014図 6 地衣類(コケじゃない!)   全体を振り返って  高山という特殊な環境に適応した植物の形態的な変化を観察できて大変有意義であった。雪解けが例年より遅く、一面のお花畑とはならなかったが良い高山植物入門となりました。

2014年7月12日土曜日

オオクワ訪ねて三千里

こんにちは!虫班2年の鯵です。今回は題名から分かる通りオオクワガタについて書いていきます。少し長くなりますが、流し読みでもして頂けたら幸いです。
以前の記事でも書きましたが、私はクワガタが大好きです。強靭なボディ、力強い大顎、巨大な体躯…。魅力を挙げればキリがありません。少年ならだれもが通る道といっても過言ではないかもしれないですね。その中でもオオクワガタは別格じゃないでしょうか。図鑑で眺めるだけの存在。デパートで高値で売られている虫。そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。(私がそうです(笑))
時は経ち、大学生になって行動範囲が広がった私は思い立ちました。「そうだ、オオクワを採ろう!」
というわけで6月14日、15日にオオクワを狙って遠征をすることにしました。呼びかけたところ、同級生のえんどー、いしかわ、新入生のN、K、4年生のN先輩が応じてくれました。OBのMさんやえんどーの友人のアドバイスで福島県某所へ…。
やり方は虫屋の皆さんにはおなじみ灯火採集。ひたすら街灯をチェックしていき、虫が飛んできていないかを見ていきます。
まず最初に出迎えてくれたのは大量の彼ら↓


 オオミズアオです。個人的に好きな蛾なので、すこし気分が上がりました。
それにしても寒い!!気温を調べてみると、なんと16℃!クワガタが飛ぶか、正直ギリギリ(アウト)のラインです。
そうこうしていると何やらクワガタらしき影が!これは!!!
 
小さなミヤマクワガタです。私は今年初採集だったので捕まえましたが、うーん、小さい。
 








こちらは大きめのコクワガタ。計ったら45mmでした。大きいとコクワガタも迫力があります。
と、今回はこんな感じで目的のオオクワは採れずじまいでした。(ちなみに他の採集者さんたちは採れていたようです(T_T))
…これでは満足できない!密かにリベンジの機会を狙っていた私に絶好の機会が訪れます。
虫班は毎年7月の初めに山梨で強化合宿を行うのですが、今年は雨でそれが中止になってしまったのです。(+_+)
しかし、レンタカーの都合でどこかに行かないともったいないとのことで、虫班長たんぢ、鯵、新入生のK、同じく新入生のFはかろうじて晴れている福島へ行くことになったのです。
というわけで7月4~6日にかけて、リベンジをかけました。(本番はここからですよ~)
4日の夜に出発し、一般道でゆっくり行ったので、到着したのは5日の明け方でした。ここで蝶を採ったりしているのですが、その報告はたんぢさんに期待しましょう!
 
このように福島は自然が豊かで、ドライブしてるだけで気持ち良くなってきます。ふと道端に目をやると、
 
このようにたくさんのヒメシジミを見ることができます。
そうこうしているうちに日が暮れてきました。とりあえず虱潰しに街灯を見ていきます。すると、
 
ミヤマクワガタ。先ほどの個体よりは大きいですが、55mmと、この種類にしてはとりたてて大きいわけではありません。
その後も街灯を見ていくと、
 
ノコギリクワガタのメスです。クワガタのメスは見分けがつかない方も多いかもしれませんが、ノコギリクワガタのメスは細く鋭い顎とたまご型の体型が特徴です。言われてみればたまご型をしている気がしませんか?
 
こちらはシロマダラというヘビです。爬虫類好きのメンバーに聞いたところ、結構珍しいやつらしいですが、私は「面白い模様だな~。写真撮っとこ。」なんて呑気なことを考えてました(笑)
そんな感じで街灯を見回っていると、新入生2人がこっちに向かってきます。どうしたんだろ?
F「Kがオオクワ採りました!!」
なにぃ!!!!!!!私が大急ぎで車に戻ると、Kがにやにやして何かを眺めています。

うわああ!!!まじでオオクワだよ( ゚Д゚)しかもデカい……。計ってみると60mmジャスト。大歯と中歯の中間といったところでしょうか。いかにも野生のオオクワって感じです。
悔しいいいい!私も必死になって探します。くっそー。Kのヤツ、いつまでもにやけやがって!絶対採ってやる!!
ふと目を遠くにやると1つだけぽつんと光る街灯が…。一瞬で確信しました。「あれはいる!!!」
駆け寄って周囲を探すと…
 
これはっ!!一瞬で分かりましたが、念のため手に取ってしっかりと見てみます。
 
うおおおおおおお!!!!サンキューーーーーーーー!!!!!!
自身初採集のオオクワは30mmほどのメスでした。オオクワのメスは何といっても上翅の点刻と黒光りするボディが特徴です。いやあー良かった。リベンジ達成!!!
今回は満足して帰路につきます。最後に今回のMVP、Kのオオクワで締めようと思います。
 
明るいところで見るとさらに迫力がある(*´Д`)やっぱりクワガタはいいなあ。
ここまで私の駄文につきあってくれた皆様、ありがとうございました。
文責:鯵

2014年7月7日月曜日

7月3日利根川下流域

とりはんのIです
先日の印旛沼に気をよくして、さらに足を延ばして利根川下流域へ行ってきました。
さすが千葉県北東部……遠い。早稲田から三時間ほどかかった。八時半過ぎ、現地着。
狙いはオオセッカ
世界で極東のみに分布する非常に貴重な鳥。私は以前、青森県に行った際に見たことはあるが、今度はじっくり観察したい。コジュリン・コヨシキリといったほかの草原性の鳥も見たい。
河川敷に出ると、オオヨシキリの囀りがあたり一面に響く。ガイドブックには「オオセッカ、コジュリンは必ず見れる」とかあったけど、さっきからオオヨシキリしか鳴いてなくね???
それに、ただただ河川敷とアシ原が続く。どこへ行けばいいのだろう。少し焦る。でも、まだ現場に来てから数分しか経ってない。気長にオオヨシキリから探す。
上空をアマサギが通過する。夏羽でオレンジ色が美しい。首を縮めた飛翔時の、首の“余り”部分が大きく出るダイサギとは違い、こちらは首が短い。
アシの上にオオヨシキリがいる。だが青々と生い茂ったアシ原にいて、聞こえる数ほど見つけられない。遠くのアシに小鳥が止まっている。ズームする。
コジュリンさんきゅーーー!!!!!
遠いためオオヨシキリの爆音にかき消されて声は聞こえないが、コジュリンの♂夏羽だ。これならアシに止まる小鳥をじっくりスキャンすればほかの鳥も見つかるかも。
つづいて発見したのはコヨシキリ
眉斑・過眼線・頭側線がはっきりしていて、引き締まった顔の印象。オオシシキリに見慣れているとよりスマートであっさりした色調が目につく。口の中は黄色っぽい。
だが、こちらも遠い。
そんな中、アシ原の上を見覚えのある軌道が飛んだ。
オオセッカさんきゅぅーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!
アシ原の中から「ヂョヂョヂョヂョヂョヂョヂョ」と鳴きながら上に飛び出し、上空で囀ってそのまま囀りつつアシ原に降りる。気が付けば、あちこちで独特の囀り飛翔が繰り広げられている。だが、降りたところはなかなか見られない。一旦アシ原に入ると全く見つけられん……….
そんな中、アシ原の遠くを何かが飛んでいるのが見えた。タカのようだ。ん、翼が長い。尾も長い。すぅーーーーっつとアシ原の上を飛んでいく。
チュウヒさんきゅぅーーーーー!!!!!!!!
しなやかな羽ばたきで軽く飛び、時折短いホバリングで地上を窺っているようだ。
上・下面とも外側初列風切はノスリのように黒っぽく、下面の初列風切基部は白っぽい。下面の次列風切後縁には太く不明瞭な横帯。上尾筒は白い。上流のほうから下流のこちらへ近づいてきた。
下雨覆は茶褐色の縦斑があって暗色に見え、脇羽は横斑。次列風切下面も横斑。翼先は黒っぽく、内側初列風切と初列雨覆はやや明るい暗青灰色(日本語矛盾してるなwwww)で横斑が入っている。次列風切は外翼より暗く、鮮やかさに欠ける青灰色で横斑が入る。上面の雨覆は茶褐色~暗褐色で小雨覆から前縁、特に翼の付け根あたりは広い部分が、色の抜けたように淡色。尾羽下面は淡いベージュでほぼ無斑。尾羽上面はくすんだ青灰色だが褐色味があり、不明瞭な横斑。頭~体下面は茶褐色の縦斑があり、下半身と頭(特に下半身)は斑が密にあって暗色に見える。胸のあたりは白っぽい。遠目には上半身淡色、下半身暗色に見える。国内型♂だ。越夏個体だろうか。
初列風切と初列雨覆は比較的明るいが、全体に青みはくすんで褐色がかる。特に尾はこれが顕著。褪色によるものだろうか。
しばらくしてから一度アシ原の中に落ちるように降りた。翼を広げた状態で急降下ではないが、この前後は足を垂らしていたし、それまでの飛び方はハンティングのようだった。落ちてすぐ同じところから飛び出し、同様に少し飛んだあと上流側へ飛んでいった。
その後、オオセッカがかなりの密度で見られるところを発見した。これは丈の高い枯れアシと低めの新しいアシが混在する場所で、短いアシの先端ぐらいの高さで枯れアシに止まっている。アシに止まって囀り、飛び出して囀り飛翔し、風に流されるままのようにそのまま少し移動したところに降り、また囀り……を繰り返す。
オオセッカ
unnamed[1]
白っぽい枯れアシを通して写真を撮ろうとすると、まるで霧の中を透かしているようだ。まともな写真は撮れないが、ここでなら近くで観察できる。
数値より大きく見える。あくまで個人的な印象だが、ガッチリして肩幅の広い印象だ。額から頭頂には細い縦斑、背・肩羽には太い縦斑があり、内側大雨覆・三列風切までこれが続く。尾はクサビ形で長い。全体に色が濃く赤味も強い。眉斑は一応あるが不明瞭で、目の後方に細い過眼線。顔に目立った模様はない。上面の縦斑がより細い個体もいた。
意外と近くまで寄ってくる。セッカでおなじみの左右の足で別々のアシの茎をつかんで止まるポーズも見られた。
ここではコヨシキリ、コジュリンもよく見られた。携帯で録音をしてみると、オオセッカ、オオヨシキリ、コジュリン、ウグイス、セッカ….と次々に声が入ってくる。セッカよりオオセッカのほうがいっぱいいる!!!!
オオセッカが割り込んできてコジュリンの録音がなかなかキマらない!!!!!!!!
なんと贅沢な悩みだ!!!!!!!
コジュリン♂夏羽
unnamed[1] (2)
trim.AE4356CD-15CA-4507-9BCE-616C7788CB62
(最初に聞こえる「ヂョヂョヂョヂョヂョヂョ…….」はオオセッカ)
ところで、コジュリンについて気になる点があった。
囀りに2タイプあるのではないか。
このまえ印旛沼で聞いた、ホオジロに似た声と、それとは全く違うテンポのゆるい「ツピ ツピ ヒン」という声だ。いずれも囀っている個体を確認しながら聞いたので確かだと思うが、これが個体差なのか、どのコジュリンもこのようにレパートリーを持っていてたまたま2羽が別々の声を出しているところに遭遇したのかはわからない。(動画に入っているのはホオジロに似たタイプの声)
ホオジロに似た声も、よく聞くとホオジロよりテンポが緩く最後だけでなく全体に音が高いようだ。
土手ではノウサギに遭遇した。いきなり草むらからダッシュしてきて近くで止まった。草むらの隙間からクリクリっとした目が見えてかわいい。突然のことで驚いたが、すぐに遠くへ走っていった。
ダイサギ・チュウサギは水田に多かった。夏羽の飾り羽を残し嘴も黒い個体や、逆にほとんど冬羽の個体もいたが、嘴は先半分ほどが黒く、基部側半分ほどが黄色い、つまり夏冬中間の個体が多かった。
ゴイサギ幼鳥が何羽か遠くを飛ぶ。先日のサンカノゴイが脳裏をよぎりドキッとするが、雨覆は白っぽい斑が各羽の先端に出ていて、特に大雨覆や中雨覆でわかりやすい。風切に横斑は見られない。
ハシボソガラスの親子、ハクセキレイの幼鳥を観察したほか、スズメの幼鳥や親子があちこちに目立った。2度目の繁殖で巣立った幼鳥であろう。ちょうどこの7月の第1週からあちこちで見られるようになった。近くの市街地ではムクドリの、主に幼鳥からなる大きな群れがいた。駅ではホトトギスの声が聞こえた。
オオヨシキリはちょっとしたアシ原でも観察でき、今まで声は聴いたことあってもその正体は知らなかった、という人もいるでしょう。そんな人もこれを機に興味を持っていただけたら幸いです。
オオヨシキリ(写真の撮影地は別)
image
観察鳥種:オオセッカ、セッカ、オオヨシキリ、コヨシキリ、コジュリン、ヒバリ、スズメ、ハクセキレイ、ツバメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、ムクドリ、キジバト、カワウ、トビ、チュウヒ、カルガモ、アオサギ、ダイサギ(亜種チュウダイサギ)、チュウサギ、アマサギ、ゴイサギ、カワラヒワ、コチドリ

2014年7月3日木曜日

初夏の虫採り〜神奈川編

ども、虫班長です。
今回は4月ミヤマカラスアゲハを採集した神奈川の里山にて、虫採りをしに行きました。
約一ヶ月経ったわけですが、どんな虫がいるのでしょう。
今回は先日狭山でご一緒したK生さんが。他はナシ!だって平日だもの。
「4年生で単位をしっかり取っていれば、こうやって平日に虫採りできるということだね。」
そんな言葉が僕の心の臓に突き刺さる。
さてさて、13:00に到着し、13:30で里山まで。
最初に見つけたのは



高尾ハイク でも採れたイボタガの幼虫!
おどろおどろしい。。。てかキモいっちゃキモいな。
イボタノキの至る所についています。
ついてるイボタノキとついてないイボタノキがくっきり分けらているのが不思議でした。
またイボタノキ周りやイボタノキをたたいてみてウラゴマダラシジミを探していますが、まだいません。もう数日で出るのかな。
次に栗林へ。


アカシジミ
樹上性シジミ、ゼフィルスの仲間ですね。クヌギ、コナラがある林に分布している。いつもみるいわゆるヤマトシジミなんかに比べたら大きい。それに色もオレンジっぽいし。普通種だけど好き。
ウラナミアカシジミもいました。

開翅した時の模様や色はアカシジミに似ているのですが、裏(羽を閉じたときの模様)が全然違う。

色々な虫を見て少しすると、でっかいオレンジ色のなにかがホバリングしているのを発見。

ウマノオバチサンキュー!!
シロスジカミキリに寄生するハチでこの時期にしか現れないらしく、尾っぽがとても長い。いや長すぎ。
飛んでる時の迫力半端ない。
来年も是非見てみたい虫だ。
栗林の近くに溜池があってそこでクロスジギンヤンマがテリトリーを張ってた。

この時期(5月半ば)に見るトンボとしてはかなりでかい。
久々に見て興奮した。
複眼の水色と腹部の黄緑色がいい。
ちょくちょく歩いているとガマズミの花を発見。
カミキリムシを採るべく掬っていく。

ざっとこんな感じ。キイロトラ、カラカネハナ、トガリバアカネトラ、キスジトラ、ホタル、エグリトラ、シラホシetc。。。ガマズミの集虫力はんぱない。


カラカネハナカミキリ。色のバリエーションが多く青、赤、黄などおもしろい。
キイロトラカミキリ。大きいし脚長い。
トガリバアカネトラカミキリ。エリトラの模様がかっこいい!

チャイロスズメバチ女王! 他のスズメバチの巣に寄生し終いにはのっとってしまうという面白いスズメバチ。
この近くでは珍しいとのこと。やったね。
そろそろ日が暮れてきたので今日はこれでおしまいに。色々な里山の昆虫を楽しめた。
K生さん、OBのMさんありがとうございました。

クモマツマキを探しに行った

こんにちは。実は一ヶ月前に山梨県へクモマツマキチョウを観察しようと遠征をしていたのでした。
面子は虫班長たんぢ、鯵、K所、K川、そして僕T掛です。
とりあえず、恒例イベント虫班長遅刻。
彼は昼に別の場所で個人的に虫取りをしていて、集合場所に向かう電車で疲れで終点まで寝過ごし、集合時間にはあと45分かかるようなところに居ました。
そうだ、ドンキホーテに行こう。彼の遅刻は私たちにお買い物の時間をくれました。
実際、山登りをするとき軽食と水分無いと死にますね。干乾びる感じがめっちゃします。
んで、何やかんやで夜明けくらいに山梨到着。某有名駅で灯火採集をしました。
ジョウカイのボンチャン達がいっぱい。なんだか目ぼしいのが居ませんな~。
と思っていたらこいつが駅の窓にくっついてました。
ヒゲナガシラホシカミキリ写真 2 (7)
こいつはあれですね。メスはめっちゃかわいい模様が出るんですけどオスはこんなマックロクロスケで無紋になります。正直メスのほうが欲しかったwジョウカイボンに少し似てるけどちゃうねんな~。
で、特に何もないので場所を移動。ナミゲンゴロウの有名ポイントへ。
とりあえず持ってきた鯖をオサカナホイホイの中にぶち込んで池へ仕掛けときました。
あとで引き上げるのが楽しみな瞬間です。
で、肝心のクモマツマキチョウの有名ポイントへ向かいました。
これがまた遠いんだな。そしてドドドド田舎。川と山と道しかない。
ま、それが僕ら虫班的には最高に嬉しいわけですが。
そして、韮崎市を出発して約二時間。つきましたよポイントの「入り口」へね。
この入り口からクモマツマキチョウが見られるところまでガチ登山です。
最初は余裕だったんです。何せ虫取りする余裕があったくらいですもの。
入り口からさほど遠くない地点までで
ウスバシロチョウ写真 3 (3)
ミヤマハンミョウ写真 1 (5)
アサギマダラ写真 2 (3)
写真 1 (4)
写真 2 (5)
なんかが取れました。ほかにもミヤマカラスアゲハが飛んでいましたが誰もネットインできず。オタマやアカガエルもいたり。
ああ、網を振れていた頃は良かったなぁ。
ドドン!!!!立ちはだかる第一の難関。写真 3 (6)
TSURIBASHI!!!高所恐怖症の僕は失禁間近でしたよ。でも上の方をミヤマカラスアゲハが飛んでいる!!
いや、流石にネットは振れない。命あっての虫取りよ。
そして、このあたりから登山がガチ過ぎてイマイチ昆虫が見られなくなってくる。
虫の気配はエゾハルゼミのちょっと切ない鳴き声のみ。抜け殻は見つけた。写真 3 (5)
虫が居ない・・・つらくなってきたところでまさかの第二の刺客。
TSURIBASHI!!!写真 4 (4)
今度のは一つ目とは比べ物にならないくらいの強敵。何しろ足元の板がピシピシ言うだけのみならず、カタカタと外れそうになったりしてた。怖すぎる。
90キロ近い巨漢のK川君がそのつり橋を渡るとき、私達は手に汗握ったのは言うまでもありません。
そして、いない。虫が。これはきっと今日中に目的地にはたどり着けないぞ。そんなこと思いはじめました。
昼ごはんを食べて悲しく引き返しました。
下山中にキベリタテハを見つけるもネットインできず・・・・・・散々だ~。
まぁ、しかしかなり下へ下ったところで思わぬ収穫が。
タカチホヘビ写真 4 (3)
僕は初めて見ました生きた個体は。やっぱりきれいだ。鱗と鱗の隙間が空いててそれでいて虹色の光沢が美しい。こいつは夜行性で基本的に土の中に生息しています。ミミズしか食べないグルメさんです。すでに死にかけていたことが悔やまれます。
ああ、たいした収穫の無いまま終われない。虫班長は燃えていました。
そうだ、土場へ行こう。
というわけでまた長い時間をかけて韮崎、北杜のあたりまで帰ってきました。
カミキリたちが運動会してます!!大興奮です。
クビアカトラとクリストフコトラ写真 1 (7)
ツマグロハナ写真 1 (3)
ほかにムツボシタマムシなんかも。写真
いいなぁ土場。カミキリムシはまっちゃいました。しかし、意外に早く走るのでびっくりしちゃいました。あと近くの雑木林でホタルノフクロ。これは可愛い花。写真 5 (4)
このあとゲンゴロウを引き上げ、二匹の収穫。
ナミゲンゴロウ写真 5 (5)
去年タニグチコブヤハズカミキリを取った山を登って頂上で写真を撮りました。
K所君と頂上でねっころがって話してたら虫班の活動はとても楽しいとのお言葉をもらい、嬉しい限りでした。
結局タニグチコブヤハズは採れずじまい。
このあともう一匹ゲンゴロウを採り、山梨での採集を終えたのでした。結局クモマツマキの観察はできなかったけどね。
クモマツマキは見られなくてもいい虫が沢山居る。山梨県、いいとこですな。
また、ゆくぞ山梨。でわ。
追伸、生態写真が両生類以外なくて申し訳ないです。虫を見ると撮るより先に採ってしまう……もっと精進します。