2013年10月30日水曜日

2013年度夏合宿@奄美大島

こんにちは。合宿幹事の古川です。
だいぶ遅くなってしまいましたが、夏合宿の報告についてあげさせていただきます。

今年の夏合宿は奄美大島に行きました。
キャンプ場として、大浜海浜公園を利用しました。
キャンプ場の目の前でウミガメの赤ちゃんが見られました!

奄美大島は一昨年も行ったので、ある程度土地勘もあり、行くスポットなどもはっきりしていました。
また、台風も来なかったため比較的温厚な気候での採集を楽しむことができました。

以下では、各班の報告をまとめています。
順番は水棲班→昆虫班→植物班→鳥班の順番になっています。

水班長です。

2013年夏合宿の奄美大島での水棲班活動報告です。


~初日~
活動初日は奄美大島の南東部,嘉徳海岸で海水浴を行いました。海の入り口が集落内にあるため集落外の道路に車を駐車して向かいました。
他に人は誰もおらず,さながら気分はプライベートビーチ。テンションも上がります。
この海の海底は砂ですが,ある程度奥まで行くと大きな岩があり,その付近では様々な生物が暮らしています。
また,砂浜より側面に遠くまで続く岩場があり,そこから海へ入れます。岩場付近にも多くの魚たちが見られます。さらに岩場から奥に行くと砂浜が見えました。
           
貸切ビーチ嘉徳海岸
その後は島を横断,北西部に向かいました。大和村に到着。漁港である思勝港では堤防釣りを行いました。
何も釣れなかった一昨年のリベンジも兼ねての参戦でしたが相変わらず何も釣れず・・・雨まで降ってくる始末。
やはりサビキやちょい投げはあまり向いてないのかもしれません。ルアーや投げの情報はあるのですが今回はできませんでした。
体も冷えたので近くの温泉・どぅくさあや館へ行きました。そこで昆虫班がお世話になっている方に偶然にも遭遇しました。
日も暮れ始めたので帰路につきます。島北西部より海岸線沿いに北上し名瀬市内に舞い戻ってまいりました。
魚が釣れずお腹が減ったのでこの日は奄美大島発祥の鶏飯を頂きました。お代わり自由のお店でお代わりが出なくなるまでたっぷりと鶏飯を堪能した後はキャンプ場に戻りました。

~二日目~
この日は奄美大島北東部で一昨年もお世話になった釣り船・大黒丸さんにボートを出していただきました!
10時ころより出港し夕方の日暮れまでボート釣りを楽しみました。ボートと共に飛び跳ねるトビウオと共に大海原に飛び出します。
普通の釣りではお目にかかれない大物をたくさん釣りました。
ムロアジ,モンガラカワハギ,アオマツ,更にはムロアジを生き餌にして、1m近くのカンパチまで釣れました。これには一同,大喜び。
あまりに大きすぎるため,その場で卸してもらいました。大量の戦利品を手にキャンプ場へ帰還。みんなで力を合わせて調理しました。
煮つけ,刺身,バター炒め,揚げとたくさんのバリエーション。とても充実した日でした。
                  
  1m近くあるカンパチ 

        
     アオマツ                ムロアジ

        
    調理風景

~四日目~
グループ活動を挟んでの班活動最終日です。この日は植班長も加わりました。
二日目にボート釣りを行った周辺,北東部の土盛海岸で泳ぎました。ここはにぎやかでライフセーバーも常駐するため安全面は万全です。
サンゴ礁があり魚などの生物も多く見られます。一部撮れた魚の写真を載せます。水中写真は難しいですね・・・
             
   チョウチョウオ              ハタタテダイ  

 
   モンガラカワハギ

こんなところです。他にもたくさんの魚が見られましたよ。
たくさん泳いだら次は本島最北端,灯台を目指します。謎のカメ像を見物しつつやけに傾斜のキツイ灯台を登りました。
頂上からの景色は本当にきれいでした。
灯台から臨む海
活動報告は以上です。本当はもっと釣りもしたかったのですが釣り方などが未熟であまりうまくいきませんでした。
またいつかリベンジしたいですね。それでは。

夏合宿活動報告~昆虫班~

89日~16日にかけて、奄美大島で虫捕りしてきました!主に昼は蝶採集&バナトラセッティング、夜はバナトラ見回りというローテで活動してまいりました。
現地に着くと、移動手段兼宿泊施設ことレンタカーを借りて下見&バナトラ用の買い出しに。
バナトラはストッキングor台所用ネットにバナナを突っ込んで木に巻きつけたり下に置いたりするというオーソドックスなもの。
初めは焼酎に漬けたバナナを使っていたのですが、現地の虫屋さんに「そのままで(焼酎に漬けないで)いいよ」と進言を頂いたのでそのスタイルへ移行。
ちなみにこの虫屋さんは一昨年も同好会のお世話をしてくださった方です。ありがたし…。

さて同好会員の期待を一身に背負ったトラップの結果はというと…
スジブトヒラタ、スジブトヒラタ、スジブトヒラタ…
スジブトヒラタしかいない!(あと時々リュウキュウツヤハナムグリ)
合宿を通してバナトラにやってきたクワガタはスジブトヒラタのみ。あとはムカデとルリオビクチバとオオトモエ。どういうことなの…。
当時奄美は7月から一度も雨が降っていないという異常気象だったのでそれが原因かも?林道を徐行しながら電柱に張り付くアマミミヤマを探すも空振り…。
後日、前述の虫屋さんがライトトラップをやってくれて、その時はアマミノコギリが♂1だけやってきました。

蝶はクロマダラソテツシジミ、モンキアゲハ、ツマベニチョウ、オキナワカラスアゲハ、アオスジアゲハ、リュウキュウアサギマダラ、ナガサキアゲハが多数乱舞しておりました。
渇水のためハイビスカスに吸蜜しに来る個体が多かったようです。

その他にはイシガケチョウ、アオタテハモドキ、ツマグロヒョウモン、カバマダラ、ウスキシロチョウ、アカボシゴマダラ、スミナガシ、ジャコウアゲハ、ナミエシロチョウ、アサギマダラ、ジャコウアゲハも数匹。なぜかベニモンアゲハは見られず…。蝶はかなり充実してましたね(^^)
その他にはアマミハンミョウ、アオウバタマムシ、オオシマオオハナムグリ、コカブト、アヤムネスジタマムシ、サツマウバタマムシ、クロイワツクツク、リュウキュウアブラゼミ、アカギカメムシ、オカヤドカリなんかも観察できました。爬虫類はアオカナヘビ、キノボリトカゲ、ヘリグロヒメトカゲ、シリケンイモリ、アマミハナサキガエル、イシカワガエル、リュウキュウカジカ、アカマタ、ヒメハブが見られました!ホンハブは幸運にも(遭遇ゼロ。怪我がなくて何より!来年はどこに行くのかな。


採集風景。無心に網を振る
期待を込め、バナトラを仕掛けてゆく。
トラップ回収。スジブトはたくさんいるんだけどな…
イシカワガエル。天然記念物。撮影時はおとなしくしてくれてラッキー!

ツマベニチョウ。発生後期だったためか個体数の割に完品は少ない。
カタツムリの殻を借りるオカヤドカリ
リュウキュウアサギ。ゆっくり低空飛行するので捕まえやすい。
キノボリトカゲ食事中

アオタテハモドキ。林道には全くおらず、集落の荒れ地みたいなところを飛んでいた。
沈みゆく夕日。こうして昆虫班の一日は幕を閉じる…

…と思いきや、これからの時間帯が本番だったりする。

こんにちは、植物班班長です!

今回、奄美大島で見られた植物を中心に書いていきます!
            
上の写真は奄美諸島で有名な「アダン」です。
見た目はパイナップルみたいですよね!タコノキ科です。
実際に沖縄ではアダンを食べるようです。

これは「オオハマボウ」。アオイ科の花の大きな植物です。
名前のとおり、浜に生えています。黄色の、いかにも南国風の明るい花を咲かせます。
これは「ハマヒルガオ」。ヒルガオ科です。
南国の浜にはこのように色々な植物があります。

本当は奄美アイランドという植物園に行きたかったのですが、そこは台風の影響で3年前くらいからずっと休業しているので諦め、マングローブパークへ。
     
マングローブは「メヒルギ」や「オヒルギ」などの植物の群落です。
マングローブは文字通り地域の生態系の根幹となっており、複雑な生態系が形成されています。
タイなどではこの伐採とエビの養殖池が問題になっていますね。

また、「モダマ」というマメ科の群落地を見に行きました。
モダマという名前は「藻玉」。
元々浜に打ち上げられてものが海藻の実であると考えられていたことに由来しています。
この時は季節が外れていたので、豆のさやを見ることはできませんでした。

今回、見られた植物の一部ですが、紹介させていただきました。
ご覧いただきありがとうございました!

2013年度夏合宿@奄美大島 鳥班活動報告書

 はじめまして。鳥班3年の深堀です。夏合宿の報告させていただきます。
8/12、鳥班の人数の関係で、この日は虫班の人たちと活動していました。
この日は鳥を見るというより、蝶を見ている方が長かったように思います。
おかげで蝶の名前ぐらいは少し覚えることができました。
朝方、奄美野生生物保護センターの駐車場でシロハラクイナを観察することができました。
ツバメとイソヒヨドリも、センターに行く途中で観察することができました。メジロがキャンプ場で観察されたようです。
シロハラクイナ
ツバメ(リュウキュウツバメ?)
8/13、この日も虫班の人たちと活動しました。他の班の人たちからルリカケスをどこで目撃しているという情報が入ってくるの
ですがなかなか遭遇できず、この日も終わってしまいました。ルリカケスのものと思われる羽は発見することができました。
8/14はグル活で、グラスボード体験のグループだったのですが、残りの時間はほとんど虫班鳥班の合同活動のようになって
いました。
グラスボード乗船中にクロサギを観察することができました。
キャンプ場での朝声が聞こえてくるアカショウビンの姿はこの日初めて観察できました。
夕方、湯湾岳ではルリカケス、ヤマシギ、オーストンオオアカゲラ、アマミコゲラが観察できました。
リュウキュウアカショウビン
アマミコゲラ
アマミヤマシギ(亜種)
ルリカケス
8/15は、1日鳥班として活動しました。これまで行っていなかった奄美大島の北の方、笠利町の方へ行きました。
今年は雨量が少なかったため、田んぼはひび割れた感じで鳥の姿が見当たりませんでした。
大瀬海岸では、サギ(ダイサギorチュウサギ)、コチドリ、セイタカシギ、アオアシシギ、キョウジョシギ、シロチドリ、ムナグロ、ツ
バメチドリがいました。
ここで日本野鳥の会の会員の方にお会いし、いろいろ鳥の種類を聞くことができました。ツバメチドリを観察できるのは珍しい
ことだとおっしゃっていました。
また、本茶峠の辺りでは、シジュウカラ、ヤマセミ(v)、サンコウチョウ、ルリカケスを見ることができました。マングローブパー
クでは、カワセミ、カラスハト、キジバト、ヒヨドリを観察することができました。
ツバメチドリ
セイタカシギ
キジバト
カラスバト
←アマミシジュウカラ(亜種)
←ヤマガラ
~観察できた鳥一覧~
カラス(オサハシブトガラス?)、ツバメ、シロハラクイナ、リュウキュウアカショウビン、ヒヨドリ、リュウキュウコノハズク(v)、リュウキュウズアカアオバト、キジバト、カラスバト、スズメ、メジロ、シロチドリ、アジサシ(分類不明)、カツオドリ(フェリーにて)、リュウキュウコゲラ、オーストンオオアカゲラ、シジュウカラ、ヤマガラ、サンコウチョウ、ルリカケス、ヒヨドリ、コサギ、イソヒヨドリ、セイタカシギ、ムナグロ、ツバメチドリ、アマミヤマシギ、チュウジョシギ、キアシシギ、アオサギ、カワセミ、ヤマセミ(v
カラス(オサハシブトガラス?)
     
              ↑イソヒヨドリ♀

ここまで読んできただき、ありがとうございました!

2013年10月22日火曜日

夏休み最後の採集

虫班二年のたんぢです。遅くなりましたが過去の採集記録をブログに載せようと思います。

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9月25日、夏休みも今日でおしまい。
虫採りし足らない………虫採りし足らない………じゃあ何を採る?
ナミゲンでしょ!
二年Oと一年Yと一緒に中部地方に向かう。
実は三人とも野生のナミゲンゴロウは見たことがない。
僕は期待半分、どうやって採れるのか想像がつかないような気持ちが半分という感じだった。
10時にポイント到着。
お魚キラーでトラップを作り、設置。
設置し終わってからは高地性のトンボを採ったり見よう見まねのガサガサをした。
Oの採ったオオルリボシヤンマ。
斑紋が折れているのがルリボシヤンマとの違いらしい。
他にもキトンボやミヤマアカネ、蝶ではオオウラギンスジヒョウモンを採集。
ガサガサではYがナミゲンの上翅を見つけるも出会えず、ミズカマキリ、アカハライモリ、数種類のヤゴが入っただけ。
ガサガサは厳しいよとOBさんから聞いていたけれどやっぱりそうなんだと実感。水草なかったしなあ。
昼過ぎに一度トラップを確認すると、、、
イモリはよく入るなあ(´・_・`)
他にもドジョウなどが採れました。
しかし、ナミゲンは入らず。
中々入らないなあなどと思っていると近くのペンションを営んでる方がやってきてこんなお話を聞いた。
「ここ、一週間前まで干上がっていたよ」
エッ  Σ(・□・;)
驚くしかなかった。
なんでも、一週間前に台風が来るまでほとんどが干上がっていたらしい。
「○○池なら干上がることはないよ」
と教えて頂いたので、ここを目指すことに。
トラップは唯一干上がってなかった部分に集中的に仕掛けておいた。
山頂まで行くのに20分、そこから一時間強の登山。
やっとの思いで池に到着!なんだけど…

池の底から湧き水が出たり、水が何倍にも冷たかったり、幻想的だった。
でも、虫のいる雰囲気じゃない。なんていうか、人の手が全く入っていないような場所で、生き物の気配がない。
虫抜きで考えればいい場所だと思うけれど。
徐々にナミゲン諦めムードになっていく中、
最初のポイントに戻る頃には16時になっていた。
もうトラップを信じるしかないので上げてみる。
すると、
「あっ、いた!」
Yからも
「いました!はいってますよ!」
干上がってない小さな部分に集中してやったのが功を奏した。
ナミゲンも密にいたから、短時間で採れたんだろうな。
(ナミゲン、でかいし力強い。)
この後もう一度トラップを設置したりして、
結局ナミゲン1ペアと2♂が採れた。



夏休み最後の日に有終の美を飾ることができた気がする。
拙い文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。

2013年10月21日月曜日

10月19日 三宝寺

10月19日に三宝寺で野鳥観察を行いました。
参加者 奥山 小林 橋本 中川 琴岡(OB)
ヒヨドリ: 6
コサギ: 4
シメ: 0
ムクドリ: 0
オナガ: 0
ゴイサギ: 2
バン: 0
カルガモ: 16
カイツブリ: 0
ダイサギ0
チュウサギ: 0
カワウ: 1
シジュウカラ: 6
ドバト: 0
キジバト: 0
ツグミ: 0
ハシブトガラス: 1
ハシビロガモ: 0
マガモ: 1
アオサギ: 2
ウグイス 0
センダイムシクイ: 0
メジロ: 0
コゲラ: 0
ハシブトガラス: 5
カワセミ: 1
エナガ: 2
メボソ: 0
ツバメ: 0
オオヨシキリ: 0
ササゴイ: 0
スズメ: 0

2013年10月20日日曜日

鷹見企画活動報告

現役:田中、中川 OB,OG:鳥丸、望月、与安、吉澤、若林   文責:中川
鳥班3年の中川剛志です。10月12日に鷹の渡りを見に名古屋にある伊良湖岬に行ってきました。


写真だとトビだか鷹だか区別がつきにくいですが、(実際に鷹もトビもいました)今回の目的の鷹を観察することができてよかったです。
個人的にはノスリが獲物を捕獲する際にみせる空中で一瞬静止する姿がかっこよかったです。
アフターではOBの方々と海鮮丼やソフトクリーム、メロン、大アサリなどおいしいものを食べ、陽が沈んだあとはウミホタルを採取しにペットボトルでトラップを作って海に放りました。
今回、ペットボトルの中にウミホタルは見られませんでしたのでまたやりたいです。

        
OBのみなさん、とても楽しい企画に誘っていただきありがとうございました。
今後も生物同好会の楽しい活動をどんどんやっていきたいと思います。

2013年10月16日水曜日

ひたち海浜公園企画

合宿幹事で水班三年の古川です。
先週の日曜日にコキア(ホウキグサ)の紅葉を見に、茨城県ひたち海浜公園に行ってきました。
車で行ったのですが、三連休の中日ということもあり、割と混雑していました。

まずはコキアについての簡単な情報。
コキア。別名、ホウキグサ。ヒユ科の一年草。
かつては箒に使用されていたみたいです。また、その実は「畑のキャビア」として知られるとんぶりです。
秋には紅葉して、とても綺麗な姿をみせてくれます。
さわり心地もモコモコです。一面のコキアは圧巻でした。
     
コキアの下に見えるのは一面のコスモス。
様々な色で、私たちの目を楽しませてくれました。
     
公園内はいくつかのエリアに分かれていて、森エリアには立派な茸が。
     
茸に詳しい会員が「これはテングダケだ!」と教えてくれました。
著名な毒茸であるベニテングダケは知っていましたが、テングダケは初めて見ました。

この写真はイネ科のパンパスグラス。
大きなススキ、といった印象です。
観覧車との構図が面白いです。
     

最後に、キバナコスモスが見られました。
葉が普通のコスモスとやや異なり、背も低い種類のようでした。

ひたち海浜公園は、今まで行った公園の中では最も規模の大きい公園でした。
なかなか一日じゃ回りきれませんでした。

今後、ますます紅葉が綺麗になるので、庭園や植物園を回る企画をやっていきたいと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

2013年6月28日金曜日

東北遠征

東北遠征 ―プロローグ 2/25 ―
2月25日、「ワカサギ合宿」を終え、1年同期のO山、T治と松原湖から池袋へと帰る電車をぶらり途中下車。
向かうは日野市(東京都)。なんでも、ここに「マイマイカブリ」がいるんだとか。
中央本線を沿って多摩川へと向かう。子供のとき、図鑑で見たことのある「変わった虫」。
私の頭の中にあったターゲットの情報は其の程度なのだけれど、そもそも今回こいつを採るにあたって
○ 河川敷の朽木を探す。
○ 樹皮の下とか、朽木を割った中とかで冬眠している。
この2点の基本情報を頼りに、あとは己の足任せに運任せ。 …なんだとか。
↑「いい朽木ないか…? おっ、あの川は細くて渡れそうだ。サンキュー!!」狩場を探す虫班のT治。
彼はこの後、川にカバンを流される。
我々の背丈よりはるかに大きいススキを掻き分けて、靴を諦め川を越えて、ノバラを踏み越えたその先の朽木。
樹皮をめくると大量の[アオゴミムシ]。 綺麗じゃん! とテンション上がる私を差し置く彼ら。
月が昇り、暗くなり始めたころには[ヒメマイマイカブリ](というのが正確な名前のようだ)が3匹採れた。
黒い胴体に、青…と言い切るには黒っぽい色をした首。こんな甲虫いるんですねぇ。
↑自宅でエサにありつく[ヒメマイマイカブリ]
東北遠征(3/21~3/24) 「川沿い歩いて三千里~北上!『キタカブリ』編。」
3/21
浅春の候、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。寒さもゆるみ、一雨ごとに春めいてまいりました。桜のつぼみと共に新学期への期待もふくらみ、いつのまにか気分も春色に。そう、それはそんな軽暖の折でしたか。
「東北に行かない?」 虫班の誰かは言った。 何を採るのか知らないけれど、とりあえずついていく自分。
まだまだ寒い朝の上野駅。T治とO山という、この前とびた一文変わらぬメンバーで、寒さをもとめ一路 北へ。
電車の中でターゲットを把握、T治「東北のマイマイカブリは、綺麗なんだ。」 まさかのマイマイカブリ被りである。
いぶかりながらも買いかぶり。私は、最高潮のテンションで遠征最初の狩場に君臨する。
①『那須塩原市』(栃木県)with那珂川.
「いったい何が採れるんだろう?」 どこまでも広がる青空が気分を高揚させる。
東北本線沿いに坂を下ると、鉄橋の下、川が現れる。那珂川である。
↑「向こう岸に行きたい…!!」 その思いは、時に川の冷たさをも忘れさせる。
いい天気なので、びしょびしょになった靴も乾きが早い。朽木はちらほらと伺える。めくる。めくる。割る!
冬眠中の[フタモンアシナガバチ]と、[コクワガタ]のギロッポンこと、幼虫30匹超の入った朽木を見つけるも、
[マイマイカブリ]はなかなかどうして見つからない。
川を上流のほうへと上り、「湿り気が適度にあり、硬すぎず柔らかすぎない朽木」を探すことしばし。
まずはじめにT治、続いてO山が[マイマイカブリ]を1匹ずつ採集。上品な漆の黒い胴体に渋く輝く青の頭である。
なんでも、「意外に乾燥した木にもいた」のだとか。樹皮をめくったその下にいたようだ。
コクワとアオゴミは死ぬほど見つけるも、未だノーマイマイの自分は冬眠中の[キイロスズメバチ]を手に入れた。
日野でOとTが[アオゴミムシ]を冷めた目で見ていた理由がよく分かりました。
↑那珂川・那須塩原市(栃木県)

↑朽木の中から。目があったとき寿命が縮んだ。
空が完全に黒く染まる前に、ずぶ濡れの靴を引きずり引き揚げる。明日に備え少しでも北上しようと、その日は
『郡山』駅の漫画喫茶で1泊する。
3/22
虫採りの朝は早い。さよなら福島県。 『郡山』駅を出る。『福島』につく。まだ北へ。・・・『宮城県』に突入である。
さて、川沿い(なぜ川沿いなんだろう?湿り気がすきなのかな?)の朽木をアタックする戦法は変わらない。
ただここでチェックすべきは、そのマイマイカブリの「色」。ネタばれすると[キタカブリ]は緑に赤なのである。
意味不である。「黒地に青」から「緑地に赤」へ。 ここはその始まり、中途と言ってもいいポイントなのである。
②白石市(宮城県)with白石川(阿武隈川)
少し歩き、橋を渡・・・らない、手前から道を逸れ、崖をずり降りる。過去の洪水で築堤が崩壊した後の砂利道?
とのこと。まぁ、両側に笹だか竹だか茂っていて、あまり「それっぽい」朽木は多そうには見えない。
と思った私。いや俺様。
↑白石川(阿武隈川 左岸)
今日、1本目の朽木から。遠征初の自分で捕まえたマイマイなので凄くうれしい。
これは本日 大勝利か・・・?とにやけるも、印象通りどうもここらへん、朽木が少ない。
フレーク状…まで言わなくても、あまり乾燥しすぎていない、硬すぎず柔らかすぎない立ち枯れ、朽ち木が欲しいのだ。
竹を取りにきたおじさんに見送られながら、早めにここを切り上げる。
②-白石市その2(宮城県)with白石川(阿武隈川)
電車が目の前でホームから走っていく…。たっぷり数十分待たされて、東北本線で隣の駅へ。
ホームを出て、50番道路を東北本線を南下するように、川沿いに歩いてみる。
左手にはあわよくばオサムシの掘れそうな崖。右手には小高い土手に続く線路。
少し進み小さい支流の川をこえる。「さすが阿武隈川…。」やんぬるかな。川幅は太く流れは強し。
いい感じに木の集中しているところを求め、川を縦横無尽に渡っていた『黒磯』のようにはいかぬ。
望みあり気な中州にも渡れず、こちらにあるのはただ野バラ。「仕方ない、対岸に渡ろう。」
五輪沢の方へと引き返す。駅を過ぎ、自動車整備工場へと続く橋を渡る。
白石川でいうのなら、奥州街道側を南下していくわけである。何かを焼いたあとだろうか?
南下中の川辺は雑草もススキ?のような茎も倒木も、みんな黒こげ。
↑「阿武隈川に靴を持っていかれた。」T冶。仙台まで片足をビニールで包んで行く羽目に。
道が支流に沿って右に曲がるところで橋がある。そこを超えた辺りの朽木でガサガサ。
コメツキ幼虫・・・。テッポウムシ・・・。何かのゴミムシ・・・。疲労は重なり、自販機の炭酸が旨い。
気がつけば日は傾き、我々に時間が迫る。駅へと走り出しす。(電車出発まで十数分)
息を切らして橋を渡ると、目の前で踏切が閉まる。思わぬタイムロス・・・!じゃないっ、電車が目の前 横切ってるー!!
敗者の足取りは重く、その足はふと駅前、例の「右手の崖」に横たわる倒木朽木に目が留まる。
「つんつん・・・」「!」(これはいけるっ) [アカスジキンカメムシ]の羽を見て彼らの目に10時間前の光は戻る。
「むしろ、電車を逃して本当に良かった。」「余裕。」「舐めんな。」「灯台もと暗しとはこのこと」「敗北を知りたい」
[クロナガオサムシ][アカガネオサムシ][コクワガタ]etc・・・を追加して、明日に備え北路につく。
今日を終えてみれば何気にT治がマイマイを追加していた。この男、今回、各地マイマイをコンプリートする。
↑いつのまにか取りやがっていた。 言われれば首もとが紫っぽい・・・か!?
明日はいよいよキタカブリ。
始発、早朝からまる1日、日暮れまでキタカブリのポイントで採り放題。これが連泊遠征なのか・・・!
3/23
『一関』駅のカラオケで朝を迎える。「おジャ魔女カーニバル」もきっちり仕上げた、足も動く。・・・出陣だ。
降り立つは③『北上』市(岩手県)with北上川(和賀川)。
今回のポイントとなる川は、「和賀川」と「北上川」である。
駅を出て、川を目指す。地図を見る限り、中洲もあり、木も乱立している。立ち枯れだってあるだろう。
川を横切る奥州街道(陸羽街道)を渡り、ずり降り、川沿いの朽ち木散策。 ま・・・まだ、雪が積もってるっ
厚着だけど寒い。さてさて、「いい感じ」の朽ち木はあるにはあるのだが、マイマイさんはいらっしゃらない。
朽ち木発見→割る→剥がす→ この繰り返しで、コクワやカブトムシ(←大きい!)の幼虫は沢山見つけたけれど、
メタリックグリーン&レッドは現れない。なにぶん雪解けで朽ち木が湿りすぎている感触も否めない。
(ああ、「朽ち木が土に還る」という自然のサイクルには、確実に虫採り好きの手が介在しているのだなぁ)
そんな感慨と[アカガネオサムシ]×2の収穫だけを得て、対岸から中洲へと足を向けたのだ。
↑ブロックを渡る。奥に見えるのが奥州街道
それから2,3時間後・・・。いない。「雪が最近まで積もっていたなら、立ち枯れで地面より少し上辺りを攻めれば・・」とかナイナイまいまい!中州にも早々と見切りつけ、土手を転げまわり、ちょっとせせらぎ公園の方をこんにちわして
気がつけば「キタカブリとかあんな色、誰かが着色したに違いねぇ説」がまことしやかに唱えられていた。
ホテルと工場を繋ぐ道路の角、和賀川と北上川の合流地点。(竹の製作所の辺り)
O山はいつも通り1人藪の奥のほうへと姿を消し、T冶が川の近くへと朽ち木を探しに行った折である。
昼飯を終え、コンクリートから河川敷の草ぼうぼうへと帰って?いった私は、いい感じオブいい感じの朽ち木を
発見したのである。地に横たわるその朽ち木は完全に「フレーク状」で、しゃべるなど使わずして、
数多のゴミムシ、オサムシ類を手に入れることが出来たのである。
(これは当たりか??)ここ掘れワンワン状態の僕に背後からの声。 「・・・ムシ採りですか?」
何回か虫採りにつき合わせてもらった経験上言えるのは、
彼らは(我々は)通常、人が入るはずのないようなところで、わけのわからない行動をしているということだ。
特定の時期、特定の場所の特定の条件の藪の中。
関東から来た学生と、仕事を終え近畿から来たおじさん(既にキタカブリ数匹GET)は出会う。
「ここと向こうの川沿い(和賀川沿い、奥州街道へと進んでいく道沿い)の立ち枯れの樹皮を捲ったらいましたよ」
―――キタカブリは実在した!! 草木奥深くからOとTを呼び寄せ周知、気合いを入れなおし、
北上川→和賀川へと朽ち木を物色しながら進んでいく・・・!
バリバリバリイッ・・・!! 「あっ大きいコクワだぁ」 「いねぇかなぁー?」
1度に3匹、3人のもとへ落ちてきた。
その年、間違いなく最高級にテンションの上がった瞬間である。→計5匹。
「追加が欲しい・・・」人間とは欲深い生き物である。北上川を東北本線沿いに少し北へ歩き、途中で白鳥の家族を見てほのぼの余裕を持ちながら。
(↑鉈を片手に、怪我をした白鳥を見守るO)橋を渡って、立花方面、展勝地を散策するが、キタカブリの追加は得られそうにはなさそうだ。クロナガオサムシはたくさんでてきたが。途中、目ぼしい木をいくつか見つけるも、同業者に割り荒らされていた。あくまでここは公園なのだし、最低限のマナーは守りたいものである。
その日1人2匹のキタカブリを確保した我々は、中間色、ブラック+赤紫のマイマイを補充するために、
そして次の日帰るための中途として、2度目の『仙台』駅に降り立った。3度目の松屋で腹を満たし、
漫画喫茶で床?についた。
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④『仙台市』with名取川
この日、私とTは敗北を知った。Oの5匹を除きマイマイなど皆無、ズボンは裂け、川に落ち、駅に走り・・・。
ついでにTのしゃべるが壊れた。いや壊した。僕です。ごめんなさい。
以上、本筋でない部分が多くなってしまったのでここらで報告を終わりとさせていただきます。
長文駄文失礼致しました。思い出せる範囲で書き出したつもりです。
マイマイカブリ、キタカブリを狙う方もそうでない方も少しでも情報の足しとなれば幸いです。